形容詞には二つの用法があります。
- 名詞を前から修飾する用法→限定用法
- 名詞を後ろから修飾する用法→叙述用法
限定用法の場合、a cute dogやa cool posterのように名詞を前から修飾します。前者の文だとあまたいる犬のなかから「かわいい」犬だけに限定しているし、後者ならば数あるポスターの中から「かっこいい」ポスターだけに限定しているということになります。
対して叙述用法の場合は、第2文型SVCや第5文型SVOCのC、つまり補語の位置で用いられる形容詞が叙述的用法の形容詞ということになります。
Tom got sad.
上の第2文型の文では、形容詞sadが動詞を挟んでTomを後ろから修飾しています。
Tom made him sad.
上の第5文型の文では、sadが直前の代名詞himを後ろから修飾しています。
また、一般的に接頭辞a-で始まる形容詞asleepやafraidなどは、叙述用法でしか用いることができません。