
「防衛医科大学の英語って、どう対策すればいい?」
「防衛医科大学の英語で高得点を狙うには、どんな学習が必要?」
受験生のこんな疑問に答えます!
本記事は、防衛医科大学を目指す多くの受験生を応援するために、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが監修して制作しました。
10月中ばでの受験という異例の早さで試験がある防衛医科大学を目指すあなたに向けて、英語の傾向や対策・勉強法を紹介しています。受験に役立つ情報をお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。
※この記事は、7分ほどで読めます。
防衛医科大学英語の概要
まずは防衛医科大学の入試においての、英語の概要を掴みましょう。
時間・配点
英語の試験時間は、90分です。なお筆記試験の全体像は、以下の表のとおり。
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時間 |
教科 |
科目 |
試験区分 |
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09:00~10:30 |
外国語 |
英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ |
択一式・記述式 |
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11:00~12:30 |
数学 |
数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B(数列)、数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面) |
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13:30~14:15 |
国語 |
現代の国語、言語文化、論理国語、文学国語(すべて古文・漢文を除く) |
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14:45~16:45 |
理科 |
物理基礎・物理/化学基礎・化学/生物基礎・生物(3科目の中から2科目選択) |
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17:15~18:00 |
小論文 |
- |
記述式 |
また配点は、英語のみならず全科目で非公表となっています。
一次試験に合格した者は、二次試験(口述試験・身体検査)に進み、合否が決定します。
大問構成
英語の試験は、6つの大問で構成されています。また解答方式は、択一式(マーク式)と記述式です。
年度によって、出題が多少変化することも考えられますが、主な出題は以下のとおり。
- 長文読解(空所補充)
- 長文読解(段落整序)
- 長文読解(段落挿入)
- 長文読解(内容一致)
- 語彙
- 英作文(和文英訳)
形式は長文読解がメインですが、出題されている問題を見ると設問タイプは多岐にわたり、総合的な英語力が試される問題です。
なお2021年度入試より前は、択一式(マーク式)の試験と記述式の試験が別の日に行われていました。古い過去問を使って演習を行う際は、問題形式が大きく変わっている点に留意すべきでしょう。
難易度
防衛医科大学の英語は、大学受験の標準レベルより難易度が高くなっています。その難しさの理由に、主に以下の点があげられます。
- 医学系の難しい 「語彙」が出る
- 総合的な「英語力」が早期に試される
- 試験時間に対する問題量が多めである
- トップ層の受験生が集まる
長文そのものは難解ではありませんが、医療系の英単語が出てくるため、語彙力や文脈からの推測力が問われます。
また試験が共通テストよりも早期に行われるため、早い段階で総合的な英語力の高さを示す必要があることも、攻略するためのポイントになってくるでしょう。長文読解が中心で問題ボリュームのある試験なので、長文を読むことに慣れ、テキパキ解答することも求められます。
さらに入試の難易度は、かなり高いといえます。全国模試でA判定が出るのは「偏差値70あたり」で、これは東大理一や九大、東北大などの旧帝大レベルです。また一定の過年度生がいたりTOP層の受験生が腕試しで受験したりするので、倍率が高くなっている現状もあります。
防衛医科大学英語の傾向を踏まえた対策ポイント3選
防衛医科大学の受験生は理系が多いので、理数系科目で得点を固めようとする受験生は多いでしょう。ということは、理系科目ではライバルに大きな差をつけられない可能性も…。よって少しでもアドバンテージを得たいなら、英語の対策は重要です。
