【英語専門塾が直伝】自由英作文の対策方法|得点力に直結する対策3選とコツ3選

「いつも自由英作文で苦戦する…どう対策すればいい?」

 

「自由英作文の得点を少しでも上げるコツって、なにかある?」

 

「過去問に自由英作文がある…そもそも、どう勉強すべき?」

 

こんな疑問に答えます!

 

本記事は「自由英作文の得点が伸びない…」と感じている方や、これから「自由英作文の対策をしていこう!」とお考えの方のために、英語専門塾のENGLISH-Xが監修して制作しました。

 

本記事をしっかり読んでいただければ、自由英作文の勉強の仕方や効率よく得点を稼ぐノウハウを学べます。質の高い解答を作って英語の成績を伸ばしたい方は、ぜひ最後までお読みください。

 

※この記事は7分で読めます

英語の自由英作文とは?対策前に知るべきこと

自由英作文とは、与えられたテーマに対して自分の意見や考えを英語で表現する問題です。普通の英作文(和文英訳)とは異なり日本語の原文がないため、自ら内容・構成・表現を組み立てる力が必要になります。

 

実際に「自由」なのは、どのように書くかの英語表現の部分であり、通常は解答が満たすべき条件を与えられます。たとえば、以下のような条件です。

 

  • 使用する語数
  • 設ける段落の数
  • 書くべき内容

 

また問題には、いくつかのパターンがあります。テーマに対する立場(賛成・反対)を示しながら意見を述べるものや、イラストや写真・図表を見て説明や見解を述べるものなど、出題元によって傾向が見られる場合がほとんどです。

 

自由英作文で高得点を取るには、さまざまなパターンの問題に対応し、条件を満たす英文を書けばOKということです。しかし、その実現には経験やコツが必要となります。まずは以下で、得点力を高める対策からチェックしていきましょう。

自由英作文の得点力を高める対策3選

ここでは、自由英作文のスコアアップに直結する対策を3つお伝えします。実践するか否か

でも確実に結果が変わってくるので、まだ取り入れていないことがあれば、ぜひ実践していきましょう。

1.テンプレート(型)を使って書く

自由英作文は、テンプレート(型)を使って書きましょう。テンプレートを使えば、英作文がスムーズに書き上げやすくなります。

 

基本的には「主張 → 理由 → 具体例 → 結論」の4つの流れを意識したテンプレートを活用することで、多くの自由英作文で安定した解答が書けるようになります。多様なパターンに対応できるテンプレートの引き出しを持っていれば、さらに解答作りはスムーズになるでしょう。

 

よく使われるテンプレートの例は、以下のとおり。

 

<賛成・反対型>

 

  • I agree / disagree with 〜.
  • First, ...
  • Second, ...
  • Therefore, ...

 

ポイント:初めに賛否の立場を示し、次に理由と具体例を述べる

 

<意見・感想型>

 

  • In my opinion, ...
  • The reason is ...
  • For example, ...
  • In conclusion, ...

 

ポイント:質問の意図を読み取り、最初に自らの見解を示す

 

<イメージ(図表・写真・イラスト)型>

 

  • This picture shows ...
  • I think ...
  • That’s because ...

 

ポイント:数値や描写から読み取れる事実をもとに、意見とその根拠を述べる

 

上記は、あくまで参考例です。演習で経験を積みながら、あなたが最も書きやすいテンプレートを見つけましょう。

2.多様なテーマの問題を経験する

自由英作文で高得点を狙うなら、少しでも長く準備の時間を取り、多様なテーマの問題に触れることをおすすめします。なぜなら、さまざまなテーマに触れることでテーマ周辺の語彙力が養われ、問題への対応力が身につくからです。

 

たとえば「大気汚染」をテーマにした自由英作文を書いたことがあるなら、“air pollution”や“emission”といった単語は、すぐに書けるでしょう。不慣れなテーマでも、知っている単語でなんとかカバーできますが、表現を考えるのに時間がかかります。

 

試験本番までに多くのテーマの自由英作文を経験しておけば、表現を0から考える手間が省けるだけでなく、解答の内容を決める背景知識も得られます。余裕を持って解答作りに専念するためにも、できるだけ意識して多様なテーマの自由英作文に取り組みましょう。

