
「英検準一級を取得すると大学受験でどんな優遇があるの?」
「英検準一級が使える大学が知りたい!」
今回はそんな悩みを持つあなたのために、大学入試で英検準一級を利用することが出来る首都圏の大学、国公立大学をまとめました!
英検準一級は非常にレベルの高い資格であるため、多くの難関大学で英検準一級を利用した入試制度が設定されています。
に英検準一級が優遇される大学の2021年度版情報をまとめたので、受験を控えている方はぜひ参考にしてください。
大学受験塾で講師を勤める鎌田が説明します。
※この記事は約5分で読むことが出来ます。
※本記事の情報はあくまでも参考情報です。実際に受験に利用される場合は各大学のHPなどの情報を必ず参考にしてください。
Contents
英検準一級は大学受験に有利?
結論から言うと英検準一級を保有していると大学受験で優遇されるため、受験を有利にすすめることが出来ます。
具体的には大学受験で英検準一級を利用する場合、主に以下のようなケースがあります。
- 英語試験の免除
- 得点換算
- 加点
1は英検準一級を持っていることで、英語試験が免除の優遇が受けられます。
1つの受験科目を免除されることで、勉強時間を他の科目に充てられるため自分の苦手分野を集中的に学習することも出来るでしょう。
2の場合は自身の英語試験を受けずとも、得点換算されるケースです。
例えば英検準一級を持っている人は、試験を受けなくても英語試験で100点と換算されます。
3の場合は、英検準一級を持っていることで英語テストの結果に点数が加点される方式です。
そのため実際の英語試験が50点だとしても、英検準一級を持っているだけで50点の加点が約束されており、最終スコアは合計で100点となります。
このように上記3つのような方式が設定されている大学の入試には、英検準一級を利用することで入試を有利にすすめることが出来ます。
大学受験の際に英検準一級を利用するのであれば、上記の3点のメリットが得られるため、積極的に英検準一級を受験してみてはいかがでしょうか。
英検準一級の取得難易度は?
英検準一級の難易度は極めて高いです。
2015年度以降合格率は公開されていませんが、2015年度以前の合格率が15%前後となっています。
直近10年以内で合格率が大きく変わることも考えにくいため、2015年度までの合格率を参考に現在でも合格率は15%前後であることが予想されます。
またセンター試験で必要とされる英単語数は約4,00~5,000単語です。
一方で英検準一級で使用される英単語数は約7,500~9,000単語となっています。
さらに出題されるトピックも医療分野やテクノロジー、環境問題など専門性が高いため多くの専門用語も使用されています。
つまり、単純な日常会話を英語で行えるレベル以上に、ある程度多方面の分野に対しての専門性も求められています。
上記のことから、英検準一級のレベルは高いため、大学入試に利用することで受験が有利になることも納得といえるでしょう。
2021年度版英検準一級が利用できる旧帝大一覧
現在旧帝大では九州大学のみ英検準一級を入試に利用することで優遇されます。
ただ、北海道大学は2022年度の入試から英検の利用を予定している段階なので、今回は合わせて北海道大学も解説していきます。
北海道大学
北海道大学は現在受験において英検の利用を設定していませんが、2022年度から以下のような設定で受験時に英検の利用を予定しています。
具体的には英検準一級を保有していれば、大学共通テストの外国語科目において5点の加点が出来ます。
他の大学と比べ加点がそこまで大きくはないものの、英語テスト結果に5点の加点があることは無視できません。
ただし、200点満点をとった場合のスコアは205点とはならず、満点の200点とされるので注意が必要です。
(出典元:北海道大学 大学入学共通テストにおける英語成績提供システム及び記述式問題の導入見送りに伴う令和3年度以降の入学者選抜に関する公表事項の見直しについて)
九州大学
九州大学では共創学部のみ英検準一級を保有していることで、大学入試共通テストの英語が200点(満点)として換算されます。
この換算率は非常に高く、英検準一級を保有していれば受験時に英語の試験を受ける必要がないことと等しいと言えるでしょう。
