英検準一級合格のための勉強法!勉強のコツや合格するために必要な時間

早稲田大学や明治大学など、英検利用入試を実施する大学や学部が増えてきました。英検利用入試で英検準1級が使えると、英語入試が免除されたり英検のスコアが得点換算されたりするため、難関大学の合格に大きく近づきます。

本記事は目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが、英検準一級合格を目指す皆さんのために制作しました。勉強法だけでなく、役に立つ情報もお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。

英検準一級の一次試験概要

英検準一級には、一次試験と二次試験があります。

一次試験では、4択のリーディング問題が大問3つ、記述式のライティングが大問1つ、4択のリスニング問題が大問3つ出題されます。リーディングとライティングの筆記試験の試験時間は90分、リスニングの試験時間は30分です。

英検準一級一次試験の合格点

英検は、各級ごとに合格の基準点が定められています。

英検準一級の合格点は、1792です。技能ごとの満点スコアは750点で、技能により問題数が異なるので、点数が均等に配分されるように調整されています。

英検準一級の二次試験概要

英検準一級の二次試験では、面接委員1人と約8分間の面接のなかで、スピーキングテストが行われます。

受験者自身の意見を問う質問が5問出題されるので、すべて英語で解答します。二次試験の面接は、以下の流れで実施します。

  1. 入室
  2. 面接官と簡単な会話
  3. 問題カードに書かれたイラストを黙読
  4. イラストを説明
  5. 面接官からの4つの設問に答える
  6. 退出

面接対策については、以下の記事でも解説していますので、参考にしてください。

英検準1級2次試験(面接)対策|落ちる人はいる?油断は禁物!

英検準一級二次試験の合格点

二次試験の合格基準点は、512です。

英検準一級の勉強方法

英検準一級は、難関大学入試レベルの難易度といわれており、合格基準点に達するためにはリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングすべてにおいて高いレベルが求められます。

ここでは、英検準一級に合格するための勉強法とおすすめの参考書、勉強時間の目安などを解説します。

単語の勉強法

英検準一級の試験に合格するために必要な語彙数は、7,5009,000ほどといわれています。専門性の高い論説文や評論文が出題されるため、日常会話に使われる単語だけでなく、世界情勢や社会問題に関係のある単語、専門性の高い単語が頻出します。

単語だけを暗記するのではなく、例文の中で覚えることで定着率を計りましょう。

単語を覚えるときは、英語の新聞や海外のニュースサイトの記事を読んで前後の文脈から意味を推測する訓練をする、英検準一級の試験で頻出する単語をまとめた参考書で、派生語や類義語など関連語をあわせておぼえるなどがおすすめです。

一次試験のリーディングテスト41問中25問が短文の語句・空所補充 ・四択問題のため、単語力を上げることで合格基準点に近づくでしょう。

おすすめの参考書は、ベレ出版「英検準1級英単語大特訓」です。過去30年分の英検問題とコーパスの総合判断で厳選した単語が収録されているので、効率的に学習できます。

長文読解の勉強法

英検準一級の長文読解は全部で3問出題され、それぞれ4択の中から正しいものを選ぶ形式です。各問題が300〜400語とボリュームがありますが、準一級ならではの難しい単語ばかりが頻出するわけではありません。

しかし、さまざまな分野の論説文や評論文が出題されるうえ、試験時間が90分と短いため、時間配分を感覚でつかみながら長文に慣れることが大切です。

あわせて、一度で文章を理解できるよう、前から読む練習もおこないましょう。

おすすめの参考書は、旺文社「英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題」です。41の長文問題で、長文の読み進め方、問題の解き方を詳しく解説しています。

英作文の勉強法

英検準一級の英作文では、社会的に関心が高いジャンルについて、120~150語でまとめる力が求められます。英作文で高得点を取るためには、時間配分を意識しながら英作文をつくることが大切です。

ライティングの解答時間は、できるだけ30分を目安に文章を完成させることを意識しましょう。

時間が足りないと感じるときは、海外のニュースや日本の新聞などを読み、時事問題の知識を増やしておきましょう。

英作文におすすめの参考書は、ジャパンタイムズ「最短合格! 英検準1 英作文問題完全制覇」です。出題傾向から解答の書き方まで詳しく解説しているので、英作文を作る力が身につきます。

