「英語を読むことはできるけどリスニングは苦手…」
「リスニングの勉強は何をすればいいのかわからない…」
という悩みはありませんか?
近年、外部検定試験型入試が導入されるなど、リスニングの重要性は高まっています。
そこで、「リスニング対策」をレベルに分けて徹底的に紹介します!
当記事はENGLISH-Xで実際にリスニングの指導に当たっているキムが解説します。
※この記事は約3分で読むことができます。
Contents
大学受験にリスニングは必要なの!?
まずは、大学受験でリスニングがどのくらい重要なのかについてご紹介します。
志望大学によっては必要
大学独自の入試にリスニングを行う大学はほとんどありません。
しかし、以下のような有名大学ではリスニングを導入しています。
・青山学院大学(文学部英米文学科など)
・お茶の水女子大学AO入試(文教育学部人文科学科など)
・学習院大学公募制推薦(経済学部)
・国際基督教大学(教養学部アーツ・サイエンス学科)
・上智大学公募推薦制度
・中央大学英語運用能力特別(法学部など)
・東京大学
など
ただ、これらの大学以外を志望している場合でもリスニングが必要になる場合があります。
それは、外部検定試験型入試を行う場合です。
外部検定試験型入試とは、「英検、TOEFL、TOEICなどの資格検定を受験に利用して入試を行う」制度です。
大学受験は一発勝負のため、模試の判定が良くても受験当日失敗してしまう可能性があります。
ただ外部検定試験型入試を利用すると、事前に何度も受験することができ安心して受験できます。
この外部検定試験型入試を利用するための英検等の資格検定にはリスニングが必須です。
共通テストのリスニング
国公立大学を目指す場合や利用入試を目指す場合は、共通テストが必要になります。
そして、多くの大学が共通テストのリスニングを必須にしています。
さらにセンター試験から共通テストに変わった際、英語の配点が、
「筆記200点:リスニング50点」から「英語100点:リスニング100点」に変わりました。
つまり、共通テストにおけるリスニングの比重は高くなっています。
直前期の対策だけでは、いい点数を期待できないので、日頃からのリスニングの勉強が必要になってきます!
【初心者向け】大学受験リスニング対策
では、どのようにして大学受験のリスニングに向けて対策をしていけばいいのでしょうか?
ここからはレベルに合わせてリスニング対策をご紹介します。
まずは、「初級者向け」です。
リスニング初心者は英語を聞き慣れていないと言えます。
慣れしていない受験生は、以下の3つの対策があります。
単語や文法を覚えよう
まずは「単語」を覚えましょう。
単語を覚えていないとリスニングを聞き取ることはできません。
また、聞き取れたとしても意味がわからなければ問題は解けないでしょう。
英単語を覚える際はまず動詞から覚えることがおすすめです。
動詞を理解することで文章の流れを抑えることができます。
そして、単語に並んで「文法」を覚えることもリスニングを行う上で大切です。
単語を覚えて聞き取れたとしても、文法を理解できていないと意味がわからなくなります。
単語や文法の勉強法は以下の記事でもまとめてますので、ぜひ読んでみてください!
