英検準一級英作文対策◎5つのコツと使える表現をおさえよう!

 

英検準一級の英作文の勉強をしているけれど、いざ書くとなるとなかなか文章がでてこない…そう感じる人は多いのではないでしょうか。

 

実際、英検準一級はレベルが高いです。

 

特にリーディングパートは高レベルで問題数も多く、合格レベルまでもっていくのは大変です。

 

ですが英検準一級の英作文は、熟語や単語、長文読解にでてくるような表現や単語を使わなくても点数がとれます。

 

ポイントさえおさえれば、確実に点数がとれる分野でもあります。

 

今回は英検準一級の英作文で点数をとる5つのコツを紹介します。

 

また、英検準一級英作文で使える表現もご紹介しますので、本記事を読めば英検準一級英作文対策はばっちりです。

 

ぜひ最後までお読みいただき、英検準一級英作文を得点源にしましょう!

 

英検一級をもつレイトン愛加が解説します。

 

(この記事は約10分で読めます)

 

英検準一級英作文の試験概要

 

英検準一級英作文は、1次試験の筆記・大問4にでてきます。

 

たった1問ですが、1次試験が合格できるかどうかはこの英作文にかかっているといっても過言ではありません

 

なぜなら英検の1次試験は、リーディング・ライティング(=今回対策する英作文)・リスニング毎にCSEスコアが750点ずつ割り振られているからです。

 

つまり英検準一級英作文は1次試験の点数のうち1/3をしめる、必ずおさえておきたい出題分野になります。

 

そんな英検準一級英作文ですが問題の出題方式は一定しており、毎回以下のようなものが出題されます。

 

  •  Write an essay on the given TOPIC.
  •  Use TWO of the POINTS below to support your answer.
  •  Structure: introduction, main body, and conclusion
  •  Suggested length: 120-150 words

TOPIC

Agree or disagree:

試験毎に違うトピックがここに提示される

 

POINTS

  • トピックに関わる単語1
  • トピックに関わる単語2
  • トピックに関わる単語3
  • トピックに関わる単語4

 

つまり英検準一級英作文とは

 

  1. 提示されたトピックに対し賛成か反対かを明確にし英作文を書く
  2. ポイントで指定された単語のうち2つを使い、賛成・反対の理由を書く
  3. 120~150ワードで書く
  4. introduction→ main body→conclusionの構成で書く

 

試験であるといえます。

 

トピックは試験毎に違ってきますが、構成がすでに決められており賛成・反対を述べるときにつかう単語も指定がありますから、書くべき内容はほぼ決まっています

 

ポイントさえおさえれば確実に点数がとれる問題であり、対策もたてやすいと言えるでしょう。

 

英検準一級英作文の採点基準

 

次に英検準一級英作文の採点基準を見ていきましょう。

 

英検準一級の英作文は下記4つの観点から採点されることが公表されています。

 

それぞれの観点に4点づつわりふられ、満点は16点です。

 

※この点数がCSEスコアに換算され、リスニング・リーディングのスコアと合算されて英検準一級1次試験の合否が決まります。

 

観点 詳細
内容 課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか
構成 英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか
語彙 課題に相応しい語彙を正しく使えているか
文法 文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか

(出典:公益財団法人日本英語検定協会)

 

まず内容ですが、これは言い換えれば「トピックに関わることを指示された通り書く」ことと言えます。

 

例えばトピックが「青少年のSNS使用は有害か」なのに、「青少年はSNSを使うべきではない」という趣旨の英作文を書いたら当然ダメです。

 

また、2つのキーワード(ポイント)を使わないのも課題の指示にそってないのでNGです。

 

これらのことをすると、どれだけ英文が完璧であっても最悪0点になります。

 

内容で高得点を狙いたいのであれば、トピックに賛成・反対する理由を読み手が納得できるように具体的に書きましょう。

 

次に構成ですが、設問で指定された「introduction→ main body→conclusion」で書けばOKです。

 

下記「英検準一級英作文の5つのコツ」の模範構成通りに書けば高得点が狙えます。

 

最後に語彙・文法についてです。

 

語彙・文法ともに、ミスがある度減点されていきます。

 

※ただし1つのミスで1点減点という単純なものではなく、別途基準が用意されているようです。

 

このミスというのは、スペルミスや用法の誤りなどがあげられます。

 

ここで気づいた人も多いと思います。

 

ミスがある度減点されるなら、逆にミスがないようにすれば点がとれるということに。

 

つまりむやみやたらと難しい単語や文法を使うのではなく、簡単でも間違いなく使えるものを用いて英作文を書いた方が、確実に点数がとれるのです。

 

