「疑問詞は無視して受動態に書き換えられる」とありましたが、 実はWhatとWhoの疑問詞は主語(S)と目的語(O)になることがあるため、この場合は書き換えに関係してきます。いずれにしても、3つの部分をしっかり確認すれば難しくはありません。1講座の文型を判別する基礎力があれば大丈夫です。
ex1 | What do you call this bird in English? 「この鳥を英語で何と呼びますか」 |
[能動態]
やはり3つの書き換え部分を確認
その他の語句 | 主語(S) | 述語(Vt) | 目的語(O) | 修飾語句 |
What do | you | call | this bird | in English? |
ここでのWhatは補語(C)に当たっているため、二者関係に入っていません。
疑問詞を含んだ文として、普通に書き換えができます。
[受動態]
普通に書き換えた後で疑問文に、What this bird is called in English?
⇒ What is this bird called in English? (by youは通例省略されます)
「この鳥は英語で何と呼ばれていますか」
ex2 | What does he suspect? suspect: ~を疑う(Vt) 「彼は何を疑っているんですか」 |
[能動態]
3つの書き換え部分を確認
目的語 | その他の語句 | 主語(S) | 述語(Vt) |
What | does | he | suspect? |
ここでのWhatは目的語(O)に当たっているため、二者関係に入っています。語順がひっくり返っていて分かりにくいで、親切に?元に戻して考えてみましょう。その後はwhatが疑問詞であることを忘れて、普通に書き換えをしてみます。
その他の語句 | 主語(S) | 述語(Vt) | 目的語(O) |
does | he | suspect | what? |
[受動態]
元の文の目的語が受動態での主語になるので
⇒ What is suspected by him?
「何が彼に疑われているんですか」
疑問文は普通この後で語順を入れ替えていましたが、この文では最初から疑問文の語順になっているので、これで答えになります。注意点ですが、whatに限らず疑問詞を主語にした場合、述語は単数形で受けます。(三単現のSも同様)
cf. Who is that man? / Who loves you?