英文を音読しよう
次に、英文を自分自身で音読しましょう。
リスニング対策を行うためには、英語を音として認識することが大切です。
そして音読をする際、発音やアクセントにも気をつけましょう。
実際に自分自身で音読することで正しい発音やアクセントが身につきます。
これは、スピーキング能力の向上にもつながりますので、ぜひ意識してやってみましょう。
【中級者向け】大学受験リスニング対策
次に、「中級者向け」のリスニング対策をご紹介します。
ディクテーションしよう
リスニング対策としてディクテーションが有効的です。
ディクテーションとは「読み上げられた英語を書き取る練習」です。
「英文を読むことはできても、聞き取れない」という方が多くいますが、そんな方にディクテーションはとても有効的です。
具体的には、以下の①〜⑤を行います。
①英文の音声を聞く。
②その音声をそのまま書き取る。
③答えと自分が書いた文章を照らし合わせ、間違いを確認する。
④聞き取れなかった箇所を自分で発音してみる。
⑤もう一度音声を聞く。
以上の①〜⑤を行うことで、自分が聞き取りづらい箇所が明確になります。
シャドーイングしよう
次にご紹介するリスニング対策はシャドーイングです。
シャドーイングとは、「英語を聞きながらそれを真似て発音する練習」のことです。
シャドーイングを行うことで英語の発音やリズム、アクセントを理解できます。
リスニングは次から次へ流れてくる音声を聞き取らなくてはいけませんが、最初はなかなかついていけません。
そんな方もシャドーイングを行うことでリスニングについてこれるようになります。
具体的には、以下の①〜④を行います。
①まずは何も見ずに英文を聞く。
②シャドーイングを行う。
③英文を確認し、自分が聞き取れなかった箇所を確認する。
④再びシャドーイングを行う。
以上の①〜④を行うことで、リスニングだけでなくスピーキングも鍛えられます。
【上級者向け】大学受験リスニング対策
次に、「上級者向け」のリスニング対策をご紹介します。
洋画や洋楽で英語を聴こう
洋画や洋楽で英語を聞くことでさらにリスニングに強くなります。
リスニングの教材等で英文を聞くと、多くの場合日本人が話す英語となっています。
日本人が話す英語に慣れたとしても、ネイティブな英語に慣れていないとリスニング試験で実力を発揮できないかもしれません。
洋画や洋楽を聴くとネイティブな発音やリズムを理解できます。
リラックスした状態でも洋画や洋楽で英語を聞き取れるようになりましょう。
海外のニュースを見よう
海外のニュースで見ることで効率よくハイレベルなリスニング力が身につきます。
ただ、リスニングとしてはかなりハイレベルです。
そのため海外のニュースを英語で聞き取ることができたらリスニングの自信を持っていいでしょう。
ただ聞き取れていると思っていても、間違っている可能性もありますので英語の字幕など、読まれている文章を確認できるようにしましょう。
まず、ニュースを読もうと思ったら「The Japan Times」をおすすめします。
身近なニュースが英語で読めるので、英語のいい練習になります。
大学受験リスニング対策におすすめアプリ&参考書
最後に、リスニング対策になるおすすめアプリと参考書をいくつかご紹介いたします。
大学受験リスニング対策おすすめアプリ
・NHKゴガク語学講座
NHKゴガク講座はNHKラジオで放送されている語学講座を20番組無料で聴くことができるアプリです。
ラジオの放送を聞きながら解説も確認することができます。
また、英単語習得番組である「ボキャブライダー」では単語学習と連動しており、クイズ形式で単語を学ぶこともできます。
https://www2.nhk.or.jp/gogaku/app/
・PBS NewsHour
PBS NewsHourはアメリカ公共放送が毎日放送している番組を見れるアプリです。
アプリだけでなくYouTubeでも配信されています。
本場の英語を聞くならPBS NewsHourがおすすめです。
・センター赤本−英語リスニング過去問
センター赤本−英語リスニング過去問はこれまでセンター試験で出されたリスニングの過去問を全て購入できるアプリです。
倍速を調整して自分のペースで学習することができます。
いち早く共通テストのリスニングに慣れたい方にはおすすめです。
大学受験リスニング対策おすすめ参考書
・英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
英語耳はリスニング初心者に向けた参考書です。
日本人が慣れていない英単語の発音やアクセントの違いを丁寧に解説してくれます。
TOEIC対策としてよく使われていますが、大学受験にも対応しています。
・速読英単語
速読英単語は単語力と速読を一気に覚えられる参考書です。
大学受験対策に必要な単語が全て収録されています。
音声データは無料ダンロードが可能なため、いつでもどこでも聞くことができます。
リスニング力をプロに伸ばしてもらおう!
大学受験に向けたリスニング対策にはやはり「英語を聞くことに慣れる」ことが重要です。
そして、英語を聞くこと慣れるためには何度も繰り返し聞き、自分でも発音することが大切となってきます。
最初は「何を言っているのか全くわからない…」と挫折することもあるでしょう。
それでも継続していくことで必ず英語に慣れてきます。
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