英語の試験においては、まず「取れる問題を確実に取る」という姿勢が基本ですが、ここではワンランク上を目指すための対策について解説します。以下の3つを、順番に見ていきましょう。
- パラグラフリーディングを実践する
- 記述に特化したトレーニングを積む
- より高度な語彙力を獲得する
1.パラグラフリーディングを実践する
防衛医科大学の英語対策には、パラグラフリーディングを意識した読解の練習が有効です。なぜなら長文全体の構造や各段落内の文脈を意識して読解することが、解答力アップに直結するからです。さらに解答力だけでなく、長文読解の力を高められます。
これまで、長文の構造や文脈を理解することが解答に活かされるタイプの問題が多く出題されてきました。たとえば、以下のような問題が大問1つを形成しています。
- 空所補充
- 段落挿入
- 段落整序
段落内や英文内にある空所前後の文脈を読み取って、語彙や文法・語法の知識と照らし合わせる訓練ができていれば、空所補充への対応力が磨かれます。また各段落の役割や関係を把握する力の養成には、接続詞や副詞・代名詞や指示語を手がかりにして、英文の流れを思考する訓練が効果的です。
試験の大部分は長文で、内容一致なども出題されるので、もちろん精読の力も大事です。しかし、さらなる得点力アップのためには、単に個々の文を理解するだけでなく長文全体の構造を捉えながら読み進める感覚を養うことが重要です。
2.記述に特化したトレーニングを積む
防衛医科大学の英語で高得点を目指すなら、記述に特化したトレーニングも積みましょう。なぜなら一般的に「択一式」よりも「記述式」の1問のほうが配点が大きくなるので、記述問題の出来が試験結果に大きく影響すると想像できるからです。
なお、これまで防衛医科大学の英語試験には、以下のような記述式の問題が出題されてきました。
- 和文英訳
- 英文和訳
- 語句整序
- 短文英作文
- 日本語での説明問題
多様な形式の記述が出題されていますが、特によく出題されている「和文英訳」や「英文和訳」の対策には、力を入れたいところです。
和文英訳の力を鍛えるためには、同じ主旨のことを伝えられる構文やフレーズの引き出しを増やしたり、和文を簡単な日本語に言い換えたりする経験を積むべきでしょう。英文和訳においては、単に直訳するだけでなく、文脈や文章全体の流れを考慮して自然な日本語に訳す力も求められます。
また記述式問題は、普段から積極的に添削してもらうことが重要です。自分では気がつかないミスや表現方法を知ることができ、効率よく解答力を高められます。
3.より高度な語彙力を獲得する
防衛医科大学の英語試験でライバルに差をつけるためには、語彙力にもこだわりましょう。なぜなら他の試験ではあまり見ることのない医療系英単語の出題が、試験を難しくしているからです。
特に択一式の「空所補充」問題では、選択肢の単語が難解で、苦戦する受験生も少なくはありません。また絶対的な語彙力に加えて、文脈から推測する力や品詞から選択肢を絞り込む力も求められます。医療系の英単語に慣れていれば、長文読解もよりスムーズに行えるでしょう。
対策として、受験用の英単語帳を繰り返し学習することに加え、医療系の英単語を習得できる英単語帳にも取り組みましょう。また未知の単語に対しての推測力を養うことも必要です。
ハイレベルな長文読解における英単語の類推については、以下の動画で解説しているので、ぜひご覧ください。
防衛医科大学英語の学習ロードマップ&おすすめ参考書
防衛医科大学の英語の問題レベルは高く、試験日も一般的な大学入試よりも早いので、早期から入試問題を意識した学習を進めることが重要です。ここでは学習ロードマップとともに、おすすめ参考書もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
1.必要な語彙力を身につける
最終的に英検準1級レベルの単熟語を習得するのが、ベストです。しかし、いきなり取り組める受験生は、そう多くないはず。防衛医科大学の英語への対応力を養成するためのスタートとして、まずは英検2級レベルの語彙を完璧に身につけましょう。
おすすめの英単語帳は『パス単シリーズ』です。以下の2冊に取り組めば、単熟語の必要な力を身につけられます。
- 英検2級 出る順パス単(旺文社)
- 英検準1級 出る順パス単(旺文社)
またワンランク上を目指したい人は、対策でもお伝えしたように、医学系の英単語もインプットすべきでしょう。おすすめの英単語帳は、以下の2冊です。
- 話題別英単語 リンガメタリカ(Z会)
- システム英単語 メディカル(駿台文庫)
英単語を覚えるのが苦手という人は、
2.文法・語法の基礎を固める
文法・語法の知識を必要とする問題はあるものの、ハイレベルな対策は必要ありません。大学受験のための標準的な知識があれば、問題は解けるからです。よって網羅的に学習して、苦手を作らないことが最優先となります。
