未来というよりも、「先の時点の行為」を表すのがwill/shallの役割です。下の例文では think「思う」のは今現在で、晴れるのは今より先の時点なので、will be fineと表現されます。未来と覚えてしまうと、willの過去形wouldなんて変な話です。
ex. | I think the weather will be fine. 「天気が晴れると思う」 I thought the weather would be fine. 「天気が晴れると思っていた」 |
will/shallは単に先の行為を表すの役割なので、特に決まった訳はありません。ただし文脈によっては「意思を伴った先の行為」を表し、その場合は「~するつもりだ」と訳します。下の例文では、ifの副詞節中にもかかわらずwillが使われています(参照)。本来はwillを使えないはずですが、このsucceed(先の行為)には強い「意志」が含まれているので、省略されないわけです。特にif節の中にあるwillはこの用法を考えてみます。
単純に先の行為 = 時間が経てばそうなる(意思とは無関係)
意思を含んだ先の行為 = 主語の人の意思が含まれる
ex. |
He will be twenty next month. 「彼は来月で20歳です」 If you will succeed, do your best. 「もし成功するつもりなら最善を尽くしなさい」 |
「意思」が否定文と使われると、いこじ、つまり「固執」と呼ばれる用法になり、「~するつもりはない、どうしても~しない」と訳されます。won't/wouldn'tが必ずこの用法というわけではないので、 文中で区別しなければいけません。
ex. | The door will not(=won't) open. 「そのドアはどうしても開かない」(「開かないでしょう」 ×) He wouldn't say "Yes". 「彼はどうしてもはいと言わなかった」 |
will/shallの用法と訳し方 will/shallは先の時点の行為を表す時に使われる [意志] ~するつもりだ (if節のwillはこの用法を考えてみる) [固執] will not(=won't)どうしても~しない |