
明治大学経営学部は日本の私立大学の中ではじめて発足した、明治大学のなかでも歴史ある学部です。明治大学の学部のなかでも、とくに倍率が高く、競争率が高い特徴があります。
明治大学経営学部の入試は、配点が他の科目よりも高い英語入試でしっかりと得点を稼ぐことで合格に近づきます。
「明治大学経営学部に合格したい」と考えるものの「英語の入試対策は何をすればいいのか不安」と感じている人に向けて、今回は、明治大学経営学部英語入試の対策方法や勉強方法を伝授します。
本記事は目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが、明治大学を目指す受験生のために制作しました。対策や勉強法だけでなく、英語が不安な人に向けて、受験に向けて役に立つ情報もお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。
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明治大学経営学部の英語入試の基本情報
ここでは、明治大学経営学部の英語入試の概要についてお伝えします。
明治大学はどの学部も人気で高く倍率が高めですが、なかでも例年多くの入学希望者が出るのが、経営学部です。
入試方式によって異なりますが、倍率は3倍を超えるため高い正答率を求められます。そのため、基礎も応用も幅広く得点を獲得するための準備が欠かせません。
明治大学経営学部に合格するために、最新の情報をチェックしたうえで、英語の問題形式や配点などを把握して点数獲得を目指しましょう。
配点情報
明治大学経営学部の入試は、大学入学共通テスト利用入学試験と、出願した学部・学科・方式が指定している科目を選択、受験する学部別入学試験の2つに分かれます。英語の配点は、試験の形式により異なります。
各試験形式での配点は以下の通りです。
共通テスト利用入試
形式 |
点数 |
前期3科目方式 |
リーディング100点 リスニング100点 |
前期4科目方式 |
リーディング100点 リスニング100点 |
一般
学部別 |
コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現合計150点 |
全学部統一 |
コミュ英Ⅰ・コミュ英Ⅱ・コミュ英Ⅲ・英語表現合計100点 |
出題範囲
明治大学経営学部の一般入試は、例年2月上旬に実施されます。明治大学経営学部の英語入試では、長文読解問題が2題、文法・語法や語彙に関する問題が1題、会話文問題が1題出題されます。
語彙力や文法力、精読力など英語の知識を幅広く問われる傾向です。試験時間は入試形式によって異なり、学部別形式では70分、全学部共通では60分です。
出題数が多いため、時間配分を考えながら問題を解く必要があります。
出題形式
明治大学経営学部の英語入試の一般入試では、以下の5つの科目から出題されます。
・コミュニケーション英語Ⅰ
・コミュニケーション英語Ⅱ
・コミュニケーション英語Ⅲ
・英語表現Ⅰ
・英語表現Ⅱ
共通テストを利用した受験では、リーディングとヒアリングが出題されます。
長文読解が苦手な人は、以下の記事で攻略方法を解説しているので、参考にしてください。
「長文読解の勉強に使う参考書がわからない!」
「たくさん参考書があってどれを選べば良いかわからない!」
そんな悩みを抱える方は下記の記事を参考にしてみてください。
解答形式
明治大学経営学部の英語入試は選択式と記述問題が出題されます。
明治大学経営学部の英語入試の難易度
明治大学経営学部の英語入試では、長文読解問題が大問2題、文法・語法や語彙に関する問題が大問1題、会話文問題が大問1題出題されます。
単語や文法は基本的なものが多い傾向ですが、試験時間の割に問題文が多い点では難易度は高めといえるでしょう。問題を時間内に回答するためには、高い精読力と速読力が求められます。
明治大学経営学部の英語の傾向
明治大学経営学部の英語入試は、ボリュームが多いため、試験の傾向をしっかりと把握しておきましょう。経営学部の英語は以下のような傾向があります。
・文法力と語彙力を重視する傾向
・評論問題も会話問題いずれも出題される
・和文英訳・英文和訳共に頻出
・スピード解答が求められる
文法力と語彙力を重視する傾向
明治大学経営学部の英語入試は例年大問4問のうち、1問は文法・語法や語彙に関する問題が出題されます。
また、長文読解では、空欄補充問題の出題も多めです。空欄補充問題の内容は、文脈に沿って接続詞を当てはめる問題や慣用句を完成させる問題など多岐に渡ります。
英語入試で高い得点を取るためには、文法力と語彙力を高める必要があるでしょう。
