英検準二級ライティングの書き方は?慶大生が簡単に書ける方法を紹介!

 

「英検二級のライティングが不安!」

 

「英検二級ライティングってどう書けばいいの?」

 

ライティングって正解がない問題だし、どのように対策を行えばいいかわからないと思います。

 

今回はそんな悩みを持つあなたのために、英検二級ライティングの書き方を、TOEIC935点をもち、実際に英検二級の講師を勤める鎌田が解説します!

 

使える表現や型、抑えるべきポイントなど盛りだくさんの内容になっていますので、この記事さえ読めば英検二級ライティング対策はばっちりです!

 

ぜひ、最後までお読みください!!!

 

※この記事は約7分で読むことが出来ます。

 

英検二級ライティングの概要

 

まず、英検二級ライティングの概要を確認しましょう!

 

英検二級ライティングの形式

 

英検二級ライティングは問題一問に対して80~100単語の回答が求められています。

 

リーディングと合わせた試験時間85分の中で回答する必要があります。

 

個人的な回答時間の目安は20分で、長くても25分のうちに回答を終わらせるのが理想です。

 

英検二級ライティングの配点・採点基準

 

英検二級ではリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能に英検CSEスコア(国際的な英語の共通尺度、英検の採点にも用いられるようになった)が均等に割り振られています。

 

ですので、ライティングは全体の配点の1/4を占めています。

 

ちなみに、英検二級ライティングは、観点ごとの配点は明示されていませんが、下記の4観点から採点がされています。

 

その4観点は、

・内容:課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか

・構成:英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか

・語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか

・文法:文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

(出典:©公益財団法人 日本英語検定協会

です。

 

内容・構成はこの記事を読めばばっちりになります!

 

語彙・文法が心配な方は、当塾で対策を行っていますのでぜひ無料体験にお申し込みください!

 

英検二級ライティングの例題、解答例

 

【例題】

(出典:©公益財団法人 日本英語検定協会 2020年度第3回 問題用紙より抜粋

 

【解答例】

(出典:©公益財団法人 日本英語検定協会 2020年度第3回 解答より抜粋

 

例題から抑えるべきポイントは以下の3点です!

 

1.80~100語の範囲内で回答を完成させる

 

語数の目安は80~100語となっています。

 

一つ下のレベル、英検準二級では50~60語が語数の目安ですので、約2倍の量を作文しないといけないことになります。

 

語数不足や語数オーバーの場合、減点されたり、最悪の場合採点されない可能性がありますので、語数には注意しましょう。

 

2.YES/NOクエスチョン、理由を2つ出す

 

"Some people say that more apartment buildings should allow pets such as dogs and cats. Do you agree with this opinion?"

「一部の人たちは、より多くのマンションが犬や猫などのペットを許可すべきだと言っています。あなたはこの意見に賛同しますか?」

 

この問題は、Yes/Noクエスチョンになっています。

 

Yes/Noクエスチョンとは、回答がYes(その意見に賛同)するかNo(その意見に賛同しないか)という2通りになる質問のことを言い、このような質問に答える際は、初めに自分がとる立場を明示した後にそれに対する理由を述べます。

 

3.3つのPOINTSが示されているが、これは必ずしも用いなければいけないわけではない

 

問題例を見ると、POINTSに3つのキーワードが出されています。

 

これらは注意書きにも示されているように、回答に用いる必要はありません。

 

ただ、理由作成などで困った場合にそれらのPOINTSを参考に文章を作成することが出来ます。

 

例えば"Neighbors"というワードを用いるのであれば、「騒音などで隣人に迷惑がかかるから」といった回答を作成することが可能です。

 

このように理由作成に行き詰った際は、POINTSを参考にしてみましょう。

 

英検二級ライティングの書き方

 

私がおすすめする問題の解き方は以下の流れです。

 

問題文をしっかり理解

Yes/No両方の立場で、日本語でもいいので理由を2つ考えてみる

理由を英作文出来なさそうな場合、パラフレーズを駆使して簡単な表現に変えてみる

「型」を参考に、実際に書き始め、文章を完成させる

一通り書き終わったら、ミスがないかセルフチェック

 

上の流れについて、以下で詳しく解説していきます!

 

問題文をしっかり理解

 

さて、ライティングを書き始めるとなったら、最初に確認しなければいけないのが問題文です。

 

問題文をしっかりできていないまま回答に臨むと、的外れな回答をしているという理由で0点になってしまうというケースもあります。

 

このようなミスを避けるためにも、最初に問題文の趣旨を確認することは重要です。

 

次に日本語で理由を二つ考える→書きやすい方の立場、英語にしやすい方の立場を取る

 

問題文の理解が終わったら、次に行うべきことはYes/Noを決めることではなく、Yes/No両方の立場で「理由」を2つづつ考えてみることです。

 

なぜ、理由から考えるべきかというと、「どちらの立場をとっても満点を獲得することが可能」だからです。

 

ライティングの問題には、正解がありません。

 

どちらの立場をとっても、理由がどんなものでも理にかなっていれば点数が与えられます。

 

ですから、書く内容を考える際には、理由から考えることが効果的です。

 

自分が「ペットを許可すべきだ」と考えていても、その理由が出てこない場合やその理由を英語にすることが難しいと感じた場合には、逆の立場での回答を検討すべきです。

 

この段階で理由を補強する文を考えられるとベターです。

 

ただ、書き始めないと具体的なイメージが定まらないこともあると思いますので、その場合文章を書きながら考えていきましょう。

 

理由のパラフレーズ

 

理由を考え、どちらの立場をとるかを明確にしたら実際に冒頭から書き始めてみましょう。

 

文章の始まりとそれに続く文は定型的な文ですので、後ほどご紹介する型を覚えてしまえば大丈夫です。

 

