大学の入試問題は、必ず何割かの応用問題・難しい問題を含んでいます。大学や学部間によって比率は違ってきますが、大体下のようなイメージですね。この中の基礎問題のCと実践問題のBだけを優先して解いていくようにするわけです。

それを実際の入試問題で当てはめてみましょう。嗅覚が働いてくると下のように各設問の難易度を嗅ぎ分けられるようになってきます。(1)は「てこずりそうだ」と分かれば、(2)(3)(4)を優先的に解いて、時間があまれば(1)に戻るというふうにやります。

もちろんこれは、演習をやる時にいつもその難易度、正しくは自分の習熟度=力量に対しての難易度を意識していなければいけません。「これは習った知識の寄せ集め問題だから解けそうだ」とか「こんな変な構文は見たことがないからてこずりそうだ」といったことです。普段皆さんがやっていることをもっと意識してやっていけば、この嗅覚が身についてきます。