【慶應義塾大学の英語】全学部まるっと解説!過去問の傾向や勉強法も伝授!

「慶應大学の英語には、どんな傾向がある?」

 

「慶應英語は学部ごとに難易度は違うの?」

 

こんな受験生の疑問に答えます!

 

本記事は、慶應大学を志す受験生のために、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xで現役で慶應義塾大学に在籍している講師が監修して制作しました。

 

最新の入試状況も踏まえながら、慶應大学全学部の英語について解説します。慶應英語のレベルに到達するための勉強法もお伝えするので、ぜひ最後までお読みください!

 

※この記事は、9分で読めます。

慶應大学の英語【全学部の特徴3選】

まずは、慶應大学の全学部の英語に共通する特徴を見ていきましょう。この記事では、以下の3つに絞ってお伝えします。

 

  1. 配点が高い
  2. 英文の量が多い
  3. 学部ごとに傾向が大きく異なる

1.配点が高い

慶應大学の入試では、全学部で英語の配点が高い割合を占めています。以下の表で、サクッと英語の配点率を確認してみましょう。

 

学部

試験科目

配点

総得点

英語の配点率

英語

150

350

43%

歴史

100

小論文

100

経済

英語

200

420

48%

歴史or数学

150

小論文

70

英語

200

450

50%

歴史

150

小論文

100

英語

200

400

50%

歴史

100

小論文or数学

100

英語

150

500

30%

数学

150

理科(2科目)

200

理工

英語

150

500

30%

数学

150

理科(2科目)

200

総合政策

環境情報

英語or数学

200

400

50%

小論文

200

看護医療

英語

300

500

60%

数学or理科

200

英語

100

350

29%

数学

100

化学

150

 

英語の得点率が最も高い学部では、総得点に対して半分を占め、最も低い学部でも約3割を占めています。理系の学部では、やや得点率が下がる傾向にありますが、英語は数学や理科と同等に重視されている科目です。

2.長文読解が重要

まず近年の出題形式をまとめた以下の表からは、全学部で長文読解が出題されているのが確認できます。各学部の長文の総語数がトータルで2000語を超えることは珍しくなく、どの学部の問題も英文の量が多くなっています。

 

 

経済

長文読解

文法

×

英作文

×

×

和訳

×

×

×

語彙

×

×

×

その他

内容説明

 

 

 

内容説明

 

 

理工

総合政策

環境情報

看護医療

長文読解

文法

英作文

×

×

×

×

和訳

×

×

×

×

×

語彙

×

×

×

その他

 

 

 

 

 

 

※表中の「」は、独立した大問はないが、設問として文法知識が問われることを示す

 

過去の入試問題を見てみても、慶應大学が長文読解の力を重視しているのは明らかです。長文読解の力を伸ばすことが、合格に近づくための第一歩だといえるでしょう。

3.学部ごとに傾向が大きく異なる

総合政策学部と環境情報の2学部を除き、慶應大学の英語は、学部ごとに傾向が大きく異なる問題になっています。

 

たとえば文学部の入試は「辞書持ち込みOK」というスタイルであり、複雑で抽象度の高い文章を読み解く思考力を重視した問題になっています。また総合政策学部や環境情報学部の問題は、各学部の学問における専門性の高い内容の長文を出題し、背景知識の有無も問われます。

 

慶應の特定の学部でしか見られない出題形式も、チラホラ見られます。そのため全学部に共通して、過去問の徹底的な研究と対策が重要になるでしょう。

慶應大学全学部の英語の難易度は?

慶應英語は、入試英語のなかでも最高峰の難易度レベルです。出題傾向や試験時間など解答に関する条件が異なるため、大学ごとの単純な比較はできませんが、私大の入試問題では早稲田と同等に難しいとされます。国公立の入試問題であれば、東大・京大とも比較されます。

 

また4技能をトータルで評価する「英検」とは単純に比べられませんが、対象をリーディング・ライティングに限定すれば、2級レベル以上であることは明白です。慶應の英語に対応するためには、準1級合格レベルに匹敵する英語力が要求されていると考えてよいでしょう。

 

なお、仮に慶應大学の全学部の英語を難易度で分けるならば、以下の3つのグループに分類できます。

 

  • 環境情報・総合政策・薬
  • 医・法・経済・文・商
  • 理工・看護医療

 

慶應の英語を「もし3つに分けるなら」というイメージで上のようにランキングしていますが、解く人の感覚や年度の違いで「どの学部の問題を難しく感じるか」は違ってくるでしょう。難易度が気になる方は、自ら実際に解いて確かめてみてください。

慶應大学全10学部の英語をまるっと解説!

