不定詞の意味上の主語4パターン

不定詞の意味上の主語は、大きく4パターンに分けられます。この知識は文法問題や長文問題で応用されるくらい重要な内容です。その分、マスターするまでには時間がかかると思いますが、意識せずにやり過ごす人と普段から意識している人では、伸びが全く違ってきます。この内容はぜひ時々戻ってきて復習をしてください。

不定詞の意味上の主語4パターン

1. 文の主語と一致する場合
2. 一般の人の場合
3. 文の主語と一致しない場合
4. 動詞 人 to do構文の場合

1. 文の主語と一致する場合

文の主語と一致する場合は繰り返しになるので、省略されています。

ex. I have nothing more to say.
「もう何も言うことはありません」

2. 一般の人の場合

一般とはみんなに当てはまるという意味です。そのためこれもあえて主語は言いません。everyoneが省略されていると考えましょう。

ex. It is wrong to tell a lie.
「嘘を言うのは悪いことだ」

3. 文の主語と一致しない場合

to不定詞の前に「for 人」を入れて意味上の主語(S')を明示します。このパターンではfor ~ to・・がS'V'の関係になるので、スラッシュはforの前に入れた方が、文は見やすくなります。

ex. This book is too difficult for me to read.
(readの主語がThis bookはありえませんね)
「この本は難しすぎてぼくには読めない」
cf. This book is too difficult to read.
(S'はもちろん一般の人です)
「この本は難しすぎて(誰にも)読めない」
* "cf."は参照の意味です

4. 動詞 人 to do構文の場合

頻出・最重要の構文です。見かけたらすぐ気づいて欲しいのですが、慣れるまでは時間がかかるでしょう。この構文をつくる動詞は多く、3と違って意味上の主語にforはつけません。これ以降ではask 人 to do構文として説明していきます。

ex. I want you to keep waiting for some time.
「きみにちょっと待ってて欲しいんだ」 
(≒I want / you keep waiting ~.)

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