
中央大学は入試方法が幅広く、受験回数が多いことで有名です。
それだけチャンスがあふれているということですよね。
仮に統一入試で本調子が出なくても、一般入試で再挑戦ができることが安心のポイント。
中央大学の受験を考えている方、そして他の大学との比較をしてみたいという方へ、「中央大学の入試傾向と対策」について詳しく解説していきます。
受験詳細や各学部の出題ポイントも細かく記載してありますので、ぜひ参考にしてみてください。
【統一入試】中央大学の入試英語 対策と傾向
まずは、統一入試について細かくみていきましょう。
出願について
*中央大学の統一入試は学部共通の問題で試験を行うため、1回の試験で複数の学部・学科に出願が可能
*試験問題は共通で、外国語(英語)・国語・地理歴史・公民・数学の中から3教科3科目選択できる
*法学部・国際経営学部は4教科での受験もでき、3教科型と4教科型の併願も可能
メリット
*1回の試験で複数の学部を受験できる(チャンスが多い)
*複数学部や教科型の併願で2つ目以降から割引を受けられる(1出願目35,000円 2出願目以降15,000円)
*全国16都市17会場で入学試験を受けられる(東京・札幌・仙台・水戸・さいたま・千葉・新潟・金沢・長野・静岡・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・那覇)
試験日について
統一入試(英語) 試験日:全学科 2021年2月12日(金)
教科 | 外国語 |
---|---|
科目 | 英語 コミュニケーション英語 Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 英語表現 Ⅰ・Ⅱ |
試験時間 | 12:55~14:15 80分 |
配点 | 150点 |
法学部全教科 第3志望まで選択 (4教科型・3教科型併願可) |
必須科目 |
経済学部全学科 (1学科のみ選択) |
高得点の3教科3科目 (3教科のみ受験でも可) |
商学部 フリーメジャー (学科自由選択)・コース |
必須科目 |
文学部 人文社会学科 全専攻・プログラム 第2志望まで選択 |
必須科目 |
総合政策学部 全教科 第2志望まで選択 |
必須科目 |
国際経営学部 (4教科型・3教科型併願可) |
必須科目 |
統一入試 傾向
試験時間 | 80分 |
回答形式 | 全問マークシート |
大問題 | 6つの大問題 |
合計 | 150点 |
統一入試では長文が約6割を占め、語彙・文法が約4割となっております。
全問マークシート方式で解きやすいのですが、受験人数は多いので(滑り止め等により)合格の難易度は一般入試より高いです。
前半に語彙・文法が25問(配点55点)、空所補充4択・正誤・文正誤が出題され、後半に長文35問(配点95点)空所補充・内容説明・内容一致・同意語句が出題される傾向にあります。
統一入試 対策
語彙・文法は知識問題なので、単語・熟語を過去問題で仕上げていき、覚える際には前置詞までをセットで覚え空所を補充できるようにしておくといいでしょう。
正誤問題は狙われるポイントが決まっていることが多いです。
(例:三人称の動詞や関係詞、不可算名刺など)
したがって、英文法の基礎を繰り返しこなすことがポイントとなります。
【一般入試】中央大学の入試英語 対策と傾向
一般入試は、6つの学部があります。
それぞれ傾向と対策を詳しくみてみましょう。
文学部 入試英語
傾向
試験時間 | 80分 |
回答形式 | マーク式、記述式の併用 |
大問題 | 5つの大問題 |
合計 | 150点 |
問題数が多いので、時間配分がとても大切になります。
問題形式は毎年大きく変わらないので、事前に対策すればハードルを下げることができます。
知識系の出題が多いことも特徴で、英文は600~800文字程度です。
レベルも標準で読みやすく、英文和訳と和文英訳が記述で他は選択式の問題です。
★問題内訳
大問1 会話文(10問)
大問2 語彙・文法(5問)
大問3 語彙・文法(5問)
大問4 英作文(1問)
大問5 長文読解(20問)
※配点は長文53%、語彙・文法・会話型文法問題40%、英作文7%