ここからは、慶應大学の全10学部の英語について解説します。各学部の問題の特徴を、一気にチェックしていきましょう。

文学部

慶應大学文学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:120
  • 配点:150/350
  • 解答方式:記述式
  • 構成:大問1

 

文学部の問題は大問1題だけのシンプルな構成になっていますが、長文読解と自由英作文の2つのパートがあると認識しておくべきでしょう。また設問数が少ないので、1問あたりの配点が高くなってくる点には注意が必要です。

 

下線部和訳や本文の内容説明など、日本語での記述が求められるシーンが多く、国公立の2次試験のような対策が必要です。英文のテーマが多彩で内容も抽象的なので、背景知識を身につけるためにも、とにかく多くの長文を読んで入試に臨みましょう。

 

また「紙の辞書の持ち込み」が許可されている点も特徴の1で、うまく活用する練習が必要です。さらに慶應文学部の英語対策について知りたい方は、ぜひ以下の記事もチェックしてください。

経済学部

慶應大学経済学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:100
  • 配点:200/420
  • 解答方式:マーク式&記述式
  • 構成:大問5

 

 

出題

主な設問

大問1

長文読解

空所補充

大問2

長文読解

空所補充

大問3

長文読解

空所補充

大問4

論評

内容一致(不一致)

大問5

自由英作文

意見論述

 

近年は、長文3題と日本語論評1題、自由英作文1題の形式が続いています。長文は空所補充問題がメインで、その多くは文脈を読み取る力を問うものです。大問4は、大問3の長文に関する日本語の論評を読んで、その内容について答える独特な問題になっています。

 

また経済学部は、英語の長文パート(大問1〜3)の得点によって1次選抜を行います。年度にもよりますが、最低6割以上取らないと足切りに遭うため、長文で堅実に得点を重ねることが重要。引用を含む自由英作文も、合否を分けるポイントになる重要な大問です。

 

慶應経済学部の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

法学部

慶應大学法学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:80
  • 配点:200/450
  • 解答方式:マーク式
  • 構成:大問5

 

 

出題

主な設問

大問1

語彙

単語

大問2

長文読解

単語類推

大問3

会話文読解

空所補充

大問4

インタビュー読解

文脈理解

大問5

長文読解

総合的な問題

 

大問12も語彙問題ですが、前者では一定の知識が問われ、後者では文脈から意味を類推する思考力が問われます。難単語を覚える努力はコスパが悪くなる可能性もあるので、もし取り組むとしても英検準1級レベルまでの単語学習で十分でしょう。

 

また独立した文法・語法問題は出ませんが、基本的な問題に対応できる知識は身につけましょう。最も差がつきやすいのは「会話文読解」と「インタビュー問題」で、どちらも読解力を問う側面が強くなっています。独特な問題なので、過去問を通じて練習をしましょう。

 

慶應法学部の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

商学部

慶應大学商学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:90
  • 配点:200/400
  • 解答方式:マーク式&記述式
  • 構成:大問8

 

 

出題

主な設問

大問1

長文読解

内容一致・空所補充

大問2

長文読解

内容一致・空所補充

大問3

長文読解

内容一致・空所補充

大問4

文法・語彙

空所補充

大問5

中文読解

空所補充

大問6

短文読解

内容一致

大問7

中文読解

空所補充

大問8

中文読解

空所補充

 

90分で大問8つをこなす必要があるため、英文をスラスラ読んで問題を解ききるスピード感が得点を高める最重要課題となります。また空所補充タイプの設問が多くなっているため、長文演習や過去問対策を通じて解き方を安定させ、得点力を高めることが重要です。

 

文法・語彙系の問題や文法問題も出題されますが、標準的なレベルの設問がほとんどです。基礎から標準レベルの英文法の参考書(問題集)に取り組めば、対策として十分でしょう。知識を深める学習よりも、とにかく長文読解を速く正確に解く学習に焦点をあててください。

 

慶應商学部の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

医学部

慶應大学医学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:90
  • 配点:150/500
  • 解答方式:記述式
  • 構成:大問3

