2種類の目的語で重要なことは?

他動詞ask「尋ねる」を例にしましょう。「尋ねる」行為は当然「相手」がいなければできませんね。また尋ねる「ことがら」も出てきます。つまり2種類の目的語をとれる動詞なのです。

ex.I asked him ~  「私は 彼に 尋ねた」

I asked the question ~  「私は その質問を 尋ねた」

上の例文のように、目的語が一つしかない文は問題ありません。ただしaskのように、動詞によっては2種類の目的語を同時にとれる場合もあり、その際英語では語順に注意しなければいけません。日本語の訳順とも比べてみましょう。

ex.I asked him the question.  「私は 彼に その質問を 尋ねた」

I asked the question him.×  「私は その質問を 彼に 尋ねた」

ここが日本語とは大きな違いで、英語では2種類の目的語を一つの文中で使う場合、基本的に「相手+もの/こと」の語順で置かなければいけません。この形で使われる動詞は限られてくるので、頻出のものだけでも暗記しましょう。この目的語を2つ同時にとった形はSVOOの第4文型と呼ばれています。

2種類の目的語の語順

他動詞(Vt)+相手(O)+もの/こと(O)
第3文型=SVO.
第4文型=SVOO.
第4文型(SVOO)になる動詞

- give「~に・・をあげる」Give me some money.
- tell「~に・・を伝える」Will you tell me how to use?
- show「~に・・を見せる」Show me your textbook.
- ask「~に・・を尋ねる」You can ask me anything.

第4文型は前置詞のto/forを使って「他動詞(Vt) + もの/こと(O) + to/for + 相手(O)」の第3文型に書き換えることができます。どちらの前置詞を使うかは動詞で決まり、動詞が方向性を持つものならばtoを、そうでなければ forを使います。演習14で扱います。

ex.Show me your textbook. = Show your textbook to me.

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