3.人に添削してもらう

自由英作文の解答の質を高めるためには、必ず書いた英文を人に見てもらい、改善点を教えてもらいましょう。なぜなら自分の力だけでは、客観的かつ正確に解答の添削を行うことは難しいからです。添削は、よりよい英語表現を学ぶ機会にもなり、効率よく実力を高められます。

 

 

たとえば学校や塾の先生にお願いしたり、添削アプリや添削サービスを活用したりするとよいでしょう。添削してもらって終わりではなく、できれば「修正」したものを提出して、再度チェックしてもらえる環境を持つことがベストです。

自由英作文の解答づくりのコツ3選

自由英作文で高得点を目指すなら、準備期間を確保してしっかり対策することが重要。それに加えて、試験本番で解答を作る際の心構えも大事です。得点力アップにつながる解答作りのコツを3つお伝えするので、しっかりチェックしてください。

1.書きやすさを優先する

自由英作文の解答づくりの際は、内容の「良さ」や「独自性」よりも、書きやすさを優先しましょう。なぜなら試験における自由英作文の評価は、正確さや伝わりやすさを重視しているからです。

 

なんらかの試験における「自由英作文の採点」で重視されるポイントは、おおむね以下のとおりです。

 

  • 語彙は正確か:英語のスペルにミスがないか
  • 文法的に正しいか:文法・語法的なミスはないか
  • 論理が破綻していないか:一貫性があり、読みやすい構成であるか
  • 必要十分な内容か:求めらる内容があるか(指定の条件を満たしているか)

 

つまり自分の意見を正直に書いたり、評価される内容を考えて書いたりすることに注力するよりも、平凡でも正確で書きやすい英作文を書くことに集中するほうが高得点を狙えます。

 

もちろん内容に明らかなウソや科学的に異なる事実があれば、減点されるでしょう。しかし基本的には、自らの見解が正しい英語で表現できていれば、質の高い解答となります。難しい語彙や英語で表現しにくい意見は避け、減点の恐れが少ない英作文を心がけてください。

2.英作文の全体を読み返す

書き終わった後は必ず全体を読み返して、解答をチェックしましょう。満たすべき条件の抜けや採点者が理解しにくい点があると、痛い減点になるからです。

 

具体的には、以下のポイントをチェックしてください。

 

  • 書くべき内容に漏れがないか
  • 結論と主張が一致しているか
  • 説明不足で伝わりにくくないか
  • 「理由」が主張の根拠になっているか
  • 具体例が主張や理由を支持するものになっているか

 

解答づくりの際は、英作文に集中するので、必要な内容を盛り込み忘れたり論理の飛躍に気づかなかったりします。したがって、必ず最終チェックを行ってください。いきなり英作文せずに、日本語で構成を考えて英作文を行えば、未然にズレも防ぎやすくなるでしょう。

3.解答を疑う

自分の自由英作文には、必ずミスがあると思って、解答を疑いましょう。自由英作文は基本的に減点方式なので、ミスを見つけることは得点を最大化するチャンスになるからです。

 

特に以下の点に注目して、ミスチェックを行うことをおすすめします。

 

  • 単語のつづり
  • 主語と動詞の対応
  • 単数・複数の対応
  • 接続詞の使い方
  • 時制の一致

 

演習のときから強い意識でミスチェックに取り掛かれば、チェックの目が養われ、本番でより質の高い解答を書くことが可能になるでしょう。

基本的な自由英作文の勉強法&おすすめ参考書

ここからは、自由英作文の基本的な勉強の仕方にスポット当てていきます。自由英作文に限らず、そもそも英作文が苦手な人は、しっかりチェックしてください。

 

次の3つのステップを踏むことで、スコアに直結する英作文のスキルを高めることが可能です。

 

  1. 語彙・文法の基礎を固める
  2. 使えるフレーズや例文を覚える
  3. 自由英作文に挑戦する

 

自由英作文の対策に使う教材は、資格試験においても入試においても過去問がベストであることは事実。よって「参考書はいらない」という意見もありますが、基礎から力を身につけたい方には、やはり必要です。おすすめ参考書も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1.語彙・文法の基礎を固める

まずは目標のレベルに合わせた「語彙の習得」と「文法の理解」に努めましょう。語彙と文法の知識は、どんな英語の問題に対応するためにも必要なものだからです。

 

