【受験生必見】早稲田大学・文化構想学部の英語の傾向と対策・勉強法

早稲田大学・文化構想学部は、2007年に設置された早稲田大学の中では最も新しい学部です。
 
幅広い教養をもち社会に主体的に貢献できる人材の育成を教育理念としています。
 
早稲田大学
 
早稲田大学・文化構想学部の一般入試は、早稲田大学で英語の試験を受験するコースと英語4技能テストを利用して受験するコースがあります。
 
英語4技能テストを利用して受験する生徒は、早めに対策する必要があります。
 
文化構想学部の英語の傾向や勉強法をご紹介します。
 
文化構想学部を志望している生徒は、ここに書かれているいることを参考にして、出来るだけ早く対策を始めましょう。
 

早稲田大学・文化構想学部の英語の出題傾向


 
文化構想学部の入試では、1000語を超えるような長文は出題されず、200~600語の長文が6題、会話文が1題、要約文完成問題が1題出題されています。
 
解答形式は、要約文完成問題は記述式で他も問題は全てマークシート形式です。
 
配点は75点。
 
試験時間は90分です。
 
2019年度の出題形式と問題形式を表にまとめておきます。
 

問題番号 出題形式 問題形式
長文読解(2題) 空欄補充問題
長文読解(3題) 内容一致問題
長文読解 空所への文補充問題
会話文 空所補充問題
課題文 要約文完成問題

文化構想学部入試の英語問題の難度は?

文化構想学部の入試問題は、読まなければいけない英文量は標準的ですが、問題文にも選択肢にも見慣れない単語が見られるため、読みにくいと感じる生徒が多いでしょう。
 
問題自体は、解きやすい問題が多いですが、中には迷う選択肢もあります。
 
要約文完成問題は、書き出し文が指定されていて、それに続く語を書いて完成させる問題です。
 
指定語数が少ないため、慣れていないと簡潔にまとめることは難しいでしょう。

英語4技能テストの基準点は?

大学側が設定している英語4技能テストの基準点を上回っている生徒は、国語と地歴2教科の試験だけ受けて合否を判定してくれるコースで受験することができます。
 
大学側は英語4技能テストの基準点を公表しているので、ご紹介します。
 
しかし、基準点は変更される可能性もあるため、募集要項などで必ず確認してください。
 

技能 TEAP IELTS    実用英語技能検定(英検) TOEFL iBT ケンブリッジ英検 GTEC CBT
CBT S-Interview 1Day CBT
総点 470 5.5 2200 60 160 1100
Reading 110 5 500 14 150 250
Listening 110 5 500 14 150 250
Writing 110 5 500 14 150 250
Speaking 110 5 500 14 150 250

 
国語と地歴にもそれぞれ合格基準点が設定されており、合計点で合格最低点を上回っていても不合格になってしまいます。
 
合格基準点は公表されていませんが、苦手教科を作らないように注意しましょう。

目標点はどのぐらい?

早稲田大学は毎年、受験者平均点と合格最低点を公表しています。
 
2019年度・文化構想学部の受験者平均点と合格最低点を表にまとめておきます。
 

教科 配点 科目 受験者平均点(%) 合格最低点(%)
外国語 75 英語 35.292(47.056%) 136.5(68.25%)
国語 75 43.417(57.889%)
地歴 50 日本史 36.352(72.704%)
世界史 33.613(67.226%)
合計 200

 
英語は、他の科目に比べると難しく最も受験者平均点が低い科目ということがわかります。
 
それでも、70%以上を目標に勉強しましょう。
 
英語が苦手な生徒でも65%を大きく下回るようだと、合格するためには他の科目でかなりの点数を取らなければいけなくなってしまうでしょう。

早稲田大学・文化構想学部の英語対策と勉強法

英検は受験に有利?
 
