意味上の主語にofを使う時は?

to不定詞の意味上の主語はfor+人の形でしたが、it ~ for ~ to 構文で~にはさまる形容詞が「人の性質を表す形容詞」になると、it ~ of ~ to 構文になります。この形容詞は頻出語がほぼ決まっているので、暗記しておきましょう。

it ~ of ~ to 構文の形容詞
nicegoodkind 親切なpolite: 礼儀正しいwise: 賢明な(+の形容詞)
sillystupidfoolish: 愚かなrude: 無礼なcareless: 不注意な(-の形容詞)

it ~ for ~ to 構文との違いは、形容詞がどこを修飾しているかの違いです。和訳から確認してみましょう。

ex. It is natural for parents to love their children.
「親が子供を愛するのは自然のことです」

親が子供を愛すること」をnatural「自然だ」と言っています。parents「親」= natural「自然だ」と言っているわけではないですね。対して

ex. It is careless of you to make such a mistake. 
「そんな間違いをするなんて君は不注意だな」

君は」=「不注意だ」と言っています。このように、意味上の主語を修飾する「人の性質を表す形容詞」 になった時にofが使われます(でも難しく考えずに形容詞を覚えれば十分です)。you = carelessと言っているので、下のような書き換えが出来ます。スラッシュを入れるところも、to不定詞の前の方が意味が分かりやすいですね。

ex.It is careless of you to make such a mistake.

= You are careless to make such a mistake.
= You are careless / to make such a mistake.
「君は不注意だな / そんな間違いをするなんて」
= It is careless of you / to make such a mistake. 

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