ちなみに「英作文の対策は、いつから始めるべき?」と思った方もいるでしょう。レベル・目標ごとに異なる推奨時期は、以下に示しています。

 

  • 高校受験:遅くとも12〜1月
  • 大学受験:理想は8〜9月
  • 資格試験:理想は学習期間の中盤

 

当然ながら少しでも早いほうがよいですが、基礎が固まっていない時期に取り組んでも、学習効率は下がってしまいます。長文対策に入るタイミングと同時にスタートするのが、理想的なタイミングです。

 

「単語や文法の学習に不安がある…」という方は、以下の記事も参考にしてください。

2.使えるフレーズ・例文を覚える

自由英作文で効率よく得点を稼ぐためには、使い慣れた表現をうまく使い回すのがコツです。使い慣れた表現の引き出しが多いほど、迷いなくスムーズに解答を書き上げられますし、ミスも減らせます。

 

自由英作文に使えるフレーズや例文のストックを増やすためには、まず和文英訳系の参考書に取り組みましょう。おすすめの参考書は、以下のとおりです。

 

  • 大学入試 英作文ハイパートレーニング 和文英訳編(桐原書店)
  • ドラゴン・イングリッシュ基本英文100(講談社)

上記の2冊は、例文を暗記することで、英作文に頻出する表現や文法・構文を習得することに特化しています。いずれもCDが付属しているため、音声を活用して移動時間にリスニング学習できる点が、非常に魅力的です。

 

基礎から英作文の対策を始める人は、まず『ハイパートレーニング』から取り組み始めるのがおすすめです。GMARCHレベルまでの英作文であれば、十分に対応できます。それ以上のレベルを目指す方は、必要に応じて『ドラゴン・イングリッシュ』に取り組みましょう。

3.自由英作文に挑戦する

最終的に自由英作文を仕上げるための参考書は、過去問がベストです。ただし、いきなり過去問に取り組んでも、数に限りのある問題をうまく活用できずに終わる可能性が高くなります。したがって自由英作文に集中できる参考書に、まず1冊は取り組むべきでしょう。

 

以下におすすめする参考書から、あなたに合うものを選んで、積極的に経験値を高めていきましょう。

 

  • 大学入試 英作文ハイパートレーニング 自由英作文編(桐原書店)
  • 関正生の英作文ポラリス2 自由英作文編(KADOKAWA)
  • 大学入試 最難関大学への英作文ハイパートレーニング(桐原書店)

 

『ハイパートレーニング』を1冊やり切れば、ほとんどの自由英作文に対応できる力が身につきます。もっと多様な自由英作文に触れたい人は、英検2級や準1級の自由英作文、もしくは志望大学以外の2次試験の過去問などを活用することで演習量を確保してください。

 

もしハイレベルな自由英作文に集中したい方がいれば、最初から『英作文ポラリス2 』に取り組んでください。また英文和訳も自由英作文もハイレベルな問題に挑戦したい人は、最後に『最難関大学への英作文ハイパートレーニング』で仕上げに入ることをおすすめします。

 

国公立の過去問も演習材料として用いることもお勧めします!

【結論】英語の自由英作文は対策で差がつく!

英語の自由英作文は、基本的には「自分の意見を論理的に表現する力」を試す場です。難しそうに見えるかもしれませんが、使い回しやすい表現のストックや構成のレンプレート(型)を身につけて経験を積み重ねれば、自由英作文は確実に得点源になります。

 

本記事で紹介した

 

  • 得点力を高める対策3選
  • 解答づくりのコツ3選
  • 基本的な勉強法や参考書

 

を参考にしつつ、自分に合った自由英作文の対策を今日から始めましょう。

 

それでも「英作文は、やっぱり不安…」という方もいますよね。そんな方は、ぜひ英語専門塾のENGLISH-Xで、徹底的に対策をしませんか?あなたの英語力アップに特化した個別カリキュラムを作成し、英語専門塾だから可能な丁寧な指導で目標達成をサポートします。

 

当塾ENGLISH-Xでは…自由英作文や和文英訳問題の即時添削も可能。改善点や解答の質を高めるポイントがすぐに伝えられるので、効率よく英作文の力が鍛えられます。気になった方は、ぜひ無料体験授業にご参加ください。皆さんの挑戦をお待ちしております!

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