【2024年】英検準一級が入試で優遇される国立・私立大学20選

※本記事は、2024/09/29に再編集しております。

 

「英検準一級を優遇するのは、どんな大学?」

 

「英検準一級があれば、どんな風に優遇されるの?」

 

志望校合格や英検一級の取得を目指すあなたの、こんな疑問に答えます!

 

もし準一級の取得にチャレンジできるなら、ぜひとも挑戦すべきでしょう。なぜなら全国の多くの大学が、英検準一級レベルの受験生をかなり優遇しているからです。

 

本記事では、英検準一級を優遇する大学を紹介するので、その優遇内容を見てぜひ学習のモチベーションを高めていきましょう。なお本記事は、英検一級を保有する塾長佐藤が率いる「英語専門塾ENGLISH-X」が監修して制作しました。

 

※8分ほどで読めます

大学入試における英検準一級の優遇とは?

大学入試における英検準一級の優遇は、主に次の5つの方法で行われます。

 

方法

内容

解説

出願

出願の資格となる

基準となる級・スコアを持つ者のみ受験できる

免除

英語の試験が免除になる

他の科目が合否のカギになる

換算

英語の得点へと換算される

級ごとに固定点を付与される

「みなし満点」になることも

加点

得点や総合点への加点となる

共通テストや一般入試の得点(総合点)に、固定点が加算される

参考

総合的な合否判定の資料となる

主にAO・推薦入試がメイン

あくまで参考なので、優遇度合いは高くない

 

英検の優遇は、二級以上から行われる場合もあります。しかし二級の保有者は多いため、入試で周囲と差をつけたいなら、準一級以上の取得を目指すべきでしょう。

 

準一級を保有すれば、進学後の海外留学や単位認定で有利になったり、就活や公務員試験で評価されたりするケースも。そんな側面からも英検準一級は、とても魅力的な英語資格といえます。

英検準一級を優遇する国立大学12選

全国に86校ある国立大学(2024年現在)のうち、英検に関するなんらかの優遇措置を講じている大学は約75にものぼります。まずは英検準一級レベルの英語力が、国立大学でどのように評価されるのか見ていきましょう。

 

なお本記事では、英検が級の指定なく「出願」の資格となるケースや総合的な合否判定の材料となる「参考」のケースは紹介しておりません。「免除」「換算」「加点」といった影響の大きい優遇措置をメインに記載している点を、あらかじめご了承ください。

北海道大

北海道大学の英検の優遇措置は、2つの学部の総合型選抜(フロンティア入試)で行われます。

 

学部・学科・コース

優遇される級/レベル

優遇の方法

工学部

環境社会工学科

社会基盤学コース

二級以上

出願

参考

理学部(物理学科)

 

CEFR B1以上

CSEスコア1950以上)

免除

換算

理学部(地球惑星科学科)

二級以上

出願

東京外国語大

東京外国語大学は、学校推薦型選抜において英検を評価します。内容は以下のとおりです。

 

  • 優遇される級/レベル:CEFRB2以上
  • 優遇の方法:出願

 

なお国際社会学部では、他言語(ドイツ語・フランス語・スペイン語・中国語・朝鮮語)にてCEFRB2以上の能力を有することを証明できる場合にのみ、英語は「CEFRB1以上」で出願が可能となります。

千葉大

千葉大学では、個別試験(前期の外国語のみ)にて英検の優遇措置を行います。対象は、定められた級(一級・準一級・二級)を受験して取得したCSEスコアで、以下のように評価されます。

 

学部・学科

優遇される級/レベル

優遇の方法

国際教養学部

CSEスコア2300以上

(英検一級・準一級)

満点に換算

CSEスコア2180以上

(英検準一級・二級)

20点の加点

CSEスコア1950以上

(英検二級)

10点の加点

教育学部(英教)

園芸学部

看護学部

CSEスコア2300以上

(英検一級・準一級)

30点の加点

CSEスコア2180以上

(英検準一級・二級)

20点の加点

文学部

法政経学部

理学部

工学部

薬学部

教育学部(英教以外)

情報・データサイエンス学部

CSEスコア2300以上

(英検一級・準一級)