 

 

出題

主な設問

大問1

長文読解

記述・空所補充

大問2

長文読解

記述・空所補充・内容説明

大問3

英作文

自由英作文

 

英文和訳・和文英訳・日本語での論述など、私立大学の入試問題では珍しいほど記述問題が多いのが最たる特徴です。長文読解のなかに多様な設問がある問題なので、国立大の2次試験のように対策するのがよいでしょう。

 

過去問に慣れてきても、試験時間90分のなかで記述問題を含む多くの設問を解きこなす難易度は高くなっています。したがって解きやすい空所補充を堅実に解き、自由英作文の質を高める対策によって得点を伸ばす意識が重要です。

 

慶應医学部の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

理工学部

慶應大学理工学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:90
  • 配点:150/500
  • 解答方式:マーク式&記述式
  • 構成:大問4

 

 

出題

主な設問

大問1

長文読解

空所補充・内容一致

大問2

長文読解

同意表現・内容一致

大問3

会話文読解

同意表現・空所補充

大問4

語彙

空所補充

大問5

英作文

和文英訳

 

慶應の理工英語は出題される大問や設問が変わりやすく、対策がしにくい問題です。発音問題が出たり和文英訳や要約が出たり、年度によって出題は様変わりします。さまざまな問題に対応できるように、できるだけ多く過去問を解いて入試に臨むのがおすすめです。

 

語彙問題や長文読解問題のなかで出題される同意表現を選択する問題は、得点を積み重ねる大きなチャンスになります。長文演習を通じて読解力を高めるとともに、語彙力の増強も意識して学習を進めましょう。

 

慶應理工学部の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

総合政策学部

慶應大学総合政策学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:120
  • 配点:200/400
  • 解答方式:マーク式
  • 構成:大問3

 

 

出題

主な設問

大問1

長文読解

空所補充・内容一致

大問2

長文読解

空所補充・内容一致

大問3

長文読解

空所補充・内容一致

 

総合政策学部の英語は、とにかく超長文対策が重要。700語から1000語以上にも及ぶ語数の長文読解が3つも出題されるので、スピーディに読んで解く練習が必須です。ただし出題される設問は解きやすいものが多いので、標準的な文法知識や文脈の理解力があれば対応できます。

 

また総合政策学部の長文は、メディアやテクノロジー分野からの出題が多くなっています。さまざまなジャンルの長文に触れつつ、時事的な話題の背景知識を得ることが、読解と解答をスムーズにするでしょう。過去問対策では、ほぼ同じ傾向の環境情報の問題も利用しましょう。

 

慶應総合政策学部(SFC)の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

環境情報学部

慶應大学環境情報学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:120
  • 配点:200/400
  • 解答方式:マーク式
  • 構成:大問3

 

 

出題

主な設問

大問1

長文読解

空所補充

大問2

長文読解

空所補充

大問3

長文読解

空所補充

大問4

論評

内容一致(不一致)

 

環境情報学部の問題は総合政策学部とほぼ同じ傾向にあり、長めの長文読解が3つ出題される形が続いています。設問のタイプもほぼ同じなので、対策の仕方も総合政策学部と同様です。

 

ただし長文のテーマは総合政策と異なり、人文科学や自然科学が中心となっています。ニュース記事や論説文から出題されることもあり、特にITや最新のテクノロジーに関するテーマに関する背景知識があると、読解や解答の助けになるでしょう。

 

慶應環境情報学部(SFC)の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

看護医療学部

慶應大学看護医療学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:90
  • 配点:300/500
  • 解答方式:マーク式
  • 構成:大問7

 

 

出題

主な設問

大問1

文法・語法

空所補充

大問2

長文読解

空所補充

大問3

中文読解

文挿入

大問4

短文読解

文整序

大問5

語彙

単語完成

大問6

文法・語法

誤箇所指摘

大問7

文法

語句整序

 

出題される問題のバリエーションが豊富で、慶應の英語のなかでは珍しく語彙や文法・語法の知識をダイレクトに問う設問が多い傾向となっています。ただし問題レベルは慶應のなかで最も易しめなので、標準レベルの設問で確実に正解を積み重ねることが合格のカギとなります。

 

また90分のなかで解くべき設問数が多い点については、注意が必要です。慶應の看護医療ならではの独特な問題もあるので、過去問演習を通じて慣れておきましょう。

 

