一問ごとに自分の習熟度を確認します

私は普段から難易度を意識するようになると、自然と嗅覚も身についてきます。色々なやり方がありますが、問題を解いて答え合わせをする時にひと手間を加えるやり方から紹介します。例をあげていきましょう。多分普段の答え合わせはこんな感じでやっていると思います。

普段の答え合わせ(イメージ)

これを見て、生徒さんによくこんな質問をします。

  「じゃあもう自信がある問題、復習しなくていい問題はどれ?」
  「この中で一番あやしい、質問しとかなくちゃいけないのは?」

そうすると大体あいまいな返事が返ってきますが、それではまずいですね。 同じ正解(○がついたもの)問題でも、「自信があるからもうこれはやらなくていい」のと「たまたま合ってたけど本当は良く分かってないんだよねこれ」のように違いがあるはずです。

不正解(×がついたもの)の中でも「ケアレスしちゃったけど分かってはいる」問題と「全く理解できていなくてこれは質問しないと解決しないな」という違いもあるでしょう。

一問づつこのことを意識しているかが重要なことで、それを演習問題の中に記していきましょう。これをしていないと、例えば先生に質問することもぼやけてしまいます。先生と接する時間はきっと短いでしょうから、その時間を無駄にせずに、自分の一番聞きたい質問、その時々の 学習のアドバイスを聞ける人が大きく成長します。逆にただ○×をつけた問題集を持ってきて、「間違ったとこ教えて下さい」とやると、先生側も困ってしまいます。その生徒にとって ×のところだけが本当に必要なところなのか推測しなければいけないし、時間が限られていれば一番知りたい問題だけを選り分けてくれるとありがたい、ということもあります。良い学習方法をしている人には、適切なアドバイスができるからです。

少し話がそれたので戻りましょう。一問ごとにそういった情報を書き加えていくのは大変そうですが、 どうやればいいのでしょうか。そこで次から「チェックをつける」やり方を説明していきます。

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