スタンフォード大学に進学するための条件と求める学生像を紹介

スタンフォード大学は、 アメリカ西海岸カリフォルニア州にある私立大学です。全米で最高峰のレベルを誇るスタンフォード大学に進学するには、日本からの進学方法や選考プロセスを理解し、対策を進める必要があります。

本記事は、名門スタンフォード大学で学びたい学生のために、目黒にある英語専門塾ENGLISH-Xが作成しました。

スタンフォード大学の歴史から進学方法、進学するメリット・デメリットまで幅広く情報をお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。

スタンフォード大学の歴史と特徴

スタンフォード大学は、世界で最も権威のある大学の1つで、「西のハーバード」とも称されます。スタンフォード大学の歴史を紐解くとともに、特徴を見ていきましょう。

スタンフォード大学の歴史

スタンフォード大学は、1885年にカリフォルニア州の上院議員リーランド・スタンフォード夫妻が、多くの子供たちに最高の教育を与えようとの思いから設立しました。

正式名称を「リーランド・スタンフォード・ジュニア・ユニバーシティー」といい、スタンフォード夫婦の早逝した子息リーランドの名前が付けられています。

スタンフォード大学の特徴

スタンフォード大学は、学部生より大学院生の方が多く在籍しています。研究のレベルが高く、ノーベル賞受賞者を多く輩出してきました。とくに、コンピューターサイエンス、生命工学、物理学、機械工学、電子工学、航空力学、環境工学など理系の学部は全米でトップの評価を得ています。

世界で最も多く起業家を輩出する大学として知られ、2021年は、MBAクラスの学生の68%が求職中、18%が新しいベンチャーを開始しました。

全米一美しい大学としても知られており、約993万坪の緑豊かなキャンパスには、コロニアル様式の建築が多く存在しています。中心部にはモザイルタイルの壁画とステンドグラスが美しい、メモリアル・チャーチが建てられています。

スタンフォード大学への進学方法

スタンフォード大学は、アメリカでも最も進学がむずかしい大学の1つで、例年、合格率は5%前後で推移しています。そのため、日本からスタンフォード大学に進学するには、選考プロセスと課題の確認が欠かせません。事前にチェックしておきましょう。

スタンフォード大学の選考プロセス

スタンフォード大学をはじめ、アメリカの大学ではいわゆる日本における「入試」は実施されません。あくまでも、アプリケーション(application)と呼ばれる書類のみで合否が決まります。

スタンフォード大学では、選考基準として、複数の書類を多角的・総合的に評価するHolistic Admissioを採用しています。学力、英語力だけでなく、人としての魅力や個性なども合否に影響する点に留意しましょう。

ただし、出願には「英語の資格・GPA(成績)・規程テスト」が一定の基準に達している必要があります。

・IELTS  7.0

・TOEFL 100点

・成績 (GPA)       5段階4.6以上

・規程テスト          SAT Math720-800/ SAT ERW 700-800、ACT 32-36

スタンフォード大学独自の課題

先述した通り、アメリカの大学は書類のみでの合否決定が一般的ですが、スタンフォード大学では願書に、独自の課題や質問を設けています。

過去には、以下のような課題や質問がありました。

・50語で好きな作家や愛読している雑誌を回答するなどを回答する

・250語以内で将来のルームメイトに手紙を書く

スタンフォード大学が求める学生像

スタンフォード大学の校訓は、「Die Luft der Freiheit weht(独:自由の風が吹く)」です。人種や性別、宗教を問わず優れた学生に、高い教養を学ぶ機会を与え社会に役に立つ人材を育成すると掲げています。