対策
和訳は問題の指摘箇所の前後を踏まえ、表現に気を付けてください。
長文は読み直しを避けるため、リード文は丁寧、ポイントで要旨をまとめておくなど時間配分を考え解くといいでしょう。
「文法のインプット」「単語の意味の広さを意識して記憶」「英文の速読力」これらを重点的に鍛えることで、時間短縮で問題が解けるようになります。
法学部 入試英語
傾向
試験時間 | 90分 |
回答形式 | マーク式、記述式の併用 |
大問題 | 8つの大問題 |
合計 | 150点 |
大問が8問と多く、1〜2問目で50点もの配点があるのが特徴です。
90分という時間の中で、各問題への時間配分をしっかり決めることが重要です。
文法・語彙問題の出題数の比重が大きく、記述問題も他と比べると多いため、時間との戦いになります。
さらに法学部の試験は全体的に難易度が高めで、和訳・英作文の問題は特に難しく配点が高い傾向にあります。
選択式が4つの大問題、記述式が4つの大問題ずつ出題され、英文は論説や物語など様々なのも特徴です。
★問題内訳
大問1 英文和訳(2問)
大問2 英作文 (2問)
大問3 語彙・文法 (5問)
大問4 語彙・文法 (5問)
大問5 語彙・文法 (10問)
大問6 語彙・文法 (10問)
大問7 長文読解 (10問)
大問8 長文読解 (10問)
※配点は語彙・文法・解釈60%、長文25%、英作文15%
試験は3教科型と4教科型があり、3教科型は試験科目が少なくなるため英語の比重が大きくなります。
英語の配点が占める部分も多いので、英語が得意ならよりチャンスとなります。
対策
法学部の英語は最も難しく最初に記述式の問題が出ます。
記述式の問題が多いため、そこに時間を取られすぎると全問を解くのが難しくなります。
時間配分を意識した勉強を普段から心がけることや、先にマーク式を解くのも方法の1つですね。
表現が難しい訳などは、前後の文脈から判断して解く力を身につけることでスムーズにこなせるようになります。
1文1文正確に意味を理解できる精読力がキーポイントです。
*日ごろから英文を読んでは日本語訳を確認し音読すること
*話のつながりがない英文にならないようにすること
*英文の全体をある程度把握してから問題の部分を検討すること
など、問題を解くことを意識した日々の練習が必要となります。
ポイントとなる大問1〜2では文章の作り方を知っているか、入試に出やすい固有名詞を書くことが出来るか、構文と単語をどれだけ効率よく覚えていくかが大切です。
難しい文にせずにシンプルで覚えやすい英文を書けるようになることで、単語の書き間違いもなくせますし、時間をかけずに済みます。
経済学部 入試英語
傾向
試験時間 | 90分 |
回答形式 | マーク式、記述式の併用 |
大問題 | 8つの大問題 |
合計 | 150点 |
比較的標準で、馴染みのある形式の出題が多いのが特徴です。
読解問題は1,000文字前後と少し重く感じるかもしれませんが、英文自体がオーソドックスな単語が多いので焦らず解いていきましょう。
経済学部は制限時間が90分に対し大問数が8つあるため、時間配分が重要になります。
知識系の問題を訓練して読解に時間を配分するか、など事前にシミュレーションして臨んでください。
★問題内訳
大問1 語彙(5問)
大問2 語彙・文法(10問)
大問3 語彙・文法(5問)
大問4 語彙・文法(5問)
大問5 会話文(5問)
大問6 長文読解(9問)
大問7 長文読解(7問)
大問8 英作文(1問)
※配点は語彙・文法40% 長文40% 会話13% 英作文7%
対策
出題形式が標準レベルですので、基礎となる教材を日頃からこなしておけばスムーズに解くことができます。
そして単語一つひとつの意味を広く学んでおき、長文問題に臨みましょう。
また、英文を読む際はイメージする力や道筋を抑える力が必要になります。
日本語もしくは英文の物語を、積極的に読むようにしてみてください。
国際経営学部 入試英語
傾向
試験時間 | 90分 |
回答形式 | マーク式 |
大問題 | 6つの大問題 |
合計 | 200点 |
「国際」が付くことからもわかるように、難易度は高いです。