10点の加点

CSEスコア2180以上

(英検準一級・二級)

5点の加点

 

なお国際教養学部の個別試験では、2025年度から優遇措置の変更が予告されています。変更点は、以下のとおり。

 

優遇される級/レベル

優遇の方法

CSEスコア2500以上

(英検一級・準一級)

満点に換算

CSEスコア2300以上

(英検一級・準一級)

40点の加点(配点を超えた場合は満点)

 

文学部(日本・ユーラシア文化コース以外のコース)および医学部では、英語の4技能試験の成績利用はできません。

金沢大

金沢大学の入試では、一般選抜においてCSEスコアを評価します。この際、級の合否は問いません。優遇対象となる試験は、共通テストの英語です。

 

  • 優遇される級/レベル:CSEスコア1950以上
  • 優遇の方法:換算

 

英検を含む英語4技能試験の結果は、独自の基準(換算の基準は非公表)で換算して評価されます。なお共通テストの英語の受験は必須で、英語4技能試験の換算点と比較して、高得点になるほうが採用されます。

京都大

京都大学では、農学部の特色入試で英検準一級が優遇されます。

 

学科

優遇される級/レベル

優遇の方法

資源生物科学

二級以上

出願

食品生物科学

準一級以上

大阪大

大阪大学では、総合型や学校推薦型の入試にて英検を優遇します。ただし優遇措置の度合いは、学部・学科によって変わります。

 

学部・入試区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

経済学部・総合型

二級以上

出願

工学部・学校推薦型

歯学部・学校推薦型

準一級以上

 

一定級以上を指定しているのは上記のみですが、その他の学部・学科では英検をはじめとする英語4技能試験の結果提出を求められます。

神戸大

神戸大学では、工学部の2学科(機械工学・応用化学)で英検準一級の優遇措置を実施しています。

 

入試区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

総合型

「志」特別

準一級以上

出願

広島大

広大受験の特徴は、一般選抜(前後期)で英検を評価する点です。対象となる英語レベルは「CEFR B2以上(準一級・一級合格)」で、共通テストは「みなし満点」換算となります。

 

また「推薦型」や「総合型」にも優遇措置があり、学部・学科によって優遇措置が細かく指定されています。「出願」「換算」「加点」など、優遇内容は入試区分や学部・学科によって多岐にわたるため、志望者は必ず自分の目で最新情報を確認したほうがよいでしょう。

 

>> 広島大学の入試情報 「学生募集要項・パンフレット等」へ

山口大

山口大学では、さまざまな入試で英検の優遇が受けられます。準二級以上の級から段階的に評価する仕組みもあり、準一級以上の保有者への優遇は最高レベルです。

 

【国際総合科学部】

国際総合科学部の優遇措置は、入試区分によって異なります。

 

学科・コース

入試区分

優遇される級

優遇の方法

国際総合科学科

一般(前期)

 

準一級以上

加点30点(400点満点を上限)

二級以上

加点10点(400点満点を上限)

一般(後期)

準一級以上

加点60点(600点満点を上限)

二級以上

加点20点(600点満点を上限)

総合型

二級

加点30%(その他活動も含め最大30%)

準二級以上

加点10

 

なお「一般選抜(後期)」では、個別試験の小論文に加点が行われます。

 

【教育学部】

教育学部の優遇措置は、以下の1つのみです。

 

コース・選修

入試区分

優遇される級

優遇の方法

小学校教育コース

小学校総合選修

総合型

 

準二級以上

加点10

 

【経済学部】

経済学部の各科では、以下のように優遇を行います。

 

学科・コース

入試区分

優遇される級

優遇の方法

経済学科

総合型

準二級以上

加点10

観光政策学科

経営学科

 

【工学部】

工学部では、工学基礎教育以外の7学科で以下のように優遇を行います。

 

学科・コース

入試区分

優遇される級

優遇の方法

機械工学

総合型

準二級以上

 

加点10

社会建設工学

応用化学

電気電子工学

知能情報工学

感性デザイン工学

循環環境

 

【人文学部】

人文学部では、以下のように英検準二級以上を評価します。

 

学科・コース

入試区分

優遇される級

優遇の方法

人文学科

総合型

 