<h2>2021年度版英検準一級が利用できる関東圏の難関私立大学一覧</h2>
関東の難関私立大学の多くで英検準一級を大学受験が優遇され受験を有利に進められます。
今回は英検準一級を保有することで受けられる加点、換算、試験の免除を解説するので関東圏の私立大学への進学を考えている人は、ぜひ以下の情報を参考にしてください。
早稲田大学
文学部・文化構想学部 | 準一級保有で4技能型入試の際に英語試験の免除 |
国際教養学部 | 準一級保有で14点の加点 |
早稲田大学の場合、英検準一級を持っていると上記の学部で優遇を受けることが出来ます。
特に文学部・文化構想学部では、英検準一級を保有していることで大学受験時の英語試験が免除されるため、他の教科の勉強時間を確保することも可能です。
また加点数も14点と北海道大学と比べても加点数も多いため、早稲田大学を受験する際英検準一級を持っていることで相当有利になるといえるでしょう。
上智大学
上智大学は他の大学と違い、やや特殊な利用方式となっています。
上智大学の場合、国際教養学部、理工学部英語コース以外の全ての学部で英検準一級を保有していれば180点換算として利用することが出来ます。
このように多くの学科で英検準一級を利用することが出来るため、上智大学へ進学を希望する場合、どの学部でも英検準一級を保有していることは有利にはたらきます。
明治大学
商学部 | CSEスコア2467点以上2630未満→20点加点
CSEスコア2630点以上→30点加点
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経営学部 | 準一級保有で150点換算 |
国際日本学部 | 準一級保有で200点換算
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農学部 | 準一級保有で100点換算 |
総合数理学部 | 準一級保有で50点換算 |
明治大学ではCSEスコアに応じて試験結果に点数が加点されるほか、学部によっては上記のような点数換算の優遇が受けられます。
特徴として、学部内で英語の重要性が高い学部ほど換算率が高いです。
特に国際日本学部では200点として換算されるため、1科目満点となることから大きな余裕も生まれるでしょう。
また経営学部でも150点換算のため、非常に換算率は高いものとなっています。
一方農学部、総合数理学部では換算が高くはないので注意してください。
立教大学
立教大学では2021年度から独自の英語試験の実施を廃止し、英検を入試に利用することが出来ます。
具体的には英検準一級を保有している場合、大学入学共通テストの英語の点数が95%として換算されます。
95%となるとほとんど満点に近いため、立教大学では英検準一級の換算率が極めて高いといえます。
<中央大学
経済学部 | CSEスコア1728点以上で英語試験の免除
CSEスコアに応じて得点換算があるが、換算率は非公開 |
国際経営学部 | CSEスコアに応じて得点換算があるが、換算率は非公開 |
中央大学ではCSEスコアにより英語試験の免除や換算といった優遇を受けることができます。
CSEスコア1728点は、英検二級の合格点となるため、実際のところ英検二級を持っていれば英語試験の免除を受けられます。
またCSEの点数による換算もありますが、換算率が公開されていないため、現時点では明確な情報がつかめていません。
法政大学
グローバル教養学部 | 英検準一級保有かつCSEスコア2350以上で130点換算 |
法政大学はグローバル教養学部のみ、英検準一級が英語試験の得点として換算されます。
ただし、CSEスコアが2350以上となっているためレベルが相当高いです。
CSE2350となると英検準一級の合格ラインである2304よりもやや高いため、法政大学で英検準一級を利用して受験をする際は、余裕を持って英検準一級を突破する必要があります。
英検準一級を大学受験に有効活用しよう!
先述通り多くの難関大学を受験する際、英検準一級を持っていることで受験を有利に進められます。
ただ大学や学部ごとにその条件や利用方法は異なるので、事前にこの記事を参考に自分が受ける予定の大学を必ず確認するようにしましょう。
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