英検二級の長文問題の学習のコツ!問題の傾向と対策

英検二級にこれからチャレンジしようとしている皆さん、しっかり長文対策をしていますか?
 
リスニングや会話表現は出来ているのに、長文がボロボロで悔しい思いをしたという声が高校生やその受験生の中から多く届いています。
 
当記事では英検二級に必要な長文問題に関する情報やコツを知っていただくことで、英語スキルのアップにお役立ちいただけるようになっています。
 
是非、本記事をご一読ください。
 
自身も英検二級を所持しており、多くの教え子に英検対策やアドバイスを手がけるbookworm0620が解説します。
 
※この記事は約4分で読むことができます。

英検二級の長文問題の傾向

英検二級で出題される長文問題を解く技能であるリーディング問題は大問3つに分けて出題されています。
 

  • 語彙問題:20問
  • 長文語句問題:6問
  • 長文内容問題:12問

 
(出典:公益財団法人日本英語検定協会
 
語彙問題は厳密には長文とは違いますが、短文・中文の文脈を把握しないと正解できないことから長文扱いで問題ないでしょう。
 
英検二級を合格するための目安は6割ですので、しっかり分析をした上での対策が欠かせません。

語句空所補充問題

大問1である語句空所補充問題は、短文あるいは会話文に、文脈に合った適切な語句を補う問題です。
 
20問のうち、語彙力を問う問題が10問、熟語理解の問題が7問、残り3問が文法を問う出題が目立ちます。
 
英検二級合格ラインが6割目安のため、12問は確実に取りたいです。
 
文脈を把握することが重要なため、空白の前後だけではなく、文全体を読み取る意識が必要になります。
 
また4択という特徴を利用して、怪しいものから消去する考え方が大事です。
 
また気をつけて欲しいポイントが時間配分です。
 
この後に続く長文問題もあることから、悩んでも難しい問題は割り切って次に進むという選択も必要になります。
 
(出典:公益財団法人日本英語検定協会

長文の内容一致選択問題

大問2,大問3と長文の文脈を読み取る問題が出題されます。
 
大問ごとに特徴が異なるので、設問に合った読み方と時間配分が決め手となるでしょう。
 
特に気をつけるべき問題が、内容一致選択問題です。
 
長文問題は大きく分けて2つの出題形式になっています。
 

  • 語句に関する問題
  • 内容に関する問題

 
語句に関する問題については、文法的な要素が大きいため文脈が読み取れなくても正解できることがあります。
 
しかし、内容に関する問題については読解的な要素が重要視されているので、読み取りが弱いと正解数を伸ばすことは難しいです。
 
内容に関する出題がメインである大問3は、合格ライン目安が6問中4問の正解です。
 
300語前後の語彙がある英文がほとんどです。
 
日頃から300~400語レベルの長文に触れておくことをおすすめします。 

英検二級の長文を読み解くコツ

英検二級で合格するためには、効率よく長文を読み進めることが重要です。
 
時間配分で失敗が少なくなる長文の読み方についてコツを紹介します。

まずはタイトルに注目する

長文問題の鍵となるのはキーワードの選定です。
 
その出題の中で、何についての長文であるるか把握できれば読解が楽になります。
 
そのキーワードを探る目安として、文頭であるタイトル文末にある文章をチェックしておきましょう。

設問に目を通してから本文を読む

時短をしつつ正解率を高めるためには、本文を読む前の設問チェックは王道とも言えるコツです。
 
それぞれの選択肢の違い、特に述語である動詞部分、主語や目的語の名詞部分を把握しておくことで探すべき文の判断が楽になります。

ディスコースマーカーを把握する

限られた時間で文脈把握をするためには、精読も必要ですが、大まかな段落構成の把握が役に立ちます。
 
そのためには、On the one hand(一方)、However(しかしながら)を代表とするディスコースマーカー(つなぎ表現)への意識も大事です。

英検二級の長文問題の5つの対策ポイント

求められる難易度や理解度など長文問題に対策すべきことにはキリがありません。
 
ですので、ここでは長文問題に役立つ5つのポイントについて説明します。

単語と熟語を覚える

英語に限った話ではありませんが、文章を理解するには一定水準の語彙力が必要です。
 
英検二級で求められる英語力は「社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」レベルのため、それに準じた単語と熟語を覚えましょう。