文化構想学部を合格するために、最も受験者平均点が低い英語の対策は必須ですが、難しい英語でよい点数が取れれば合格にぐっと近づくでしょう。
 
また、英語で70%以上を確実にとれるようになるためには、ミスを減らして正解できる問題を確実に正解することも大切です。

長文読解問題対策

文化構想学部入試の英語攻略には、長文読解対策が不可欠です。
 
ただ何となく長文を読んで日本語訳を見ているだけでは、長文は読めるようにはなりません。
 
文法や構文の知識を使って、英文を正しく読めるように勉強をしなければいけないのです。
 
最初は、5~10行の英文を時間をかけて丁寧に読みましょう。
 
英文で使われている文法や構文を知っていたとしても、最初のうちは気づかないことが多いです。
 
しかし、慣れてくれば少しずつ気づくようになり、文法や構文が英文中でどのように使われているのかってがわかってきます。
 
知らない単語が多すぎるとそっちに意識が向いてしまうため、精読の目的がぶれてしまうので、基礎的な単語帳を1冊暗記しましょう。
 

 
試験時間内に大量の英文を読むために、速読力を身につけないといけないと考えてしまう生徒がいますが、この程度の英文量なら速読力をつける必要ありません。
 
日本語の文章を読むときのことを、思い出してみてください。
 
速読の練習をしたことがなくても、十分な速さで読むことができていますよね。
 
これは、文章を書いてある順番に読んでも理解できているからです。
 
しかし、英文を読むときは、構造を理解しようして左右をいったりきたりしなければいけないために、時間がかかってしまうのです。
 
英語も日本語を読むときのように、書いてある順番に読んで意味を理解できるようになれば、入試で出題される程度の英文量は十分読めるようになります。
 
英文を書いてある順番に読んで理解できるようになるには、慣れが必要です。
 
早い生徒は1ヶ月もかからないで慣れてきますが、3ヶ月以上かかる生徒もいます。
 
入試までに間に合うように9月からはこの練習に取り掛かりましょう。
 
もちろん、複雑な構造の英文は読み直しても良いですが、1回読んだだけで理解できる英文が増えるほど、英文を読む速さはあがっていきます。

要約文完成問題対策

要約文完成問題は、200~300語の英文を読み、与えられた書き出し文に続く要約文を完成させる問題です。
 
設問に、in your own wordsと強調されていることから、問題文にある表現は使わずに自分の言葉で解答することが求められています。
 
文字数は4~10語と指定されているため、簡潔にまとめる練習をしなければいけません。
 
中学生で勉強するような簡単な英語表現を使って、言いたいことを簡潔に書く勉強をしましょう。
 
内容については、書き出し文があるため的外れなことを書く可能性は低いでしょうが、あまりにもずれた内容を書くことが多い生徒は、日本語の文章を読んで2行程度で要約する勉強をしてください。
 
正しい英文で書けているかは自分では判断できないので、添削してくれる人を探しましょう。

英語4技能テスト対策

英語4技能テストを利用して文化構想学部入試を受ける生徒に、大学側はどの程度の英語力を求めているのかを、多くの生徒に最も馴染みのある実用英語技能検定(英検)を例にとってご紹介します。
 
まず、英検二級と準一級の合格基準スコアを表にまとめておきます。
 

 級 一次試験 二次試験
合格基準スコア 測定技能 合格基準スコア 測定技能
準一級 1792 Reading、Listening、Writing 512 Speaking
二級 1520 460

 
文化構想学部の出願基準は、各技能スコア500以上、合計スコア2200です。
 
準一級の合格最低スコアは2304、二級は1980。
 
これより、文化構想学部が求めているのは、二級に余裕をもって合格する生徒または準一級をぎりぎり不合格になってしまった生徒ということです。
 
二級と準一級どちらを利用してもよいでしょう。
 
出願日程や他の科目の勉強をしなければいけないことを考慮すると、遅くとも秋、できれば高校2年生や高校3年生の前半に受験することをおすすめします。
 
英語4技能テストを利用して受験するには他の受験生よりも早く勉強に取り掛からなければいけないため、勉強を始める時期が遅かった生徒は、他の科目の勉強に差し障りがないように利用しない方がよいかもしれません。
 
英語4技能テストは、スピーキングやライティングがあるため、指導を受けた方が効率が良いです。
 
適切な指導者を見つけられれば、基準点クリアに近づくでしょう。

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一緒に志望校合格を目指しましょう。

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