普段英語を見ることや聞くことがあっても、なかなか自分の考えを書くことは多くないでしょう。
しかし、英検二級ではライティングが出題されるため、英語を書くことに慣れておかなければなりません。
そこで今回は、英検二級のライティングを突破するためのコツや使える表現、テンプレートなどを解説します。
本記事は、ENGLISH-Xで実際に英検準一級の指導に当たっている鎌田が解説します!
※この記事は約5分で読むことができます。
Contents
英検二級ライティングは難しい?
英検二級のライティングのレベルは中程度といえます。
理由としてまず一つ目が、「指定語数が80~100語である」点です。
100語と聞くと多いように感じますが、実際のライティングでは問に関する答え2つをメインとし、序論と結論を書きます。
このテンプレートに沿ってライティングを行えば、よほど意見が思いつかないなどとならない限り100語近くはライティングができるでしょう。
二つ目の理由が、「トピック自体が難しくはない」ということです。
まずは、過去3年分の実際に出題されたトピックを見ていきましょう。
【2021年 第1回】
It is often said that restaurants and supermarkets should try to reduce the amount of food that they throw away. Do you agree with this opinion?
(出典:公益財団法人日本英語検定協会)
【2020年 第3回】
Some people say that more apartment buildings should allow pets such as dogs and cats. Do you agree with this opinion?
(出典:公益財団法人日本英語検定協会)
【2020年 第2回】
Some people say that young people should spend more time thinking about their future careers. Do you agree with this opinion?
(出典:公益財団法人日本英語検定協会)
過去出題されたトピックは上記のとおりです。
レストランの食材ロス、ペットOKのアパート、将来のキャリアビジョンなど日本語に訳すとそこまで複雑なトピックではありません。
そのため、極めて高度な専門知識がなくても、普段の日常会話程度の英語をある程度使用できれば十分にライティングができるレベルといえます。
上記の理由により、英検二級のライティングのレベルは中程度であり、コツを掴んでしまえばそこまで難しく感じることもないでしょう。
英検二級ライティングのコツ①:POINTSの使い方
英検二級のコツとして、文字すを確保するために問題用紙に書かれているPOINTSをそのまま利用する手法があります。
POINTSとはトピックとして書かれている質問文の下に記載されている単語のことです。
たとえば、「2021年 第1回」の場合トピックの下に、以下の3つのPOINTSが記載されています。
1:Cost
2:Health and safety
3:The environment
英検二級のライティングを解く際に、書き出しが思いつかなかったり意見を膨らませて文字数を増やしたいときは、このPOINTSをそのまま使い、アイディアを膨らませていきましょう。
またPOINTSを抑えながらライティングをすることで、トピックに対しての回答のずれを防いだり、結論が導きやすくなるなどのメリットがあります。
英検二級ライティングのコツ②:試験でそのまま使える表現・テンプレート
英検二級のコツとして、ライティングに使えるテンプレートとフレーズを事前に準備しておくことをオススメします。
予めテンプレートを準備しておくことで使える表現方法が増えたり、コンスタントに文字数を計算できるため、よりライティングをスムーズに進めていくことができます。
テンプレートについては基本的に以下のフローがおすすめです。
【英検二級ライティング突破のテンプレート】
1:序論
2:本論(理由一つ目)
3:本論(理由二つ目
4:結論
また上記のテンプレートに合わせて、以下のフレーズを覚えておくとつかえる表現が増え、ライティングを解きやすくなります。
I think that~
英検二級のライティングはYes/Noクエスチョンのため、まずは自分の意見がどちらかを先に決めましょう。
はじめに自分の意見を決めることで、その後のライティングが行いやすく、一貫性のある文章が書けるようになります。
First of all~
本論で一つ目の理由を述べる時はFirst of all~から書き始めることがおすすめです。
しっかりと一つ目の理由を書く流れを作ることができるため、後ほど見直しをして論理的な文章になっているか判断することができます。
Another reason is that~
二つ目の理由を書く際も同じく、Another reason is that~と、二つ目の理由を書くことまず記載するようにしましょう。
意見に対する理由付けが二つ必要とされる英検二級のライティングでは、文章を見た時に明確な理由が2つあることが加点に大きく影響します。
For example~
文字数を稼ぐためには理由を述べる際、厚みを持たせて文章を膨らませることが重要です。
その際に、自分の意見だけではなく実際の例なども織り交ぜていきましょう。
実際にある例を記載することで、自分の意見のみの単調な文章からより詳しい文章へと変化します。
Therefore~
結論で文章を締める時はTherefore~ではっきりといいきりましょう。
理由や具体例を下記、その結果何がいいたいのか、Yes/Noどちらかなのかで文章を終わらせることで、序論から一貫した文章が完成します。
英検二級ライティングのコツ③:提出前のチェックポイント5選!
ライティングが終わったら、提出する前に必ず見直しをしてください。
そして見直しをする際のコツですが文章構成はもちろん、冠詞や複数形、時制など英語特有の文法を中心的に見直すようにしましょう。
文章構成
最も重要なのが文章構成が正しいテンプレートに沿っていることです。
見直しの際は、以下のテンプレートに沿ってねじれがなく文章が書かれているか注意して確認してください。
【英検二級ライティング突破のテンプレート】
1:序論
2:本論(理由一つ目)
3:本論(理由二つ目
4:結論
英検二級のライティングは基本的に上記のテンプレートに沿って書けば、構成的には問題ありません。
特に理由を二つ書くことはマストのため、自分の意見が二つ用意されているかは入念にチェックしましょう。
スペルミス
当たり前なことですが、スペルミスは極力ゼロにしましょう。
いくら構成が良くても、細かいスペルミスをしていては無駄な減点対象となってしまいます。
コツとしては無理して難しい単語を使うのではなく、自分が知っているフレーズや簡単な単語で正確性を高めていくことです。
時制・三単現
英語の文法で特に難しいのが時制と三単現でしょう。
特に三単現のsはノンネイティブに取ってはあまり馴染みのない概念のため、つい忘れがちです。
そのため、ライティング終了後の見直しでは、文章中の動詞の確認には特に注意が必要です。
単数形・複数形
時制や三単現と同じく、単数形・複数形もなかなか馴染みのない概念ではないでしょうか。
特に複数形のsなどはそもそも存在を忘れることがあるため、見直しをしても見逃してしまうことも多くあります。
そのため、ライティングの段階から複数形のsを意識しながら書くようにしましょう。
英検二級ライティングを突破するための勉強方法
英検二級のライティングを突破するためには、テンプレートを覚えることと使える表現を増やすことが重要です。
裏を返すと、テンプレート通りにスペルミスなどなくライティングができれば、ある程度良いスコアを獲得することができます。
そのため、実際の練習問題をテスト本番と同様の時間で繰り返えして解き、自分の弱みを把握し、強化するよう学習を進めてください。
まとめ:英検二級ライティング対策は「対策」を受けることが重要!
一見難しそうに感じる英検二級のライティングですが、コツをつかみ、使える表現をテンプレートに当て込めていけば、高得点を獲得することは可能です。
特に理由を二つ本論で述べることを意識し、文章構成を組むだけでも比較的ライティングがスムーズに進みます。
目黒の個別指導英語塾ENGLISH-Xでは英検二級対策を行っています。
特にライティングを対策するときは添削を受けることが重要です。
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