完了形(=have+過去分詞)を一言で表すと「時間の幅」をイメージさせる表現です。
この点では単純形・進行形と大きく異なるので、区別もしやすいと思います。
ex. | He lives alone. 「彼は一人暮らしです」[習慣・状態] He has lived alone since a child. 「彼は子供の頃から一人暮らしです」[継続] |
完了形は1つの形で大きく3種類に訳せるので、文中でどの訳がふさわしいか自分で判断しなければいけません。めんどくさいようですが、次で説明するシグナルに注目すれば訳しやすくなると思います。ここでは3種類の用法を確認しておきましょう。
(和訳はおもてに表れない場合も多くあります)
完了形の形 完了形=have+過去分詞 |
完了形の3用法と訳し方 [継続] ずっと~の状態である場合 「(ずっと)~である」 I have known him since a child. 「彼を子供の頃から知っています」 (←子供の頃から今までの時間の幅) [経験] ~回という経験がある場合 「~したことがある」 I have met him twice. 「彼に2回会ったことがある」 (←生まれてから今までの時間の幅の中で) [完了] 何かの状態を終えた場合 「~したところだ」 She has just arrived. 「彼女はちょうど着いたところだ」 (←移動を始めてから終えるまでの時間の幅) |