二級以上

加点30%(その他活動も含め最大30%)

準二級以上

加点10

 

【理学部】

理学部では、以下の3つの学科の試験にて優遇措置を行います。

 

学科・コース

入試区分

優遇される級

優遇の方法

物理・情報科学科

総合型

準二級以上

加点10

化学科

地球圏システム科学科

九州大

九州大学は「共創学部」と「学科組織なしの学校推薦型」の入試に英検の優遇があります。詳細は、以下のとおり。

 

学部

入試区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

共創学部

一般

CSEスコア2300以上

換算(共テ英語:満点)

学科組織なし

学校推薦型

換算(共テ英語:200点)

 

共創学部で第1段階の選抜が行われる場合は、共通テストの英語の得点を利用します。その際、英語4技能試験の成績は考慮されないので、共通テストの英語は必ず受験しましょう。

佐賀大

佐賀大学の入試で英検の成績が利用できるのは、全学部・全学科の一般選抜(前後期)です。各級の合否は問わずCSEスコアに応じて優遇措置が受けられる仕組みになっており、準一級合格レベルであれば、最高評価の優遇措置が受けられます。

 

CSEスコア

共通テスト得点率

2250以上

90%

2150~2249

80%

2050~2149

70%

 

英検の成績を上記の換算基準で、共通テストの英語の得点に換算して合否を判定します。ただし換算点を採用するのは、換算点が共通テストの得点よりも高い場合です。また共通テストの英語が100点未満の場合は、英検の成績による得点換算は行いません。

鹿児島大

鹿児島大学の入試では、英検準一級以上の成績を独自の得点換算によって評価します。優遇の対象は共通テストの英語で、入試区分を問いません。

 

  • 優遇される級/レベル:準一級合格以上
  • 優遇の方法1:換算(共通テスト満点)
  • 優遇の方法2:加点(得点の25%加点)

 

上記のように優遇の方法が2つあり、共通テストのリーディングとリスニングの各得点率(80%以上か未満かが基準)によって優遇措置を決める仕組みになっています。

 

1

リーディング 90

リスニング 80

リーディングみなし満点

リスニングみなし満点

2

リーディング 90

リスニング 70

リーディングみなし満点

リスニング→87.5※70+(70×0.25)=87.5

3

リーディング 70

リスニング 70

リーディング→87.5

リスニング→87.5

※70+(70×0.25)=87.5

 

英検準一級を保有しており、なおかつ共通テストのリーディングやリスニングの得点率が80%以上なら「みなし満点」となります。しかし80%未満なら、得点の25%を加算する措置となります。

英検準一級を優遇する私立大学8

英検準一級を優遇する私立大学は、300校以上と数多く存在します。ここで全部は紹介しきれないため、人気の高い有名大学における英検の優遇措置をメインに見ていきましょう。

早稲田大

早稲田大学では、5つの学部が英検準一級レベルの英語力を優遇します。

 

学部・学部

入試区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

商学部

学科組織なし

一般(4技能利用)

準一級以上

出願(一級は加点5

国際教養学部

国際教養学科

一般

二級以上

一級:加点20

準一級:加点14

二級:加点7

※いずれも個別試験の総合点

文化構想学部

文化構想学科

一般(4技能利用)

CSEスコア2200以上

出願

 

文化構想学部

多元文化論系

国際日本文化

総合型

CSEスコア2300以上

文学部

文学科

一般(4技能利用)

CSEスコア2200以上

社会科学部

社会科学科

総合型(自己推薦)

CSEスコア1950以上

東京理科大

東京理科大学では、理学部第二部以外のすべての学部に英検の優遇があります。だし対象となる試験区分は「一般選抜のグローバル方式のみ」です。

 

英検の合否は問わず、以下のようにCSEスコアに応じて総合点への加点が認められる方式となっています。

 

  • CSE1400〜1699:加点10
  • CSE1700〜1949:加点15
  • CSE2300〜2599:加点20
  • CSE2600〜3299:加点22
  • CSE3300以上:加点25

 

なお英検のCSEスコアが1400未満の場合は、出願の資格が得られません。

学習院大

学習院大学は、4つの学部に英検準一級の優遇措置があります。

 

