普通の中学生が英検準二級に合格する対策・その大きすぎるメリット

「英検準二級って中学生でも合格できるの?」「どうやって勉強したらいいの?」

 

そう思うあなたのために、当記事ではそんな疑問を検証し、中学生でも挑戦しやすい対策をご紹介します!

 

これを読めば、英検準二級合格のためにまず何をしたらよいかが分かります!

 

当記事は、実際に中学3年次に英検準二級に合格し、現在準一級をもつ木下が解説します。

 

中学生の方だけでなく、「英検準二級を受けるけど中学で習った内容が身についているか不安!」という高校生以上の方も、ぜひご一読ください!

 

※この記事は約10分で読むことが出来ます。

英検準二級、中学生には難しい?

まずは、英検準二級の内容を見てみましょう。

 

英検準二級のレベル、三級との比較

 

英検準二級のレベルとしては、高校中級程度とされています。

 

中学3年分の学習内容に加え、高校で習うレベルの英語の知識も必要です。

 

ひとつ下の英検三級のレベルは、中学卒業程度とされています。

 

(出典:公益財団法人日本英語検定協会

 

問題の内容は? 三級との違い

 

内容の目安としては、英検三級は、日常の身近なトピックや海外の文化などを題材にした、筆記(50分)・リスニング(約25分)・面接(約5分)の試験構成です。

 

英検準二級ではそこに教育や科学などを題材とした長文の穴埋め問題が加わり、筆記(75分)・リスニング(約25分)・面接(約6分)の試験構成となっています。

 

準二級は、センター試験の問題形式と共通点が多く、大学入試レベルともいわれています。

 

(出典:公益財団法人日本英語検定協会

 

筆者の中3での英検準二級受験

 

ここまでは、簡単に英検準二級のレベルと出題内容をご紹介しました。

 

では次に、「やっぱり中学生には難しいんだ」と思ったあなたに、

中学3年生まで英会話や海外生活の経験は一切なく、公立中学校の授業と塾のみで英語を勉強してきた筆者の、英検準二級受験当時の実際の勉強を少しご紹介します。

 

筆者は、中学3年生の10月に筆記・リスニング試験、11月に面接試験を受験しました。

 

学校の授業・テストの勉強と並行して、単語帳で使える単語や表現を毎日少しずつ増やし、文法の解説ライティングの添削面接の練習を、通っていた個別指導塾の講師にお願いしていました。

 

高校入試の他の試験科目の勉強とも並行しての受験でしたが、むしろ英語の入試対策に大いに役立ったので問題なく進められました。

英検準二級を中学生のうちに取ると、こんなにメリットが

 

中学生で英検準二級を取得すると、三級以下を取得するより圧倒的にメリットが増えます

 

ここでは主な、高校・大学入試と英語学習のモチベーションに関わるものをご紹介します。

 

高校入試

 

英検を持っていると、一部の高校では内申点に加点されることが期待できます。

 

また一部の私立高校では推薦入試の出願資格に英検三級・準二級を定めています。

 

入試方式に直接影響せずとも、英検準二級合格を通して身につけた英語力は、そのまま高校入試の英語試験の実力アップに大きく繋がります。

 

筆者の場合、第一志望の公立高校の英語の入試問題が、自分の実力よりレベルの高い自校作成問題だったので、その対策の手前の基盤づくりとして、英検準二級で身につけた英語力が大いに役立ちました。

 

英検準二級の試験勉強は、ハイレベルな高校入試の勉強のための助走の役割を果たしてくれました。

 

大学入試

 

実は、中学生のうちに英検準二級を取得すると、大学入試で周りと大きく差がつけられます

 

なぜなら、中学生のうちから英語の勉強を先取りすることで、大学入試までに英検準一級の合格が狙えるからです。

 

大学によっては英語外部試験利用入試があり、指定されたレベル以上の英検の級を持っていると、英語の試験が免除になります。

 

さらに、級に応じて得点換算されたり、他の試験科目の合計点数に加点されたりする大学もあります。

 

英検が特定の入試方式の出願資格になり、他の入試方式よりも少ない科目数で受験できるようになる大学もあります。

 

このように、大学入試までに英検準一級を取得することには大きなメリットがあります。

 

高校生で合格するにはかなりレベルが高いので、取得すると大学入試の際に周りと大きく差をつけることができます。

 

高校生で準一級を狙うのも、中学生で準二級を狙うのも、どちらも学校の授業以上の勉強が必要です。

 

しかし、準一級の勉強のほうが圧倒的に、長期の積み重ねが必要です。

 

中学生で準二級を狙うほうが挑戦しやすく、そこでコツを掴み英語力の基盤が出来れば、高校の3年間で確実に準一級の合格に繋がる積み重ねができます。

 

ちょっとした優越感で、本当に英語が得意に

 

中学生で英検準二級を受験、また取得している人はまだまだ少人数です。ですから、もし取得できれば同級生たちと差をつけることができます。

 

筆者の場合、友達に褒められたり、質問されて英語の問題を解説し役に立てたりということによって、英語に対する自信や、更に英語を学ぼうという気持ちが強くなり、英語の勉強がどんどん楽しくなりました。

 

少し背伸びをして英検準二級に挑戦したからこそ得られたことだと思います。

 

今少し頑張って準二級を取ることで、自他ともに「英語が得意」と思える状態になり、高校、大学とその先何年もの英語の吸収率がぐっと高まります

 

普通の中学生でも英検準二級を狙える勉強計画

 

ではここからは、「いざ英検準二級を受験するとしても、何から手をつけていいかわからない!」というあなたに、超簡単な勉強のプランをご紹介します。

 

まずは自分の立ち位置を知る

 

