不可算名詞とは、そのモノを数えられない名詞です。例えば水(water)は分子レベルで見れば数えられるかもしれませんが、一般的に水を数えるということはできないので、不可算名詞となります。ただし、コップ1杯の水とすれば、1まとまりとして水を数えることができるので、その際は可算名詞として扱われます。
そして、不可算名詞も「固有名詞」、「物質名詞」、「抽象名詞」に分類することができます。
固有名詞は特定の物、人、場所を示す語です。大文字で書き始めます。東京(Tokyo)や月曜日(Monday)、Tomなどの人名がそれにあたります。
物質名詞は液体や気体など存在はするものの一定の形を持たないものをいいます。コーヒー(coffee)やガス(gas)などは、容器などに入れれば数えられるものの、そのもの自体では数えられないので不可算名詞に分類されます。
抽象名詞は、形のない、概念や抽象的なもの、性質や状態などの無形のものを指します。平和(peace)や価値(value)などの名詞はこれにあたります。