ENGLISH-Xでは、その場即時・LINEで英作文の添削が可能です。英作文は作成するだけで終わらせず、添削してもらうことで英検準一級のレベルの表現や文法の理解につながるので、添削をぜひ活用しましょう。

リスニングの勉強法

英検準一級のリスニングは、3つのパートに分かれておりそれぞれ1回ずつしか放送が流れません。解答はすべて四択式です。英検準一級のリスニングは、出題形式がほぼ一定ではある物の読み上げるスピードが速く、専門的な内容も多く難解な傾向です。

英検準一級の英語に慣れるためには、聞いている時に英語を日本語に変換せず、直接内容をイメージするイメージ化が大切です。分からない単語を立ち止まって調べるのではなく、音声を聞いたままにイメージ化し、話題の大意を掴むことに集中する経験をかさねることで、英語を英語のまま理解する力が身につきます。

おすすめの参考書は、旺文社「英検分野別ターゲット英検準1級リスニング問題」です。英検準一級のスピードに合わせ、本番そっくりの発音(イギリス英語を含む)でナレーションが読まれているので、本文さながらの音声で耳を鍛えることができます。

スピーキングの勉強法

英検準1級のスピーキングは、二次試験の面接で実施されます。面接委員と一対一で行われる二次試験では、指示文と4コマのイラストが書かれた「問題カード」のイラストや問題カードに関する質問をされるので、それぞれ答えていきます。面接は誰でも緊張するものですが、事前に流れを知っていれば落ち着いて試験にのぞめるでしょう。

事前に、ENGLISH-Xで模擬試験を受けたり、日本英語検定協会のバーチャルスピーキングテストを試したりして、面接の雰囲気に慣れておきましょう。

過去問で勉強するポイント

英検準一級は、問題のボリュームに対して試験時間が短いため解答時間が足りなくなり、最後の問題までたどりつかないで終わってしまう人も少なくありません。

過去問を利用する場合は、普段から試験と同じ時間内で同じ分量の問題を解く訓練をしておきましょう。問題を解く前に、各大問にそれぞれどれくらいの時間をかけるかを決めておき、時間どおりに進められているか確認しながら解き進めることが大切です。

英検準1級の頻出単語・熟語

以下は、英検準一級に頻出する単語や熟語の一例です。英検準一級に頻出する単語や熟語は、難易度が高いものが多いのでこの機会にどれくらい理解しているかをチェックしておきましょう。

 enforce 施行する

alter 変える

 reckon 思う

 uphold 支持する

 stray はぐれる

 eliminate 複雑にする

 preclude 妨げる

revenu 収益

persecution 迫害

leverage てこの作用

particle 微粒子

discomfort 不快

captivity とらわれの状態

tariff 関税

熟語

act on         (~のように)ふるまう

bring on     ~を引き起こす

count on     ~に頼る

gain praise on     ~で褒められる

grow on      ~が募ってくる

keep on      ~を続ける

look down on      ~を見下す

take on       ~を引き受ける

tell on         ~に言いつける

weigh on    ~の負担になる

英検準一級の英単語の勉強法については、以下の記事でも解説しているので参考にしてください。

英検準一級の英単語◎効率よい勉強法で合格を勝ち取る!

英検準1級に合格するために必要な時間

英検準一級に合格するためには、英検2級合格者が始めて、40時間もの勉強時間が必要です。試験に合格するためには、しっかりとした勉強スケジュールを立てて効率的に学習を進めていきましょう。

まとめ

英検準一級の試験は、必要な語彙力が約7,500〜9,000語と多いうえ、社会生活で求められるレベルの知識や理解力が要求されます。問題のボリュームや難易度に対して試験時間が短い傾向にあるので、普段から時間配分を意識しつつ正答率を挙げるための学習をすすめましょう。

ENGLISH-Xでは、英検やスピーチコンテスト、大学受験で実績を残している質の高い講師陣が、LINE・即時の英作文の添削指導や英検二次試験(面接)の模擬試験を行っています。プロの目線からの添削指導や面接指導で得点の取れる回答を身に着けて、英検準一級の合格に近づきましょう。

 

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