まずは、英検の公式サイトにある、準二級の過去問をひとつ選び、一次試験本番のように解いてみましょう。

 

筆記試験(リーディング・ライティング)は、まずは75分を測って挑戦し、その後時間を気にせず全ての問題取り組みます。

 

時間内にどこまでできて、どこからを時間外で解いたかがわかるように回答の記入の仕方を工夫します。

 

解らない問題は飛ばしても大丈夫です。

 

本番ではないので適当に記号を選び答えを埋めなくて大丈夫です。

 

最初なので、解らない問題がたくさんあるのは当然です。

 

あまり気にせず、自分の正確なスコアを知るために一問一問正直に解いていきます。

 

そのままリスニングも解き、答え合わせをしていきます。

 

・各設問の種類ごと

・リーディング・ライティング・リスニングでそれぞれ

・一次試験全体

 

の3つでそれぞれ、大体何%正答できたかの割合を出していきます。

 

これで、大体の今のレベルを知ることができます。

 

英検準二級の一次試験合格基準スコアは1322点、各技能ごとの満点スコアは600点と設定されています。

 

採点は英検独自の統計的手法で計算されているので、

目安としてはそれぞれの技能でバランスよく7割の正答率を保つことが合格ラインになります。

 

つまり、英検準二級に合格するには、最終的に、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能のレベルをバランスよく身につける必要があります。

 

正答率を計算して、自分の中で得意な技能と苦手な技能を把握することが、英検準二級対策の勉強のベースになります。

 

設問別に作戦を

 

自分の実力の分析が出来たら、全体的に底上げしながら苦手な技能を克服し、バランスを取っていきます。

 

ではここで、各設問でここだけは抑えておきたいというポイントをご紹介します。

 

詳しいやり方は、関連記事でご紹介していますので気になった方はチェックしてみてください!

 

 

リーディング

 

空語補助対策には、語彙力の強化を目指しましょう。

 

英検準二級の目安は3,600語です。

 

とはいえ、沢山を中途半端に覚えるより、できる量でいいので確実に染み込ませることが大切です。

 

そうでないと結局身につかず、試験本番でも使えません。

 

長文対策としては、スラッシュリーディングパラグラフリーディングの練習をして文の構造を素早くざっくりと理解できるよう鍛えましょう。

 

とにかく数をこなして、分からないものはすぐに誰かに確認することが効率よく身につけるポイントです。

 

詳しくは、「英検準二級リーディング!試験概要から対策・勉強法まで解説!」をご覧ください。

 

 

ライティング

 

を武器にしましょう。

 

使いこなせる表現を確実に増やし、本番迷う時間を少しでも減らす準備をしましょう。

 

詳しくは、「英検準二級ライティングで使える表現を紹介!満点のコツも!」をご覧ください。

 

 

リスニング

 

音読練習語彙力強化が鍵になります。

 

音読練習は、文章だとハードルが高いのであれば、最初は、好きな洋画の台詞を切り抜いて、英語字幕を見ながらするのがおすすめです。

 

意味を理解しながら発音を真似て練習しましょう。

 

詳しくは、「英検準二級リスニング対策!今日からできる勉強法を紹介!」をご覧ください。

 

 

面接

 

とにかく練習。誰かに見てもらいましょう

 

人とできない場合は、自分で質問を決めて一発目から動画を撮り確認していくのも手です。

 

詳しくは、「英検準二級面接で使える表現!合格へ導くテクニックを解説!」をご覧ください。

 

ズボラでも英語苦手でも必ず続く勉強法

 

最後に、やる気満々で始めてもいつも途中であきらめてしまう、そんな、最後まで勉強を頑張れるか不安な方に、続けるための一番大切なコツをご紹介します。

 

それは、「一回のノルマを、どんな日でも絶対できるというくらい最小限にして、始めるまでの時間を短くすること」です。

 

筋トレに例えると、毎日の最低限の目標を「腹筋50回」ではなく「腹筋1回」にして、そのときに物足りなければやりたい分追加していきます。

 

1回できたらノルマ達成ですし、10回やればノルマを大きく上回ります。

 

こうして自分のモチベーションが上がる「環境」を整えることがとても重要です。

 

そして毎日の勉強のおすすめは、はじめに着火剤として30分以内で得意な部分の勉強をしたあと、そのまま苦手な部分に移りまずは一問解いてみることです。

まとめ

中学生のうちに英検準二級に挑戦しよう

 

この記事では、「普通の中学生が英検準二級合格にむけて知るべきこと」を難易度や設問内容、メリット、対策勉強法などの視点から解説しました。

 

圧倒的なメリットから、中学生のうちに英検準二級に挑戦すべきです。

 

優先順位をつけ、自分ができるペースで

 

沢山のことを一気にやろうとすると結局選べずに何もできなくなります。

 

焦らずにひとつひとつを確実に集中して進めることが重要です。

 

何から始めればいいか分からない!という方は、記事でご紹介したように、まずは過去問を一度解いてみましょう。

 

正しく進められているか、確認が必須

 

英語の勉強は数学などとは違い、ひとりで進めていると気づかないうちに、正しいやり方からずれていってしまいやすいです。

 

この記事を踏まえてどれだけ沢山勉強をしても、間違えたまま学んでいたら意味がありません。

 

特にライティングリーディングのテクニックの練習は、自分より英語ができる誰かに頻繁に確認してもらい、こまめに軌道修正をすることが必要不可欠です。

 

何キロ走っても、方向がずれていたらいつまでもゴールに辿り着きませんし、それどころかどんどん離れていってしまいます。

 

英語の勉強も同様で、努力を実らせるには自分より英語ができる誰かのサポートやガイドが必須です。

 

 

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