英検準一級面接で使える表現!パターンを覚えて合格を勝ち取る!

「英検準一級の面接の練習をしているけれど、いざ話すとなると言葉が出てこない…」
 
そんな人は多いと思います。
 
実は英検準一級の面接に合格するには、難しい単語や文法を使う必要はなく、「しっかりと質問に答える」「しっかりとナレーションをする」ことが大切です。
 
そこで、今回は英検準一級面接で使える表現を解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
 
回答の型、パターンを覚えて合格をつかみ取りましょう!
 
本記事は、英検一級を文句なしストレート合格した、レイトン愛加が解説します。
 
(この記事は約10分で読めます)

1.英検準一級の面接の内容と流れ

まずは英検準一級の面接の内容と流れを確認しておきましょう。
 
流れを知っておくだけで、落ち着いて面接に挑むことができますよ。

1-1.英検準一級の面接の内容

英検準一級の面接は、主に3つのパートとアティチュード(態度・姿勢)から成り立っています。
 

形式 内容 問題数 配点
1.自由会話 - 採点に含まれない 0
2.ナレーション カードの状況を説明(ナレーション)する 1

 

15点

 

Q&A(カードの内容についての質問) 1 5点
3.Q&A(質疑応答) カードのトピックスに関連した質問に答える 3 5点x3
アティチュード(態度・姿勢) 3点

合計38点で22点以上が合格ラインといわれています。
 
1の自由会話は、試験が行われる部屋に入ったあとに試験管と交わされる日常会話です。
 
どのようにここまで来たかなどの質問が聞かれます。
 
この返答自体は採点されませんが、アティチュード(態度・姿勢)には影響しますので、はきはきと答えたいところです。
 
2のナレーションでは、4コマの絵カードが渡され、その内容を2分間で説明します。
説明が終わると、その内容についての質問が1つされます。
 
3のQ&A(質疑応答)は、カードの内容にかかわる社会問題について質問され、それに答えるという形式です。
 
アティチュード(態度・姿勢)は入室から退室まで、すべてを総合して採点されます。

1-2.英検準一級の面接の流れ

英検準一級の面接は
 

  1. 入室
  2. 面接カードを渡す
  3. 着席・氏名や受験級などの確認
  4. 問題カードを受け取る
  5. ナレーションの考慮時間(1分)
  6. ナレーション(2分)
  7. ナレーションQ&A
  8. Q&A No.1
  9. 問題カードを裏返す
  10. Q&A No.2~4
  11. 問題カードの返却
  12. 退室

の流れで行われます。
 
英検の公式サイトではバーチャル二次試験が見られますので、受験前に流れを確認しておきましょう。

2.英検準一級の面接・ナレーションのポイント

ここからは英検準一級の面接で一番大きい配点となるナレーションのポイントを見ていきます。
 
一見すると難しそうなナレーションですが、パターンとポイントを抑えれば高得点を狙えます。

2-1.英検準一級面接のナレーションで覚えておきたい3つのポイント

英検準一級面接のナレーションをするうえで心がけたいことが3つあります。
 

  • 文章は短くシンプルに
  • 多少の間違いはOK
  • 自然な聞き返しもOK

英検準一級の単語や文法は難しいです。
 
公益財団法人日本英語検定協会が、英検準一級のレベルを大学中級程度としていることからもわかる通り、筆記試験などで出てくる単語や文法はレベルが高いものになります。
 
ですが、面接ではそんなに難しい単語や構文を使う必要はありません。
 
文章は短くシンプルに、単語も自信をもって使えるレベルのものだけでOKです。
 
多少の間違いは大幅な減点にはなりませんし、自然な聞き返しは減点になりません。
 
短いシンプルな文章でも、自信をもってはっきり発言することで、アティチュード(態度・姿勢)での加点も望めます。

2-2.英検準一級面接のナレーションにはパターンがある

まず絵カードをみて、その状況を2分間でナレーションする設問です。
 
4つのコマでなりたっているので、1つのコマは30秒程度でナレーションすることになります。
 
ナレーションの冒頭は絵の左上に書かれた表現から始めます。
 
この表現は「過去形の動詞」が使われていることがほとんど。
 
したがって、その後のナレーションも、基本は「過去形」ですすめていくことになります。
 
1つのコマにつき、過去形の短文を2~3文作ると大体1コマ30秒くらいになります。
 

  • 1文目「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」かを説明
  • 2文目「誰が」「何と言ったか」を説明
  • 3文目「誰が」「どう思ったか」を説明

 
1コマ毎でこの構成が基本です。
 
2文目の「誰が」「何と言ったか」は、絵のコマの中に吹き出しがあったり、文字が書いてある場合に入れます。
 
もしもなければ、1文目と3文目だけで構成してもOKです。
 
以下で紹介しているのは、日本英語検定協会が公表している2次試験の問題サンプルです。
 

 
(出典:©公益財団法人日本英語検定協会
 
コマごとに2~3文くらいで説明されており、英文自体はとてもシンプルなことがわかりますね。
 
もう一度言いますが、各文はシンプルな表現で十分です。

3.英検準一級の面接・ナレーションで使える表現

上記2の英検準一級の面接のポイントを踏まえて、ナレーションで使える具体的な表現を抑えていきましょう。

3-1.1文目「いつ」「どこで」「誰が」「何をした」かを説明する表現

まず「いつ」ですが、これは絵コマの中ですでに指定されていることがほとんどです。
 
使うことが義務付けられているので、そのまま読めばOKです。
 
もしも指定がなければ、時系列を考えて
 

●        A few weeks(days/months/years) ago

●        The next week(day/month/year)

●        A few weeks(days/months/years) later

を絵に合う形にかえていきましょう。

次に「どこで」ですが、これはin/at/on 場所(状況によってはfrom)で表現できることがほとんどです。

●        in the meeting room

●        on Osaka street.