幅広い文法表現や、高度な単語の使い分けなどはもちろん加点対象ではありますが、ミスをせず確実に点数をとるほうが効率がよいと言えるでしょう。

 

英検準一級英作文の5つのコツ

 

ここからは英検準一級英作文で点数をとるための具体的なコツを5つお伝えします。

 

  1. 模範構成をおさえる
  2. 結論は最後!書きやすさを考える
  3. 150字のボリューム感を理解する
  4. 自信のある単語・文法を使う
  5. 問題文の指示に従い余計なことは書かない

 

先ほども書きましたが、英検準一級英作文は配点が高いわりに、しっかりと練習すれば確実に点数がとれる分野です。

 

上記のコツをおさえれば英検準一級英作文で高得点が狙えます。

 

それでは、それぞれのコツについて詳細を見ていきましょう。

 

模範構成をおさえる

 

構成はすでに設問時に「introduction→ main body→conclusion」で書くように指定されています。

 

もう少し掘り下げて構成を考えると非常に書きやすくなります。

 

introduction 第1パラグラフ トピックに対する賛否 1~2文
main body 第二パラグラフ 1つめのポイントを使った賛否の理由

その根拠

2~4文
第三パラグラフ 2つめのポイントを使った賛否の理由

その根拠

2~4文
conclusion 第四パラグラフ トピックに対する賛否

(introductionの再主張)

1~2文

 

この構成が模範構成です。

 

設問の指示に従っていますし、内容にも具体性がだしやすく点数がとりやすいです。

結論は最後!書きやすさを考える

 

最終的には、「introduction→ main body→conclusion」の構成になるようにまとめますが、まず最初に考えるのは「main body」です。

 

ポイントを見てから具体的に理由を深堀できそうな単語を選び、賛成か反対かを決めるのです。

 

英検準一級英作文は議論の場ではありません。

 

自分の本当の意見とは違うものだったとしても、点数がとりやすいように使うポイントの単語を選び、賛成反対を決めるのが得策です。

 

つまり書きやすさが最優先で、賛成反対の結論は最後に決めるべきなのです。

 

2020年の英検準一級英作文のトピックをもとに考えていきましょう。

 

Topic

More needs to be done to improve public safety

Point

Accidents

Crime

Food

Technology

(出典:公益財団法人日本英語検定協会)

 

このトピックとポイントを見て、どの単語を使えば理由の深堀りがしやすいか考えます。

 

トピック

More needs to be done to improve public safety

(公共の安全性を向上させるためには、さらなる努力が必要)

 

ポイント

Accidents

賛成→事故は現在も沢山あり、苦しんでいる人がいる

反対→事故で苦しむ人はほぼおらず、特に重要な要件ではない

 

Crime

賛成→犯罪は現在も沢山あり、苦しんでいる人がいる

反対→犯罪で苦しむ人はほぼおらず、特に重要な要件ではない

 

Food

賛成→?

反対→?

 

Technology

賛成→テクノロジーが発展した今だからこそ、昔とは違う犯罪が起こっている

反対→テクノロジーは公共の安全を脅すことはないので、特に重要な要件ではない

 

 

ざっと考えてfoodはこのトピックに対し理由の深掘りをするのが難しそうに見えるので除外します。

 

残り3つのポイントを見て、賛成側の理由のほうが深掘りしやすそうなのも見えてきましたね。

 

次に残り3つのポイントのうち、どの単語を使うか考えましょう。

 

AccidentsとCrimeはトピックに対し書きやすいですが、どうしても深堀が似たものになりそうなのでどちらか1つを選びます。

 

最後にTechnologyですが、これはAccidentsやCrimeとは違う切り口で深掘りできそうですね。

 

というわけでCrimeとTechnologyを使って文章を組立ていきます。

 

introduction

「公共の安全性を向上させるためにさらなる努力が必要」に賛成

I agree more needs to be done to improve public safety. 

 

main body①

犯罪は現在も増え続けており、苦しんでいる人がいる

Crime is still on the rise, and more and more people are suffering from crime.

 

このような犯罪をなくし、公共の安全を確保するためには、常に対策を講じておく必要がある

It is necessary to take constant measures to eliminate such crimes and ensure public safety.

 

main body②

テクノロジーの進化は新たな犯罪をうんでいる

Advances in technology are giving rise to new crimes.

 

こういった犯罪に対処するためには常に対策をアップデートすべき

We should always update our measures to deal with these crimes.

 

conclusion

こういった理由で「公共の安全性を向上させるためにさらなる努力が必要」に賛成

For these reasons,I strongly believe that More efforts are needed to improve public safety.