学部・学部

入試区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

国際社会科学部

一般(プラス)

二級合格

CSEスコア1980以上

出願

換算:100

二級合格

CSEスコア2120以上

換算:110

二級合格

CSEスコア2260以上

換算:120

 

準一級合格

CSEスコア2304以上

換算:130

 

準一級合格

CSEスコア2540以上

換算:140

 

一級合格

CSEスコア2630以上

換算:150

 

総合型(AO

準一級合格

CSEスコア2304以上

出願

学校推薦型(公募)

二級合格

CSEスコア1980以上

出願

理学部

物理学科

一般(プラス)

準二級合格

CSEスコア1800以上

出願

経済学部

経済学科

経営学科

学校推薦型(公募)

二級合格

CSEスコア1980以上

出願

法学部

政治学科

学校推薦型(公募)

準一級合格

CSEスコア2304以上

出願

 

一般選抜(プラス)の評価は、英検の成績を個別試験の英語の得点に換算する方式です。また総合型と学校推薦型では、出願資格の1つとして利用されます。

明治大

明治大学では、6つの学部に英検準一級の優遇措置があります。

 

学部・学部

入試区分

優遇される級

優遇の方法

国際日本学部

一般

学部別

4技能活用

準一級以上

 

出願

一般

全学部統一

4技能活用3科目

準一級以上

換算:200

二級合格

CSEスコア2088以上

換算:180

二級合格

CSEスコア1980以上

換算:160

総合型

自己推薦特別

準一級以上

 

出願

商学部

一般

学部別

4技能活用

二級以上

 

出願

総合型

公募制特別

準二級以上

出願

経営学部

一般

学部別

4技能活用

CSE2630以上

加点:30

 

CSEスコア24672629

加点:20

 

CSEスコア22002467

出願

 

一般

全学部統一

4技能活用3科目

準一級以上

換算:150

二級合格

CSEスコア2088以上

換算:135

二級合格

CSEスコア1980以上

換算:120

総合数理学部

一般

全学部統一

4技能活用4科目

準一級以上

換算:50

 

二級合格

CSEスコア2088以上

換算:45

二級合格

CSEスコア1980以上

換算:40

農学部

一般

全学部統一

4技能活用3科目

準一級以上

 

換算:100

 

二級合格

CSEスコア2088以上

換算:90

二級合格

CSEスコア1980以上

換算:80

政治経済学部

総合型

グローバル型特別

準一級以上

 

出願

 

青山学院大

青山学院大学では、国際政治経済学部・総合文化政策学部・地球社会共生学部・文学部の4つで英検準一級を優遇します。優遇の方法は、すべて「出願」の資格付与です。

 

学部・学科

入試区分

優遇される級/レベル

 

国際政治経済学部

国際コミュニケーション学科

国際政治学科

一般

個別学部日程B

準一級

学校推薦型

全国高等学校キリスト者

CSEスコア2304

国際政治経済学部

国際経済学科

総合文化政策学部

総合文化政策学科

一般

個別学部日程A

CSEスコア2100

級の合否は不問

学校推薦型

全国高等学校キリスト者

二級以上

地球社会共生学部

地球社会共生学科

学校推薦型

全国高等学校キリスト者

二級以上

総合型

自己推薦

資格試験高得点者

準一級以上

総合

自己推薦

その他活動

二級以上

文学部

英米文学科

総合型

自己推薦

準一級以上

 

立教大

立教大学では2021年度から大学による英語の独自試験を廃止しており、以下の2つを英語の成績として用います。なお英検はCSEスコアを用い、合否を問いません。

 

  • 共通テストの得点
  • 英語4技能試験のスコア

 

一般選抜(共通テスト利用入試)では、CSEスコアに応じた得点の「換算」で英語を評価します。換算の基準は、以下のとおり。

 

  • CSEスコア2450以上:100%相当
  • CSEスコア240095%相当
  • CSEスコア230085%相当

 

また一般選抜(2月の個別試験)では、受験者の成績をベースにし大学が独自に得点算出を行います。「共通テストの得点」と「英語4技能試験のスコア」を合否の判断基準にする点は、共通テスト利用入試と同じですが、個別試験には事前に示される換算基準がありません。