慶應看護医療学部の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

薬学部

慶應大学薬学部の英語の概要は、以下のとおりです。

 

  • 試験時間:80
  • 配点:100/350
  • 解答方式:マーク式&記述式
  • 構成:大問4

 

 

出題

主な設問

大問1

長文読解

内容一致・空所補充

大問2

長文読解

内容一致・空所補充

大問3

長文読解

内容一致・空所補充

大問4

要約

内容一致

 

慶應薬学部の英語は、80分で1000語程度の超長文を3題も読解していく必要のある、かなりボリューミーな問題です。また設問のバリエーションも豊富で、内容一致や空所補充、同意表現や語句整序などが出題され、英語の総合力が問われます。

 

慶應薬学部の英語は傾向が変わりやすく、大問構成があまり安定しないのも特徴の1つです。また語彙レベルは慶應のなかでも上位で、専門性の高い単語がちらほら見られます。長文のテーマは医薬系や心理学系が中心となるので、背景知識の獲得も意識できるとベストです。

 

慶應薬学部の英語対策について、もっと知りたい方には以下の記事もおすすめです。

慶應英語レベル到達までの勉強法とおすすめ参考書

ここからは慶應大学の英語対策について詳しく解説します。効果的な勉強法とおすすめの参考書を紹介するので、ぜひ活用してください。

 

なお、高校基礎のレベルから難関大レベルまでの学習に役立つ「参考書ルート」については、以下の記事も参考にしてください。

単語・熟語

慶應の英語対策では、英検準1級レベルの語彙力を身につけることが重要です。準1級レベルの単語を習得していれば、どの学部の入試問題にも十分に対応できるからです。

 

なお当塾English-Xでは、塾生全員が以下の2冊を活用しています。

 

  • 英検2級 出る順パス単(旺文社)
  • 英検準1級 出る順パス単(旺文社)

 

もし上記以外で、1冊選ぶなら『ターゲット1900(旺文社)』がおすすめです。基本単語から慶應レベルまで幅広くカバーしています。

 

また熟語を強化することで、読解力や解答力がさらに向上します。『速読英熟語(Z会)』『解体英熟語(Z会)』を活用するとよいでしょう。

 

単語学習のコツについては、以下の記事もご覧ください。

 

以下の動画では『難関大英語の未知単語予測テク』も紹介しています。読解時の負担軽減に役立つので、ぜひチェックしてください。

文法

文法の基礎力は、長文を正しく読解するうえでも、文法・語法系の設問で正答率を高めるうえでも不可欠です。授業や参考書で基本のインプット学習を終えたら、次にNext Stage 英文法・語法問題(桐原書店)』などの4択問題集で演習を積みましょう。

 

ちなみに『Next Stage』の効果的な活用法については、以下の動画で解説しています。

基礎の網羅的なチェックが済んだら、より実践的な問題に取り組みましょう。文法問題の得点力向上には『全解説 頻出英文法・語法問題 1000(桐原書店)』が有効です。余裕があれば、『全解説 実力判定 英文法ファイナル問題集(桐原書店)』に取り組むのもよいでしょう。

 

以下の動画は『早慶のための英文法ランダム演習/特別授業』です。早慶レベルの文法問題を解くコツが知りたい方は、ぜひチェックしてください。

「文法の勉強が苦手」という方は、以下の記事も参考にしましょう。

英文解釈

長文読解の前に、英文解釈の学習を行いましょう。論理的に英文を理解する力がなければ、慶應大学の問題に対応するのは難しくなります。

 

慶應英語には、1文が長かったり挿入が多かったりと複雑な英文が見られます。他大学よりも高度な解釈が求められるので、英文解釈に特化した参考書を活用して、論理的に読む練習をすべきでしょう。 おすすめの参考書は、以下のとおりです。

 

  • 英文解釈ポラリス12KADOKAWA
  • ポレポレ英文読解プロセス50(代々木ライブラリー)

 

基礎から実践レベルまでに対応している『英文解釈ポラリス』シリーズが、基本的にはおすすめです。より高度な英文解釈の力を養いたい人は『ポレポレ』にも挑戦してみましょう。

 

もとより英文は、品詞の役割や文構造を意識しながら論理的に読むことで、正確に意味を捉えられるものです。英文解釈の学習に時間を割けば、確実に読解力の向上につながるでしょう。