 

 

これらの英文を軸に繋ぎ言葉などを加えていけば、英検準一級英作文の要件を十分に満たすものを書くことができます。

 

150字のボリューム感を理解する

 

英検準一級英作文は120~150ワードと指定されています。

 

文字の大きさや使う単語によって違いますが、英検の解答用紙には1行平均して10~12ワードが入ることが多いです。

 

つまり10~12行程度の英文を書く必要があるということ。

 

上記であげた

 

  • introduction1~2文
  • main body①2~4文
  • main body②2~4文
  • conclusion1~2文

 

で書いていくと大体120~150ワードにおさまるはずです。

 

英検の公式HPから英検準一級英作文で使う解答用紙がDLできるので、実際に英文をいくつか書いてみて、自分が1行あたり何ワードほど書いているのか把握しておきましょう。

 

※150ワードを多少オーバーしていても、解答用紙におさまれば大丈夫です。

 

解答用紙からはみ出した分は採点対象にならないので、絶対に解答用紙におさめるようにしましょう。

 

自信のある単語・文法を使う

 

英検準一級英作文の採点方法でも書きましたが、ミスは減点されます。

 

用法に自信のない難しい言葉や文法を使うよりも、シンプルでも間違いのない文法や単語で英作文を書いたほうがいいです。

 

英検準一級のリーディングパートの文法や単語のレベルは高いです。

 

ですがそのレベルは英作文には求められていません

 

設問の要件に沿いミスなく主張を相手に伝えることができるだけで高得点が狙えます。

 

問題文の指示に従い余計なことは書かない

 

英検準一級英作文でするべきことはとてもシンプルです。

 

トピックに対する賛成・反対とその理由を、指定の語彙を2語使い120~150ワードで書く

 

ただそれだけです。

 

それ以外のことは書く必要はありません。

 

それ以外のことを書くと設問の指示に従ってないということで減点の可能性もあります。

 

シンプルに自分の知っている言葉や表現で設問の指示に従って書く。

 

英検準一級英作文はそれだけで高得点が狙える、お得な設問なのです。

 

英検準一級英作文で使える表現

 

ここからは英検準一級英作文で使える表現を見ていきましょう。

 

模範構成があるように、各構成項目ごとに使う表現もある程度決まっています。

 

英検準一級本番までに確実に覚えておきましょう。

 

introductionで使う表現

 

introductionでは、トピックに対する賛成・反対を表明します。

 

最初の文は以下のような「意見をはっきりのべる表現」を使い、賛成・反対の立場を明確にしましょう。

 

  • I agree with~
  • I disagree with~
  • In my opinion,~
  • I believe (that)〜
  • I think (that)〜 

 

main body①で使う表現

 

main body①では、賛成・反対の理由とその深掘りを書きます。

 

main body①の最初の文章は、以下のような「最初の理由として」という表現から始まります。

 

  • First(ly), ~
  • To begin with, ~
  • First of all,〜

 

その次の文章は、その理由の深掘りを書いていきます。

 

以下のような「例を表す表現」や「自分の体験を表す表現」から始めるとスムーズに文章がつながります。

 

  • For example, ~
  • In my experience, ~
  • In my personal perspective,~
  • For instance, ~

 

main body②で使う表現

 

main body②では、2つ目の賛成・反対の理由とその深掘りを書きます。

 

main body②の最初の文章は、以下のような「2つ目の理由として」という表現やそれに近い表現から始まります。

 

Second(ly), ~

Second of all,

In additon,〜

 

その次の文章は、main body①と同じくその理由の深掘りを書いていきます。

 

使える表現はmain body①を参考にしてください。

 

conclusionで使える表現

 

最後はconclusionです。

 

introductionと同じ内容を、別の言い回しで表現すればOKです。

 

最初の文章は「このような理由から」という、まとめの表現から始めましょう。

 

  • For these reasons, ~
  • As a result,〜
  • In conclusion,〜

 

この~の部分にはintroductionと同じ内容が入りますが、繰り返しではなくぜひ別の言い回しで表現したいもの。

 

introductionで「I agree with~」を使って賛成を表現したのであれば、「For these reasons, I strongly believe that~」などに表現を変え繰り返しを避けるようにしましょう。

 

英検準一級英作文◎コツをおさえれば大丈夫!

 

英検準一級の英作文を苦手とする人は多いと思います。

 

ですがコツをおさえつつ演習を繰り返せば、確実に高得点が狙える分野でもあります。

 

しっかり対策して英検準一級の一次試験突破を狙っていきましょう!。

 

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