使役動詞(make / have / let)・知覚動詞(see / hear / feel etc)は、5講座不定詞で扱う重要単語のグループです。 使役動詞のmakeを例にとると、
- 後ろに動詞の原形がつながる
- 「~させる」と訳す
といった特徴があります。下の例文ならば、本来はto goと不定詞がつくところですが、そのtoが省略され、後ろに動詞の原形のgoが残った形になります。(文法書で原形不定詞の項を簡単に確認してみてください)
ex | She made him go there. (She made him to go there.) 「彼女は彼をそこへ行かせた」 |
[能動態]
3つの書き換え部分を確認
主語(S) | 述語(Vt) | 目的語(O) | 修飾語句 |
She | made | him | go there. |
[受動態]
まずは普通に書き換えると
⇒ He was made go there by her.
使役動詞の受動態なので原形動詞の前にto不定詞を補います
⇒ He was made to go there by her. ○
「彼は彼女にそこへ行かされた」
この答えは実は"She made him to go there."(toがついているのでもちろん誤文)を 受動態に書き換えた答えと一緒になります。つまり使役動詞の文は、能動態でto不定詞が省略されていると考えれば、分かりやすいでしょう。
使役動詞・知覚動詞を含んだ文の受動態 原形動詞の前にto不定詞を補う |