疑問詞を含んだ文の書き換えは、日本文の和訳を見ると意外なことが分かります。
ex. | Where did he find the key? |
[能動態] どこで 彼は その鍵を 見つけたのですか
[受動態] どこで その鍵は 彼に(よって) 見つけられたのですか
日本文を見ると、疑問詞は二者関係=主語と目的語に関係していません。つまりあってもなくても、書き換えには無関係なのです。疑問詞が加わることで少し難しく見えますが、前述の疑問文と全く変わらずに書き換えができます。
[能動態]
3つの書き換え部分(主語・述語・目的語)を確認
⇒ Where did he find the key?
その他の語句 | 主語(S) | 述語(Vt) | 目的語(O) |
Where did | he | find | the key? |
[受動態]
疑問詞の部分は書き換えの3つの部分に無関係なので無視して受動態に
⇒ Where the key was found by him?
あとは疑問文に
⇒ Where was the key found by him?
なぜ疑問詞は二者関係になれないのでしょうか。例をあげると、「公園に」や「日曜日に」などは「出かける」につながる副詞です。つまり、場所や時を表す言葉は副詞になることが多く、疑問詞の「Where~?どこ」や「When~?いつ」の多くがこの副詞だからです。1講座の内容がここでつながってきますね。次の項目では、この例外の疑問詞Who/Whenを扱います。