 

ただし立教大の公式HPによると、求められる英語レベルの目安は「CSEスコア1950以上」であると示されているため、準一級レベルの力があれば優位に立てるでしょう。なお個別試験では共通テストの成績提出を任意としているため、英語4技能試験のスコアを提出すればOKです。

 

また特別入試(自由選抜)を受験する場合にも、英語4技能試験の成績提出が求められます。級やスコアの基準は学部・学科ごとに細かく異なるので、気になる方は募集要項で最新情報を確認してください。

 

> 立教大学「特別入試 入試要項」

中央大

中央大学では、多くの学部に英検準一級の優遇措置があります。

 

【経済学部】

経済学部の一部の入試区分では、英検二級以上の受験が必須です。英検の成績は、CSEスコアに応じて「出願」資格や「換算」得点として優遇します。

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

一般

英語4技能試験利用

CSEスコア1728以上

出願(二級以上の受験)

換算(最大150点満点)

総合型

英語運用能力特別

CSEスコア2200以上

出願(二級以上の受験)

 

【国際経営学部】

国際経営学部では、準一級以上の英語力を「出願」の資格や得点に「換算」して優遇します。

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

一般

英語4技能試験利用

CSEスコア1980以上

出願(二級以上の受験)

換算(最大200点満点)

総合型

自己推薦

CSEスコア2304以上

出願(準一級以上の受験)

 

【文学部】

文学部では、準一級を出願資格として優遇します。

学科・専攻

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

人文社会学科

英語文学文化

一般

英語4技能試験利用

 

準一級以上

 

出願

人文社会学科

英語文学文化以外

学びのパスポート

人文社会学科

総合型

自己推薦

外国語型

 

【総合政策学部】

総合政策学部では、準一級以上の英語力を「出願」の資格や得点に「換算」して優遇します。

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

一般

英語4技能試験利用

CSEスコア2304以上

換算(最大50点満点)

加点(個別試験に加点)

 

【理工学部】

理工学部では、準一級以上の英語力を出願資格として優遇します。

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

一般

英語4技能試験利用

CSEスコア2140以上

 

出願(準一級以上の受験)

 

各技能ごとに満たすべき基準スコアは、リーディングとライティングが575以上、リスニングとスピーキングが495以上です。

 

【国際情報学部】

国際情報学部では、準一級以上の英語力を出願資格として優遇します。

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

一般

英語4技能試験利用

CSEスコア2300以上

 

出願(準一級以上の受験)

 

英検の各技能ごとのスコアが、すべて500以上であることが出願要件になります。

 

【商学部】

商学部では、準一級を出願資格として優遇します。

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

総合型

英語運用能力特別

準一級以上

 

出願

 

【法学部】

法学部では、準一級を出願資格として優遇します。

試験区分

優遇される級/レベル

優遇の方法

総合型

英語運用能力特別

準一級以上

 

出願

法政大

法政大学では、一般選抜(英語4技能試験利用)や総合型選抜で英検の優遇を行います。優遇方法のメインは「出願」の資格で、一部で得点への「換算」を実施します。

 

準一級に合格していれば、以下の学部・学科の一般選抜(英語4技能試験利用)への「出願」が可能となります。

 

  • 法学部・法律
  • 法学部・国際政治
  • 文学部・英米
  • 経済学部・国際経済
  • 社会学部
  • 経営学部
  • 国際文化学部
  • 人間環境学部
  • 現代福祉学部
  • キャリアデザイン学部
  • スポーツ健康学部
  • 情報科学部
  • デザイン工学部
  • 理工学部
  • 生命科学部

 

上記は、二級以上で出願可能となる学部・学科も含んでいます。詳しくは「法政大学公式HPの入学試験要項」にて確認してください。

 

なおGIS(グローバル教養学部)のみ、英検一級合格で140点、準一級合格かつCSEスコア2500以上で130点への得点換算を行っています。また同学部の一般試験(共通テスト3教科型)の出願時には、準一級以上への合格とCSEスコア2350以上の成績を証明するものが必要です。

 