文法を理解する

長文問題を理解するには、強調や仮定、比較表現といった独特のニュアンスを理解することも大切です。
 
単語や熟語を並べて意味を作ることだけでは文脈が掴み取れないので、高校1,2年レベルの文法は問題ないと言えるレベルまで学習が求められます。

 

構文を把握する

 
英文法を理解しているのに意味が掴み取れていないときには、英語構文を確認したほうがよいでしょう。
 
英語は英語圏の人が用いているルールに基づいて、日本人に馴染みがない形もあります。
 
その一つが構文です。
 
英語長文を構成する文の仕組みと呼べるものなので、ある程度の語彙や文法が備わってきたら意識して覚えることをおすすめします。

実際の時間配分を意識して学習する

英検二級の試験日まで残り日数が少なくなってきたら、時間を測って問題にチャレンジしてみる学習も必要です。
 
制限時間内に合格基準を超える点数になるためには、ある程度の判断スピードと処理速度が必要になります。
 
漠然と勉強するのではなく、正確なタイムを数字で把握しておくことが不可欠です。

問題集や過去問題を活用する

独学で単語を覚えたり、長文問題にチャレンジしたりするのは良いことです。
 
しかし、本番が近づき、具体的な英検対策をするのであれば英検二級に準じた問題集あるいは過去問題集を活用したほうが無難です。
 
問題の設問を具体的にイメージしておくことで、本番でも通常通りに解答できます。
 
5つの学習ポイントをしっかりおさえて、偏りのない英検二級の対策をしていきましょう。

長文問題でやってはいけない勉強方法

英語の長文問題は、普通の文法穴埋め問題や作文問題とは勉強で意識することが異なります。
 
そのため、ただ数をこなすような勉強で済ますわけにはいきません。
 
出題されている長文をイメージし、これからどんな展開になるかを予測して補っていくような読解も必要になってきます。
 
また、おすすめできない勉強方法はわからない単語をすぐに調べることです。
 
わからない単語が欠かれている文の前後を読み比べて、意味を想像する推読が実戦向けの英検トレーニングになります。
 
英検の長文問題は段落ごとに1問ずつ出題される傾向があります。
 
焦って全体を読もうとせず、落ち着いて段落ごとの意味を拾っていきましょう。
 
そうすれば長文読解に関する問題で意図することが読めるようになります。

英検二級合格のためには、勉強法から見直そう!

英検二級は、社会生活で困らないレベルを要求している試験ですが、高校生で学ぶことをしっかり理解していけば合格できます。
 
ただし、高い難易度の試験を合格するための勉強にする必要があるので、今まで通りの勉強方法ではまず合格できない認識を持つべきでしょう。
 
英検二級で周りと差を分ける長文問題も、段落ごとに設問がされ、解答も4択なので落ち着いて読めば正解できる情報は間違いなくあります。
 
日頃の勉強で、その情報を読み取るトレーニングをしていくことが重要です。
 
英検二級は大学や高校の入試で優遇措置がもらえる資格であり、そのための勉強する学生も多いです。
 
取得できれば高校3年レベルの英語力があるという目安なのでチャレンジする価値は大いにあります。
 
是非この記事を参考に、英検二級合格を目指してみてください。
 
目黒にある英語塾「ENGLISH-X」では、英検二級の対策を行っています。
 
長文読解のノウハウや、英作文の添削など、多様な指導や指導力に定評がある講師陣による、個人別に最適化された対策の受講が可能です。
 
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