「発音・アクセント」と「時間配分」がこの学部のテーマになってくるでしょう。
特に発音やアクセント問題は、出題数が増える可能性もありますので重点的に勉強していくことを推奨します。
選択科目がないので、英語の能力が顕著に問われる学部になります。
200点と高めの設定になっているので、日頃から英語に触れておく必要性は出てきます。
★問題内訳
大問1 文法(15問)
大問2 発音、アクセント(10問)
大問3 文法(5問)
大問4 長文読解(10問)
大問5 会話文(5問)
大問6 長文読解(5問)
※配点は語彙・文法35%、発音・アクセント15%、長文37%、会話13%
対策
単語の似た意味や、細かい使い分けをしっかり把握しておきましょう。
例えば、微妙な違いのスペルミスをしないよう心がけたり、アクセントも普段から意識したりして勉強していく必要があります。
会話の中で最も強調する部分を選択する問題では、一番大切なのはどこか把握できると解きやすいです。
会話文をしっかりと読み空所補充の部分に来たら、会話の流れから何を言うか予測して答えを見ると惑わされにくくなります。
商学部 入試英語
傾向
試験時間 | 80分 |
回答形式 | マーク式・記述式 |
大問題 | 6つの大問題 |
合計 | 150点 |
この試験の特徴は「自由英作文」があるところです。
毎年1問出題され、80語以上で書かなければなりません。
問題のテーマに対し、個人的な考えを書くものが傾向として多いでしょう。
★問題内訳
大問1〜2 長文読解(20問)
大問3 会話文(10問)
大問4〜5 語彙・文法(12問)
大問6 自由英作文(1問)
※長文60%、語彙・文法(会話)25%、英作文5%ほどの配分
対策
まんべんなく出題される傾向が強いので、いかに苦手分野を減らすかがポイントです。
過去問題をこなしながら知識をボトムアップすることや、問題を解くスピードを上げるなどの総合力が試されるでしょう。
また、自由英作文は唯一商学部のみの出題で、80語以上の文章を10分ほどで書くこと、そして単語の書き間違いを減らすことが重要なポイントとなります。
出題のテーマには傾向があるので、例文をいくつか暗記し、それを使ってスラスラ書けるようにするだけで点数は取りやすくなります。
文法・単語の間違いをいかにしないかも重々意識してください。
配点は5~8%ですが、ここで他の受験者と差をつけておくのも良いでしょう。
理工学部 入試英語
傾向
試験時間 | 80分 |
回答形式 | マーク式 |
大問題 | 6つの大問題 |
合計 | 100点 |
理工学部は、他の学部とは大きく違う試験になります。
というのも、ほとんどが長文問題でマーク式の回答形式になっており、点数も100点満点で1番低く設定されています。
※全問マーク式となっていますが、2016年以前は記述式もあったようです。長文は短めですので、難易度は低いでしょう。
★問題内訳
大問1 長文読解(10問)
大問2 長文読解(10問)
大問3 長文読解(11問)
大問4 長文読解(10問)
大問5 語彙・文法(5問)
大問6 語彙・文法・解釈(2問)
※配点は長文84%、語彙・文法16%
対策
基本的な和訳の表現力や、読解力のスキルを強化していくと良いでしょう。
会話問題には自然科学や生物学に関する題材が多いなど、出題される問題の傾向が決まっています。
過去問題でパターンを確認しておくと抵抗なく問題に取りかかれます。
★長文読解力を極めたいならこの教材がオススメ!
【まとめ】
中央大学の入試傾向や、各学部の対策について細かくご紹介いたしました。
普段心がけている勉強法とは少し違う部分もあるかもしれませんが、基本的に「過去問を繰り返す」ことで合格に大きく近づきます。
また、時間との戦いになるので、配分のシミュレーションは必ず行ってください。
傾向を知り、一通り問題を解くこと。
そしてつまずいた部分を重点的にチェックすることで、バランスよく問題を解けるようになります。
中央大学は学生にとって非常に勉強がしやすい環境設計がされています。
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