自動詞・他動詞の区別が大雑把にできればここは簡単です。他動詞はその行為をするのに、他に相手やものを必要とする動詞をいいました。この「行為の対象となる相手やもの」が目的語(O)と呼ばれます。つまり他動詞の後ろには必ず目的語がつながります。この目的語を後ろにとった形はSVOの第3文型と呼ばれています。(目的語が一つの文が普通ですが、2種類の目的語を同時にとって、目的語が2つ並ぶ文もあります)
目的語(O)=名詞 目的語(O)=行為の対象となる「相手」や「もの(こと)」 他動詞teach(Vt) ⇒ 目的語 them(O) English(O) |
他動詞と目的語の間に副詞がわりこんでくることもあるので、「相手」や「もの(こと)」であることを確認して、目的語を判別しましょう。
ex. | I can't make out the question. 「私はその問題が理解できない」 |
これで主語(S)・述語(V)・目的語(O)まで習ったことになりますが、述語の動詞に着目すると文が見えやすくなるのが分かると思います。
ex. | To know the past of an indivisual helps us to know him better. 「個人の過去を知ることはその人をより理解するのに役立つ」 |
上の例文では、To knowは名詞・形容詞・副詞用法のどれかなので、この文での述語(V)は、他動詞のhelpsだと分かります。そうなるとhelpsの前までが主語(S)、後ろが目的語(O)という大きな形も見えてきます。このように述語の動詞が文の大きな形を教えてくれるので、2~7講座ではまず動詞に関係した文法を説明していきます。
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