スタンフォード大学では、秀でた学業成績は当然として、優れた頭脳をいかに社会に役立てるかに重きが置かれています。

スタンフォード大学が求めるのは、「Die Luft der Freiheit Weht」の校訓に基づいた以下のような学生像です。

・グローバルな目線に立てる

・スポーツに優れた能力を発揮している

・オリジナリティがある

・困難に挑戦する意欲がある

・視野が広く、スケールの大きな発想ができる

・知的好奇心が高い

・自己犠牲の精神がある

・起業する意欲に満ち溢れている

スタンフォード大学に進学するメリット

スタンフォード大学への進学は、容易ではありません。しかし、全米で最高峰のレベルを誇る大学での学びは、大きなメリットがあります。

レベルの高い講義が受けられる

スタンフォード大学では、学生5人に対して1人の教員が付く、きめ細やかな教育環境が整っています。3年次から学べる専攻は、アートパフォーマンス・建築デザイン・コンピュータテクノロジー・政治経済・環境エネルギー・歴史文学・文化人類・言語・ビジネス・理数学・医学・総合政策・学際研究の13分野と多岐にわたります。

世界最高峰といわれる工学・生物学・自然科学のみならず、多くの分野でハイレベルな講義を受け、議論を交わしながら切磋琢磨していける環境は、学ぶ意欲がある学生にとって大きなメリットになるでしょう。

海外での就職が容易になる

スタンフォード大学は、2020年に発表された世界大学就職ランキングにおいて、2年連続でマサチューセッツ工科大学に次ぐ第2位に輝きました。

起業家を多く輩出するスタンフォード大学は就職に強く、海外で仕事をしたいと考える学生にとって、優良な環境であるといえるでしょう。

スタンフォード大学に進学するデメリット

スタンフォード大学は入学がゴールではありません。進学してから予期せぬ事態に慌てないためにも、事前にデメリットを確認しておきましょう。

他大学からの編入や転校は容易ではない

さまざまな進学ルートが選べるアメリカは、多くの大学で編入制度を設けています。アメリカの大学からの編入だけでなく、日本の大学からの編入にも対応しているため、将来へのステップアップや新たな学びへの門戸が開かれている特徴があります。

そこで、高いレベルを誇るスタンフォード大学への編入を考える学生も多いでしょう。例年、ペパーダイン(Pepperdine University)大学から一定数の編入生を取っているため、ペパーダイン大学に進学してから、スタンフォード大学への編入も可能です。

しかし、編入率は例年2%程度と低いうえ、毎年、編入を受け入れているわけではありません。編入や転校でのスタンフォード大学への進学ルートが開かれている点はメリットといえますが、決して容易な道ではない点は注意すべきです。

ほかの私大に比べて学費が高い

一般的に、アメリカの大学は他国よりも学費が高いといわれており、スタンフォード大学も例外ではありません。スタンフォード大学の学費は年間約5.8万ドル(約870万円)、卒業までには約34万ドル(約5,100万円)がかかるといわれています。

授業料が全額免除になるScholarshipや、家庭の経済状況に応じて支給額が決まるFinancial Aidなど、日本人が利用できる奨学金もあります。奨学金を受け取れる条件は事前に調べておきましょう。

まとめ

世界最難関の大学の1つスタンフォード大学には、世界最高峰の講義を受けられる環境が整っています。高いレベルの講義を受け、意欲の高い学生と研鑽する環境に身を置きたいと考える人も多いでしょう。

スタンフォード大学の出願には、一定の学力や英語力が求められますが、選考は願書のみで行われ、学力試験や面接は実施されません。合格率5%以下のスタンフォード大学に進学するためには、スタンフォード大学独自の課題であるエッセイへの対策が必要です。

英語で内容がよく練られた完成度の高いエッセイを作成するためには、英語力や英文のエッセイの基本的な構成ルールを身に着けましょう。

英語力やエッセイの作成力を磨くには、プロの指導が欠かせません。

目黒の英語専門塾ENGLISH-Xでは、1人ひとりに合わせて能力を伸ばせるオーダーメイド授業を行っています。スタンフォード大学に進学したい熱意を伝えるために、英語力やエッセイ作成力を高めましょう。

スタンフォード大学をはじめ、海外の大学に精通した先輩が、どんな疑問にも答え、全力でサポートします!

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