また総合型選抜では、英検準一級を出願資格として優遇します。対象となるパターンは、以下のとおりです。

 

学部・学科

入試区分

キャリアデザイン学部

商業学科等対象公募推薦

経済学部

国際経済

経済

現代ビジネス

英語外部試験利用自己推薦

経営学部

経営戦略

グローバル体験公募推薦

グローバル教養学部

自己推薦(春入学A基準)

国際文化学部

分野優秀者

情報科学部

公募推薦

大学入試で英検準一級の優遇を受ける際のチェックポイント3

ここでは、入試で英検準一級の優遇を受ける際に気をつけたいポイントをチェックしていきましょう。

英検利用入試の過去の倍率

英検利用の入試形式で受験を考える場合は、必ず過去の倍率をチェックしてください。英検利用の入試は、そもそも募集枠が少なくなっています。

 

また英検が大きく優遇されたり、語学系の人気学部・学科は、帰国子女などハイレベルな英語力の持ち主などが集まりやすいため、競争率は高くなるはずです。

 

併願できるケースではチャンスは増えますが、総合的な実力があるなら英検利用の入試形式にとらわれず、一般入試の受験や併願も検討してください。過去の状況を見て、最も合格の可能性が高められる受験方法を考えましょう。

対象となる取得時期

英検は、高校2年生以降に取得するのがおすすめです。あくまで目安ですが、多くの大学では受験年度の2年以内に取得した成績の提出を求めます。

 

ちなみに登録情報にも注意が必要です。万が一、提出書類に記載されてある「生年月日」や「氏名の漢字」に誤りがあれば、期待する優遇が受けられません。合格証明書を紛失してしまった方も、早めに再発行の手続きをしてください。

最新の入試情報

大学側の英検の優遇措置が、年度によって変わる可能性は大いにあります。この記事で紹介している情報は、基本的に2024年度入試をベース(予告のある情報など一部は最新)としているため、志願先の最新情報はチェックしてください。必ず自分の目で募集要項を見ましょう。

英検準一級の難易度は?

英検準一級の難易度は、極めて高いです。2015年度以降合格率は公開されていませんが、2015年度以前の合格率は15%前後となっています。

 

共通テストで必要とされる英単語数は約4,0006,000単語ですが、一方で英検準一級では約7,500〜9,000単語となっています。さらに出題されるトピックも医療分野やテクノロジー、環境問題など専門性が高いため多くの専門用語に対応する必要があります。

 

先述したように日常会話レベル以上の知識が求められる英検準一級のレベルは、二級と比べても非常に高いといえます。大学入試に利用することで受験が有利になるのにも、おのずと納得できるでしょう。

 

英検準一級のレベルについて詳しく知りたい方は以下の記事もチェックしてください。

 

英検準一級の難易度とレベル比較【2021年最新版】

英検準一級の勉強法は?

記事で紹介したように、英検準一級の難易度は非常に高くなっています。しかし勉強法には、コツもあります。以下で紹介する記事もチェックして、ぜひ学習にお役立てください。

 

英検準一級の勉強法を知りたい方は、以下の記事がおすすめです。

 

一次試験(筆記)

英検準一級の筆記パート(リーディング・ライティング・リスニング)の対策は、以下の各記事でチェックできます。

二次試験(面接)

筆記(一次試験)を突破したら、かなり合格の可能性は高くなります。しかし、油断は禁物です。以下の記事もチェックして、合格を確実なものにしていきましょう。

 

英検準一級面接で使える表現!パターンを覚えて合格を勝ち取る!

 

英検準一級は大学入試でかなり優遇される!

英検準一級を取得すれば、大学入試で優遇を受けられるシーンは確実に増えるでしょう。大学・学部の選択肢や受験方法の幅も広がりますし、万が一取得できなくても間違いなく英語力UPにつながります。

 

しかしながら準一級の取得は容易ではありません。英検二級以上から優遇を受けられるケースも多々あるので、まだ取得していない方は、まず二級を確実に取得しましょう。

 

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【関連記事】ENGLISH-Xの塾生が、高校2年生で準1級(1次)を突破しました!

>>【速報】英検準一級/1次試験合格!!Aさん(高校2年生)

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