by以外の前置詞を使う受動態

受動態の書き換えで使われる前置詞はbyですが、一度辞書で調べてみて下さい。前置詞は一つ一つにその役割があり、内容によってふさわしい前置詞が使われていただけで、受動態だから必ずbyになる、というわけではありません。"be interested in"のように、この内容はみなさんがよく目にするイディオムという形で紹介されています。前述の群動詞も含めてイディオムを増やしていきましょう。

exThe noise surprised us.
「その騒音が私を驚かせた」

[能動態]
やはり3つの書き換え部分を確認

主語(S)述語(Vt)目的語(O)
The noisesurprisedme.

[受動態]
⇒ I was surprised by the noise. ×
「私はその騒音に驚いた」

普通ならby~となるところですが、"be surprised at"のイディオムになります。
⇒ I was surprised at the noise. ○

なぜ?と思うでしょうが、byのニュアンスよりatの方がふさわしいという理由なので、前置詞の意味を詳しく理解していないと納得は難しいでしょう。単純にイディオムということで丸暗記することをお奨めします(前置詞は8講座で扱います)。このイディオムは、形は受動態でも「~する」という能動態の訳し方になる特徴があります。暗記例文に少しまとめておきました。

by以外の前置詞を使う受動態
be interested in ~に興味がある / be pleased with  ~に喜ぶ
など、「~される」ではなく「~する」の能動態の訳になるものも多い(暗記例文参照)

この熟語の注意点は、受動態 ⇒ 能動態 に書き換える場合です。普通にbyが使われている受動態なら二者関係の把握は簡単なのですが、それ以外の前置詞が使われているとやはり混乱するようです。このイディオムを含んだ文での書き換えが問われたら、前置詞をbyにすりかえて問題を考えて見ましょう。

exI was surprised at the noise.

byにすりかえてやれば、二者関係の把握も述語の把握も簡単にできます。
⇒ I was surprised by the noise.(もちろんbyは誤文)

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