長文読解

長文読解の力を育むためには、まずは精読を重視することが超重要。しっかり内容が把握できないと問題は解けないですし、速く読むことも不可能だからです。

 

感覚的にざっと読むのではなく、英文解釈の学習を活かして、正確に読むことに集中しましょう。初期段階は、長文演習に制限時間を設けなくてもOKです。文構造など解説が充実しているThe Rules英語長文問題集(旺文社)』シリーズは、この初期段階にぴったりです。

 

英文を正確に読めるようになってきたら、演習量を増やしましょう。『やっておきたい英語長文』シリーズは、長文の語数別になっているため、慶應の長文対策に効果的に活用できます。また長文の収録数が多い点も、魅力の1つです。

 

また超長文の読解対策には『パラグラフリーディングのストラテジー12(河合出版)』の活用もおすすめ。文章構造を把握しながら読むスキルを高めて、長い文章でも「本文が伝えたいこと」を見失わずに理解する力を養えます。

「長文が苦手だ」という方には、以下の記事もおすすめです。

 

また以下の動画では「MARCH・早慶の基本レベルの読解」について解説しています。長文読解の力を高めたい方は、ぜひ参考にしてください。

英作文

英作文は、出題のない学部もあります。各学部の問題解説の末尾で対策記事をご案内しているので、気になる方はそちらでチェックしてください。なお英作文の基本的な学習方法は、以下の記事で解説しています。

なお慶應の独自問題には、リスニングが出題されません。ただし大学受験全体で英語の4技能を重視する機運は高まっており、慶應文学部では外部試験(英検など)の結果を採用する方針も打ち出されています。よって今後も「リスニング」関連の情報は、チェックすべきでしょう。

慶應英語の過去問対策にまつわるQA3

ここでは、慶應大学の英語対策として、受験生が抱きやすい疑問にお答えします。以下の3つのポイントについて詳しく解説するので、ぜひ学習の参考にしてください。

 

  • 過去問対策はいつから始めるべき?
  • 他学部の過去問も解くべきか?
  • 過去問が難しくて解けない場合はどうする?

過去問対策はいつから始めるべき?

可能であれば早めに取り組むのが理想ですが、現実的には高校3年生の9〜10月頃が適切なタイミングとなるはずです。

 

まずは高3の夏前(67月)までに単語・文法などの基礎力を完成させ、夏期は長文読解を中心に学習を進めてください。経験値がたまってきた秋は、実践力を養う絶好の期間です。この期間に過去問演習をスタートさせ、弱点の克服にも取り組むのがベストな流れでしょう。

 

過去問演習の開始は、多少遅れても構いません。人によっては、12月から取り組んでも間に合います。焦って過去問を解くより基礎をしっかり固めたうえで取り組むほうが、最終的な得点力の向上につながるでしょう。

他学部の過去問も解くべきか?

もちろん志望学部の過去問が最優先ですが、出題形式が似ている学部の問題を解くことは対策として有効です。受験する学部よりも難易度が極端に高い学部の問題に取り組む必要はありませんが、レベルが近い問題は積極的に活用しましょう。

 

また、入試の傾向は年ごとに変化することがあるため、異なる形式の問題にも触れておくと柔軟に対応できるようになります。他大学の問題については、時間的に余裕がある場合や、類似問題が見つからない場合に解く程度で十分でしょう。

過去問が難しくて解けない場合はどうする?

最初は過去問が解けなくても、気にする必要はありません。慶應大学の英語は難易度が高く、初めから完璧に解ける受験生はごくわずかです。過去問演習の序盤は「解けなくて当然」というスタンスで取り組み、復習を重視しながら学習を進めていきましょう。

 

過去問演習は、単に解くことが目的ではなく、解いた後の振り返りが最も重要です。間違えた原因を徹底的に分析し、どうすれば正解できたのかを考えることで実力は伸びます。じっくりと本文と向き合い、足りなかった知識を補う時間を大切にして対策を進めましょう。

慶應大学英語は全学部傾向が違う!過去問対策が重要!

慶應大学の入試は、すべての学部で英語力を重視しています。入試に通用する力は簡単には身につかないので、少しでも早く慶應英語を意識した英語学習を進めましょう。進学したい学部が明確なら、より早くから問題傾向に合わせた学習を行うことが合格への近道となります。

 

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