Whatと同様に疑問詞Whoも主語(S)と目的語(O)になることがあるため、この場合は書き換えに関係してきます。実はこの答え方が3通りあるため、この疑問詞が問題に使われやすいのです。形は3通りですが和訳は全部同じです。
ex | Who discovered America? 「誰がアメリカ大陸を発見したのですか」 |
[能動態]
やはり3つの書き換え部分を確認
主語(S) | 述語(Vt) | 目的語(O) |
Who | discovered | America? |
ここでのWhoは主語(S)に当たっているため、二者関係に入っています。Whoが疑問詞であることを忘れて、これも普通に書き換えをしてみましょう。
[受動態]
⇒ America was discovered by whom?(前置詞の後ろはもちろん目的格)
疑問詞は文頭に、be動詞も移動するので答えは
⇒ Whom was America discovered by? ・・1
「アメリカ大陸は誰に発見されたのですか」
これにあと2種類変化した答えがあります。1から変化したもので、まず前置詞は普通「前置詞+名詞=前置詞句」というかたまりとして扱うので
⇒ By whom was America discovered? ・・2
最後も1から変化したものです。文頭に目的格のwhomはおかしい。つまり普通文頭にあるのは主格の語(he/she/whoなど)なので
⇒ Who was America discovered by? ・・3
3のWhoを「誰が」と訳すのは×です。元はWhomを強引に主格のWhoにしているだけなので、「誰に、誰を」と本来の目的格で訳しましょう。少しおさえなければいけないポイントはありますが、基本的に書き換えに関係する二者関係の印をしっかりつければ、対応できるハズです。
疑問詞を含んだ文の受動態 二者関係になれる疑問詞はWhatとWhoだけ Whoの受動態は3通りの書き換え ⇒ Whom was America discovered by? ⇒ By whom was America discovered? ⇒ Who was America discovered by? |