英検準一級の難易度とレベル比較【2021年最新版】

「英検準一級に合格したい!」
 
「でも、英検準一級の難易度ってどれほどなの…?」
 
そんなこと考えたことはありませんか?
 
英検準一級を取得をしておけば、多くの国立大学や難関校から優遇措置をしてもらえるということもあり、難関校に挑戦しようと考えている高校生にとっては目指しておいて損はない資格です。
 
しかし、英検準一級は難易度も高く、合格しようと思っても、どのような勉強を行えばよいかいまいちわかり辛いもの。
 
そこで今回は、英検準一級はどの程度の難易度なのかを解説していきたいと思います。
 
この記事を読めば、英検準一級の難易度がどれほどなのかを知るだけでなく、今すぐ実践可能な、英検準一級に合格するための勉強法を知ることが可能です。
 
※この記事は約3分で読むことができます。

1:英検準級の難易度を偏差値などに換算すると?

早速ですが、英検準一級が実際にどの程度なのか、解説いたします。
 
今回は、比較がしやすい「大学」、「偏差値」、「TOEIC」の3項目に照らし合わせながら解説したいと思います。
 
上記項目を英検準一級と照らし合わせると、レベルとしては以下の通りです。
 

  • 大学レベル換算では「早慶」
  • 偏差値換算で65~70
  • TOEIC換算で700点台

 
それでは、各項目別に解説いたします。

1-1:大学レベル換算では「早慶」

英検準一級は、大学のレベルと照らし合わせた場合「早慶レベル」であるといえます。
 
理由としては、早慶レベルの大学は、英検準一級合格者に対して優遇措置をとっているからです。
 
実際に早稲田大学は、英検準一級合格者に対して英語の筆記試験を免除したり、AO入試などにおいては大きく加点することを公表しています。
 
(出典:パスナビ
 
加点をするということは、大学側としては英検準一級レベルの人材が欲しいということの意思表示とも受け取れますね。

1-2:偏差値換算で65~70

英検準一級は、偏差値に換算するとおよそ65〜70であると考えられます。
 
理由としては、上記で解説した大学の偏差値に照らし合わせると、大学側の偏差値が同様の数値になるためです。
 
(出典1:マナビジョン
 
(出典2:マナビジョン
 
実際に、早稲田大学の偏差値は学部にもよりますがおよそ70台。
 
慶應義塾大学もほぼ同様の数字であるため、目安としては十分に信頼できるでしょう。

1-3:TOEIC換算で700点台

英検準一級をTOEICのスコアに換算すると、「約700点台」です。
 
これは実際に、文部科学省が分析し、データとして公表している数字です。
 
(出典:文部科学省
 
スコアと英検の関連分布は、以下の通りです。
 

英検一級 TOEIC816
英検準一級 TOEIC732
英検二級 TOEIC517
英検準二級 TOEIC392
英検三級 TOEIC365

 
公表している数字は「732点」と明確に出ていますが、700点ギリギリでも合格したと報告している方もいますので、目安としては700点台であると考えるのが良いでしょう。

 

2:英検準一級の難易度は?

先程解説した通り、英検準一級に合格するためには早慶レベルの英語力が必要なため、難易度としては比較的高いと言えるでしょう。
 
しかし、難易度が高いと言ってもどの程度の難易度になるのかはなかなかイメージがしづらいものです。
 
では実際の難易度として、どれほどの方が英検準一級に合格しているのか
 
また、どの程度の得点率で合格できるのかについて解説したいと思います。
 
英検準一級の合格率と得点のボーダーは、以下の通りです。
 

  • 合格率は15%前後
  • ボーダーは約8割

 
それでは、各項目別に解説したいと思います。

2-1:合格率は15%前後

英検準一級の合格率は、日本英語検定協会が公式に数字として発表しています。
 
(出典:公益財団法人日本英語検定協会)
 
その合格率は、なんと「15~18%」。単純計算で、6人に1人受かるか受からないかという数字です。
 
この合格率の低さは、英検準一級最大の鬼門である、「ライティング問題」が原因であると考えられます。

2-2:ボーダーは約8割

英検準一級の合格点は、日本英語検定協会が公表しています。
 
(出典:公益財団法人日本英語検定協会
 
その合格点は、「1792点」。
 
満点が2250点であることを考えると、約8割を正答する必要が出てきます。
 
加えて、英検準一級は試験ごとに「統計的手法」で配点を決めているため、毎回配点が大きく変動します。
 
つまり、試験終了時に自己採点をしても、自身の正確な得点がわからないため、合否を正確に予測することは実質不可能なのです。
 
「この部分の配点が高いからしっかり勉強しておこう」といったような対策が取れないことからも、英検準一級の難易度はかなり高いと言えますね。

3:英検準一級に合格するには?

高校生で英検準一級に合格するためには、二級までとは違い高いレベルの英語力が総合的に求められます。
 
そのため、並大抵の努力ではまず合格することはできません。
 
では、そんな英検準一級に合格するためには、一体どのように何を勉強すればよいのか。
 
英検準一級に合格するために必ずすべきことは、以下の通りです。
 

  • 語彙力を伸ばす
  • 「ライティング」を極める

 
それでは、各項目別に解説していきます。

3-1:語彙力を伸ばす

英検準一級に合格するためには、語彙力をさらに伸ばすことが重要です。
 
英検準一級合格のために必要な単語数は、「約7500語〜9000語」です。
 
英検二級合格のために必要な単語数が5000語〜6000語であることを考えると、単純計算で約3000語は上乗せして覚える必要があります。
 
また、その上乗せされている単語全てが、日常会話で使用されるものではなく「社会生活」で必要となる実戦的な単語ばかり。
 
社会生活の中での実用性を求めた準一級だからこそ、語彙力はさらに高めていかなければいけません。

3-2:「ライティング(英作文)」を極める

英検準一級に合格するためには、語彙力を伸ばすだけではいけません。
 
英検準一級は実用性を求めた試験。最大の鬼門である「ライティング(英作文)問題」で得点がとれなければ、合格することはまず難しいでしょう。
 
英検準一級の大問4番では、社会性の高い話題に対して、自身の言葉で英作文を作成する必要があります。
 
つまり、与えられたトピックスの主題を理解し、構成もしっかりと整えて文章を作成する必要があるのです。
 
対策としては、英語力だけではなく純粋な作文能力、加えて相手に伝わるように表現する力を鍛えることです。
 
社会生活の中で英語を使用するイメージで勉強すると、効率的に身につけることができるでしょう。

 

まとめ

英検準一級は、高校生にとっては非常に難易度が高い、社会生活を意識した実戦的な試験です。
 
今まで通りの勉強方法ではまず合格できないほどの、高い難易度の試験として位置付けられています。
 
しかし、狭き門とはいえしっかりと対策を立てて望めば得点率を上げることはできるため、絶対に合格できないというほどの難易度ではありません。
 
早稲田大学などのハイレベル校を目指しているのであれば、英検準一級合格は自信にもなりますので、挑戦してみる価値は大いにありますね。
 
是非この記事を参考に、英検準一級合格を目指してみてください。
 
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