理由を書くフェーズになったら、先ほど考えた理由を英作文してみましょう。

 

ここで必要になることが「パラフレーズ」です。

 

「パラフレーズ」とは、文章の要旨を変えないまま、簡単な表現に直し英作文をしやすくすることです。

 

例えば、「騒音被害が出る可能性がある」という理由を書きたいのにもかかわらず「騒音被害」という単語がわからないとき、それを英作文できるように「騒音で困る人」と書き換えると、"the person who gets trouble with pet's noise"というように知っている単語を使って文章を作ることが可能です。

 

型に当てはめて文章を作成

 

英検二級のライティングにはある程度の「型」が存在します。

 

その「型」を覚えてしまえば、0から作文する文章を約4文にすることが可能です。

 

次の章で「型」を詳しく解説していますので、「型」って何?というあなたはそちらも参考にしてみてください!

 

ミスがないかセルフチェック

 

最後に書き終えた英文を必ずチェックしましょう。

 

単語数はしっかりと範囲内に収まっているか、細かい文法上のミスはないかなど一通りセルフチェックを行うことで、不用意な失点を最小限にしましょう。

 

英検二級ライティングの型とは?

 

英検準二級ライティングの「型」とは、ライティング回答作成のひな型です。

 

ほとんどの解答例が、分解するとこの「型」に当てはまるように作成されています

 

今回は、その「型」を上記の解答例をもとにご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

問題: Some people say that more apartment buildings should allow pets such as dogs and cats. Do you agree with this opinion?

 

第1文:立場を表明(賛成・反対) I think more apartment buildings should allow pets such as dogs and cats.

第2文:理由① First, nowadays, the demand for apartment buildings that allow pets is increasing.

第3文:理由を補強する文・具体例など① This is because more and more people believe that owning a pet is a good way to reduce stress.

第4文:理由② Second, when pet owners are unable to find an apartment that allows pets, it can lead to problems.

第5文:理由を補強する文・具体例など② For example, there could be an increase in the number of abandoned dogs and cats.

第6文:再主張 For these two reasons, I agree with this opinion.

(86語)

 

この「型」で注目してほしいポイントは以下の2つです!

 

①立場を表明(第1文)、再主張(第6文)は丸写し!

 

第1文の「立場を表明」と第6文の「再主張」はほぼ問題文の丸写しをすることで対処可能です!

 

例えば、問題文と第一文をピックアップすると、

 

問題: Some people say that more apartment buildings should allow pets such as dogs and cats. Do you agree with this opinion?

第1文:I think more apartment buildings should allow pets such as dogs and cats.

 

赤字部分が全く同じ文章なのにお気づきでしょうか?

 

また同様に再主張の部分(第6文)も問題文の後半部の丸写しになっていることがわかります。

 

立場を表明するときと、再主張を行うときは問題文の丸写しを駆使し、できるだけ楽に問題を攻略しましょう!

 

②理由(第2文・第4文)と、理由を補強する文・具体例など(第3文・第5文)

 

理由を示す文章と、その理由を補強する文章、具体例は解答例だと30語で構成されています。

 

それを2つ用意しなければならないため、実際に英作文をしなければならない文章は約60語です。

 

そう考えると、それ程難しい試験ではないように感じませんか?

 

そのうえ、書くことは「理由」だと決まっているわけですから、実はそれほど難しいことは要求されていません。

 

ただ、その中でも一番頭を悩ませるのが「理由を補強する文章・具体例」ではないでしょうか。

 

しかし、これも簡単に乗り越える方法があります。

 

それは、「具体例を駆使する」ことです。

 

例えば問題例の問題に対して反対の立場をとり、「騒音被害」という理由を考えたとき、「自分が隣人のペットのせいで騒音被害を受けた」という自身の具体例を書くことが出来ます。

 

その話の真偽は問われていませんので、困った際は都合のいい具体例を作成してしまいましょう!

 

英検二級ライティングで抑えるべきポイント

 

内容より形式にこだわろう!

 

英検二級のライティングでは、内容はもとより、形式を抑えることが重要です。

 

もちろん、内容をないがしろにしていいわけではありませんが、英検二級のライティングでは内容の質よりも論理的な文章を構成できているかという面が重要です。

 

先ほど紹介した型を抑えれば、論理的な文章を構成することは簡単です。

 

一貫性を大切に!

 

英検二級のライティングでは一貫性を保つことが重要です。

 

実際に指導しているときによく指摘する点でもあるのですが、例えば賛成の立場で回答を作成しているのに、「配送料がかかる」など主張に対してのネガティブワードを入れて譲歩してしまうケースが多々見られます。

 

もちろん、通常の論説文であれば譲歩表現を入れることに問題ありませんが、80~100語と限られた範囲内で回答を作成しなければならない英検二級ライティングで譲歩に文字数を使ってしまうのはもったいないです。

 

主張がぶれてしまい、文章の質が落ちてしまいますので伝えたい主張をぶらさないようにしましょう。

 

英検二級合格のために添削をうけよう!

 

ここまでお読みいただいたあなたは、もうすでに英検二級ライティングに取り掛かる準備は万端です!

 

あとは積極的に実践練習を積み、回答の質を上げていきましょう!

 

ただ一つ、ライティングの学習では「添削」を受けることがとても重要です。

 

ライティングには正解がありませんので、自分で採点をすることは困難を極めます。

 

添削を受けることで、自分で気づくことのできなかったミスに気付くことが出来たり、より質の高い回答作成のためのアドバイスを受けることが可能です。

 

目黒の英語塾ENGLISH-Xでは英検二級ライティングの添削も行っています。

 

人数限定の無料体験授業もご用意しております!

 

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