まずは『Next Stage(ネクステージ)英文法・語法問題(桐原書店)』のような一般的な参考書(兼 問題集)で受験英語の復習を行って、知識の総チェックに努めましょう。この1冊を繰り返すだけでも、十分に力が身につきます。
ただし他大学の医学部受験もあって文法・語法系の対策が必要なら『全解説 頻出英文法・語法問題 1000(桐原書店)』でアウトプットの機会を追加してトレーニングを行うとよいでしょう。
「文法の学習が苦手…」という受験生は、以下の記事も参考にしてください。勉強法を徹底解説しています。
3.長文読解の経験値を高める
防衛医科大学を受験するなら、長文演習の経験を意識的に積んでいく必要があります。その最たる理由は、出題される大問の大部分が長文読解であるからです。しかし、理由はそれだけではありません。長文演習を充実させる理由には、以下のように他にもあります。
- 受験の時期が早い
- 時間に対する問題量が多い
防衛医科大学の一次試験の受験日は、10月半ばごろです。そのため共通テストを受験する国公立志願者よりも、早い段階で、本番レベルの問題に対応できなければなりません。夏からは過去問対策に集中できるように、その前に長文演習の経験値を高めることが理想です。
なお長文演習におすすめの参考書は『やっておきたい英語長文500・700(河合出版)』です。しっかり演習量が確保できますし、標準レベル以上の多様なジャンルの長文に触れられます。設問の種類が充実している点も対策に適している、嬉しいポイントです。
また試験時間に対する問題量が多めなので、長文をスムーズに解釈して内容を理解し、テキパキと解答していく必要があります。自分ならではの長文読解の解答スタイルを固めて、スピーディに解答できるようになる準備を一刻も早く行いましょう。
長文読解が苦手という人は、以下の記事も参考にしてみてください。勉強法を5STEPで解説しています。
4.過去問や問題集で仕上げる
最後の3ヶ月は、過去問演習や弱点補強の学習に取り組んで、本番に向けての最終仕上げを行いましょう。残りの時期で自分の実力を知りつつ、いかに得点力を底上げできるかが勝負どころです。
ただし、残念ながら現在の問題傾向になってからの過去問は多くありません。形式の似た入試問題を探したり、類題に取り組める問題集(参考書)で、苦手な大問に特化したトレーニングを積んだりする必要があるでしょう。
以下に頻出する問題別のおすすめ参考書を紹介しているので、最後の仕上げの対策に活用することをぜひ検討してみてください。
- 空欄補充・段落整序・挿入:パラグラフリーディングのストラテジー1〜3(河合出版)
- 英文和訳:英文和訳演習-基礎編・中級篇(駿台文庫)
- 和文英訳:英作文ハイパートレーニング 和文英訳編(桐原書店)
苦手な問題があれば、上記のような問題集(参考書)でピンポイントに練習しつつ、他の医大の問題や国公立二次試験の過去問なども活用しましょう。過去問をやり尽くしていても、よいトレーニングができるはずです。
防衛医科大学の受験で英語以外に意識すべきこと
英語で高得点を取ることができれば、アドバンテージを得られる可能性は高いですが、国語(現代文のみ)や数学・理科などの他科目もバランスよく得点しなければなりません。
もし早くから英語で7割以上とれる力があるなら、さらに高得点を目指すより他の科目の対策に集中すべきでしょう。新傾向の入試になってから、一次試験で小論文の試験が実施されている点にも留意すべきです。
なお面接の練習は、一次試験に合格してからでも十分に間に合います。まずは一次試験突破に集中してください。
ただし二次試験には、身体検査もあります。もし懸念事項があるのであれば、早期に改善していきましょう。チェックポイントは、防衛医科大学校公式サイトの「入試情報」のなかにある最新の募集要項を見て確認してください。
防衛医科大学の英語対策は早期かつ総合的に!
防衛医科大学の英語で高得点を目指すためには、少しでも早期から対策を行って英語力の完成度を高めておくことが重要です。英語でアドバンテージを作れたなら、入試で優位に立てる可能性が高まるでしょう。
英語が苦手な人は、まず受験標準レベルへの到達を目指してください。医学系英単語の知識を身につける余裕があれば理想ですが、まずは多様な問題に対応できる英語の総合力を養うことが最優先です。正解すべき問題で、正解を積み重ねることが合格への近道となります。
本記事では、防衛医科大学の英語での成功を掴み取るための対策や勉強法について解説しました。これから防衛医科大学を目指す人は、ぜひ参考にしてください。それでも防衛医科大学英語の対策は不安という方は…英語専門塾のENGLISH-Xが徹底的にサポートします!
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