単純形との違いを簡単に確認しておきましょう。進行形はシグナルがありませんが、問題ではなぜか決まった動詞がよく出題されています。練習問題に入れておきました。
進行形の形 進行形 = be+~ing 「~している」 |
ex. 次の2文を比較しなさい。 |
(1) He is smoking. 「彼は(今)タバコを吸っています」 (2) He smokes. 「彼はタバコを吸っています → 彼は喫煙者です/彼はタバコを吸います」[習慣] |
進行形を使う(使っている)場合は、 本当に「その瞬間にやっているところなのかどうか」をイメージしてみましょう。(1)の文は、進行形を 使っているので、実際に目の前で吸っているのに対し、(2)の文は単純形なので、これは習慣の行為を表していることになります。区別するためにも、和訳は上のように工夫しました。
「~している」の和訳が必ず進行形(be ~ing)になる、と考えるのは間違いです。基本的には「何かをやっているところ」が進行形の表す意味ですね。ということは、動きを表す動詞(=動作動詞)はこの表現に使えますが、動きを表さない動詞(=状態動詞)は進行形に使えないことになります。入試問題では、この状態動詞が進行形で使えないことが頻出事項です。
動作動詞 = play/walk/wait etc
状態動詞 = know/want/have etc ※両方で使える動詞もあり区別は厳密ではありません
進行形にできない動詞 = 状態動詞 know/have 持っている/belong 所属している/resemble 似ている |
ex. | ×I am having a diamond ring. (○have) 「私はダイヤモンドの指輪を持ってるよ」 ×He is belonging to tennis club. (○belongs) 「彼はテニスクラブに所属している/入っている」 (←イメージすると動作ではないのでやはり進行形は不可) |