●        at the door

●        from the station

などを絵に合う形にかえていきます。
 
その次は「誰が」を表現します。
 
よく使われるのが

●        the man/woman

●        some people/kids

●        her/his mother/father/sister/boyfriend

●        a (the) pedestrian/passenger

●        the police officer/driver

あたりです。
 
絵の中で人物の関係性がはっきりしないときは、自分で関係性を決めてしまって大丈夫です
 
例えば、彼氏彼女なのか夫婦なのかわからないときなど、「his girlfriend」と自分で断定しても構いません。
 
最後は「何をした」を表現します。
 
間違えずに使える自信がある動詞を「過去形」(必要に応じて過去進行形)にして表現してください。
 
使う動詞のレベルはread/complain/see/meetなど、本当に基本的なもので大丈夫です。

3-2.2文目「誰が」「何と言ったか」を説明する表現

「誰が」の表現は上記3-1と共通ですので、そちらを確認してください。
 
「何と言ったか」を表現するには、直接話法を使います。
 

S said to 人"絵の中の会話"

 
もちろん時制の変化に自信がある人は間接話法を使ってもかまいませんが、直接話法で絵の中の会話をそのまま使ったほうが間違いがありません。

3-3.3文目「誰が」「どう思ったか」を説明する表現

「誰が」の表現は上記3-1と共通ですので、そちらを確認してください。
 
「どう思ったか」は

●        be shocked at

●        be surprised to

●        be relieved

●        feel embarrassed at

●        be glad to

●        be angry with

●        be concerned to      ※前置詞は適宜変更

あたりの喜怒哀楽の表現をパターンとして覚えておきましょう。

3-4.ナレーションに関するQ&Aで使える表現

ナレーションに関するQ&Aは、ほとんどの場合で表現が決まっています。
 
試験官が聞くのは
「Please look at 〇th photo,  if you were the 指定の人, what would you be thinking?」
 
です。
 
これの返答も形が決まっており
 
「If I were  the 指定の人, I would be thinking~」ではじめます。
 
I would be thinking~の「~」にネガティブかポジティブかはっきりした意見をいれます。
 
次にBecauseで理由をのべていきます
 
理由で使える表現としては以下のものがあります。

●        I've heard

●        I think that

●        S should V

●        S can V

●        It's easy / hard to V

●        There is /are

理由を述べた後に余裕があれば、自分の感情を付け加えてもいいです。

●        It makes me 感情の形容詞
 
●        It is 感情の形容詞 for me to V

4.英検準一級の面接・Q&Aのポイント

ここからはQ&Aのポイントを確認していきます。

まず質問に答えるときの前提として、ナレーション時と同じく

  • 文章は短くシンプルに
  • 多少の間違いはOK
  • 自然な聞き返しもOK

を意識しておきましょう。
 
Q&Aの質問は、基本的にYesかNoで答えられるもの。
 
Do you think~?
Should ~?
 
で聞かれることが多いです。

  • 1文目-YesかNoか
  • 2文目-理由
  • 3文目-例もしくは自分の感情など

で返答していくのがポイントです。

5.英検準一級の面接・Q&Aで使える表現

上記4のポイントを踏まえて、Q&Aで使える具体的な表現を抑えていきましょう。

5-1.1文目-YesかNoかで使える表現

これはとてもシンプルです。

そのままYesもしくはNoと答えてかまいません。

ちょっとこなれた感じにしたいのであれば、

Yes, I think so
No, I don't think so

で答えましょう。

5-2.2文目-理由で使える表現

Yes,Noをはっきり示した後は、なぜそう思うのか理由をつけたします。
 
この文章はもちろん「Because」から始まります。
 
使える表現としては、上記3-4で示した表現を参考にしてください。

5-3.例もしくは自分の感情などで使える表現

理由に補足する形で例をあげるのも有効です。
 
For example~
such as~
 
を使って具体的な例をあげていきましょう。
 
あるいは上記3-4であげた感情を表す表現も使えます。

6.英検準一級の面接・自由会話で使える表現

自由会話は試験官の裁量で変わってくるようですが、自己紹介もしくは以下のような質問が多いです。
 
What do you do?
What school do you go to?
What do you like to do on your day off?
How did you come here today?
 
この返答自体は採点対象ではありません。
 
ですが、アティチュードには少なからず影響します。
 
シンプルな表現で自信をもってはっきりと答えましょう。
 
例えば
 
How did you come here today?
 
なら
 
I came here by bus.
 
など簡単な文章で十分です。

7.あせらない!言葉につまったときに使える表現

繰り返しになりますが、英検準一級の面接では軽微な間違いや聞き返しは問題ではありません
 
シンプルな表現でも大丈夫です。
 
英検準一級の面接で一番やってはいけないこと。
 
それは黙ってしまうことです。
 
アティチュードにも影響しますし、試験官が答えられないと判断すれば次の設問に移り、その設問のポイントがもらえなくなります。
 
とりあえず何か話す、聞き返すようにしましょう。
 
そんな時に使える表現がこれです。

●        well

●        Let me see

●        Excuse me, but could you repeat that?

8.【まとめ】英検準一級の面接は「使える表現」を覚えてのりきる!

英検準一級の面接は一見すると難しそうに思えます。
 
ですが、一次試験レベルの単語や文法は必要ありません。
 
あくまで英語でコミュニケーションがとれるかが重要なので、シンプルな単語や文法でも「質問に答える」「ナレーションをする」ことが出来れば受かります
 
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