近年は、とくに語彙を問われる問題が多い傾向にあります。基本的な単語や文法・語法は暗記するつもりで対策を行いましょう。
評論問題も会話問題いずれも出題される
明治大学経営学部の英語入試の長文問題は、評論問題、会話問題いずれも出題される傾向にあります。試験時間に対して問題数が多めのため、長文読解でも問題文を読み返すことなくスムーズに解答する力が求められます。
どちらの問題にも対応ができるように、日頃から、さまざまな形式の長文問題に慣れておきましょう。
英語の長文読解の攻略方法や勉強方法については、以下の記事を参考にしてください。
和文英訳・英文和訳共に頻出
明治大学経営学部の英語入試は、空欄補充問題が多く出される傾向ですが、和文英訳・英文和訳の問題も出題されます。
とくに、長文読解問題では指示語や代名詞が多く見られるため、前後の文脈から推測して、英訳や和訳をする力が求められます。
スピード解答が求められる
明治大学経営学部の英語入試では、学部別入試の場合、70分以内に問題を解き切る必要があります。例年、大問が4つ出され、45〜50問ほどの問題数が出題されます。
長文や会話文を読み込んだうえで40問以上の問題に回答するには、スピード感が重要です。文章は1度読んで理解する精読力や、基本的な単語や慣用句は頭に入れておきましょう。
会話文では口語表現が多く出題されます。会話問題に特化した問題集を用意して完璧に仕上げておきましょう。
明治大学経営学部の英語入試対策
明治大学経営学部入試の配点は、英語150点に対して、国語、選択科目は100点と、英語の配点が高い傾向にあります。
明治大学英語入試で合格に近づくためには、攻略ポイントを押さえましょう!
明治大学経営学部の入試対策は以下の方法です。
・速読能力を鍛える
・基本的な英語力が重要
・時間配分
・語彙力を強化する
速読能力を鍛える
明治大学経営学部の英語入試では、文法や語彙を問われる大問以外に、長文読解が2問、会話文が1問出題されます。70分の試験時間で長文を読み問題を解くために、速読力を鍛えましょう。
英語の速読力を上げるためには、単語を一語ずつ追うのではなく、まとまりごとに認識して読む訓練をしましょう。区切りごとにスラッシュを入れて、文章のまとまりを意識します。あとから推測できるため、分からない単語は立ち止まらずに読み進めていきましょう。
長文を読む機会を増やしたり、長文を読むときに時間を図ったりすることも速読力の向上に役立ちます。1分間に180語が読めるレベルを目指しましょう。
基本的な英語力が重要
明治大学経営学部の英語入試では、内容一致・空所補充、同意表現など標準的な難易度の問題が出題されます。基本的な単語や文法・語法は意味や用法をおさえて問題を取りこぼさないようにしましょう。
また、一般的な辞書や単語帳には載っていない意味や表現が問われることもあるため、前後から推測して回答する力も求められます。正しい解答を導くためにも、基本的な単語や文法、慣用句は暗記しておきましょう。
時間配分
明治大学経営学部の英語入試は70分で、読解問題2題、文法問題1題、会話文1題が出題されます。時間に対して問題量が多いので、得点を取るためには時間配分に気を付ける必要があります。文法問題、会話文はあわせて10分ほどで問題を解き、残りの60分を30分ずつ長文読解に割きましょう。
文法問題・会話文 | 5分×2=10分 |
読解問題(2題) | 60分 |
計 | 70分 |
長文読解は、従来600〜700語程度だったものの、近年は1,000文字近くまで語彙数が増加しています。比較的読みやすい文章が出題されるとはいえ、時間配分を考えながら読み進めないと、最後の問題までたどりつけない可能性もあります。
時間切れを防ぐためにも、解ける問題から素早く処理しましょう。長文読解は、自分が読みやすいものから手を付けることをおすすめします。
語彙力を強化する
明治大学経営学部の英語入試は、難解な英単語や英熟語が頻回するわけではありません。基本的な英語が多く使われているので、語彙力を増やしておけば前後の文章から意味を推測する手間が省けます。
長文読解では、空欄補充で文法・語彙を問われる事が多いため、文法力・語彙力を上げておきましょう。
まとめ
明治大学経営学部の英語入試は、70分で大問4つが出題されます。文章や使用される単語の難易度は平均的なものの、問題数が50問ほどと多いため、時間配分を考えて試験に取り組む必要があります。
速読力や精読力を高めつつ、語彙力や文法力をあげて、英語入試の対策に努めましょう。
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