「英検準1級になんとしても合格したい!」
「英検準1級のリスニングで有効な対策法を知りたい!」
そのような悩みに応えるべくこの記事では、英検準1級のリスニングで合格点を取るための秘訣を紹介します。
リスニング対策法も詳しく紹介しますので、この記事を読むと英検準1級に合格するためにやるべきことがわかります。
この記事は、目黒にある英語専門塾ENGLISH-Xが監修して制作しました。
英検準1級に合格したいと思っている人はぜひ最後までお読みください。
(この記事は約5分で読むことができます)
Contents
英検準1級の試験概要
ここでは英検準1級の試験概要についてお伝えします。
項目は以下のとおりです。
・試験日程
・難易度、合格率
・試験内容
・得点目安
1つずつ詳しく解説していきます。
試験日程
英検の個人受検は年3回行われます。
受検回 |
1次試験 |
2次試験 |
合否結果発表 |
第1回 |
5月下旬~6月上旬 |
7月上旬~7月中旬 |
7月中旬~8月上旬 |
第2回 |
9月下旬~10月上旬 |
11月上旬~11月中旬 |
11月下旬~12月上旬 |
第3回 |
1月中旬 |
2月中旬 |
3月中旬 |
申し込み締め切りは1次試験の約一ヵ月前です。
申込はインターネットから行います。
難易度、合格率
英検準1級の難易度は大学中級程度とされています。
英語を活用するリーダーとなる力が要求されており、就職試験や公務員試験などで大きく加点されるレベルです。
「実際に使える英語力」として高く評価されるのが英検準1級です。
英検準1級の合格率は約15%と難易度が高いです。
受検者のほとんどが大学生以上で、専門的に英語を学んできた人たちです。
合格をするためには高い英語力と確実に得点できる力が求められます。
試験内容
英検準一級の試験は大きく分けてリーディング、ライティング、リスニングに分けられます。
リーディングは第1問から第3問まであり、文法問題、長文(空欄補充)、長文(文内容の正誤判断)からの構成です。
ライティングは第4問で、英作文が出題されます。
リスニングは会話文を始め3部構成で行われます。
得点目標
英検準一級は2,250点満点で行われます。
各配点は以下の通りです。
リーディング |
750点 |
ライティング |
750点 |
リスニング |
750点 |
合計 |
2250点 |
英検準1級の合格目安は6割~7割(1,350点以上)です。
つまりリスニングパートでは520点を目標得点に設定するとよいでしょう。
英検準1級のリスニングについて
ここでは英検準1級のリスニング問題について詳しくみていきます。
項目は以下のとおりです。
・第1問について
・第2問について
・第3問について
1つずつ詳しく解説していきます。
第1問
英検準1級のリスニング、第1問は『会話文の内容一致』問題です。
2人の会話を聞き、設問に答える形式です。
英検2級までに比べて会話が長くなります。
また、1回に話す内容が多いため、会話全体を把握するのが難しくなっています。
設問も「ここだけ聞けばわかる」といった簡単な内容ではないため、しっかり得点するためには高いリスニング力と全体を把握する力が必要です。
第2問
英検準1級のリスニング、第2問は『文章の内容一致選択』問題です。
約2分の長い文章を聞き、内容に一致するものを選びます。
1つの文章に対しての設問は2問です。
英検2級までは1文1問だったので、難易度が上がります。
細かい部分も重要ですが、いかに全体感を把握できるかが大切です。
第3問
英検準1級のリスニング、第3問は『Real-life形式』問題です。
実際の生活における一部分に関する問題で、英検準1級で初めて出題される形式となっています。
最初に「Situation」と「Question」を読む時間が10秒あります。
ここでいかに放送される場面を想像できるかが大切です。
英検準1級のリスニング合格に向けた対策法について
ここでは英検準1級のリスニングで合格点を取るための対策法をお伝えします。
項目は以下のとおりです。
・設問(解答の選択肢)を先に確認する
・設問(解答の選択肢)から文章の内容を大雑把に把握する
・シャドーイングを徹底して行う
1つずつ詳しく解説していきます。
設問(解答の選択肢)を先に確認する
英検準1級の問題冊子はリーディングとリスニングが1冊にまとまっています。
つまり、リーディングの時間中に、リスニングの問題を確認することが可能です。
設問を先に読んでおくことで、「こんな文章かな?」と心の準備をすることができます。
準備無しで本文を聞くのと、そうでないのでは全然違います。
設問(解答の選択肢)を読み、聞き取るべきポイントを予測する
設問を先に見ることで聞き取るべきポイントがわかってきます。
さらに「出題者はどこで間違わせようとしているのか」という視点を持てば、さらに精度が上がります。
注目するべき場所に下線を引いておくことも有効です。
シャドーイングを徹底して行う
シャドーイングとは、英語を聞きながら少し遅れて発音することです。
リスニング力を上げるにはインプットをすぐにアウトプットに変えることが大切です。
また、「弱形」と呼ばれる弱く発音される単語を理解することができます。
「弱形」を正しく理解することで、リスニング力は格段に上がります。
英検準1級のリスニングの大問ごとの対策法
ここでは英検準1級のリスニング対策を大問ごとに紹介していきます。
問題ごとの特徴を正しく理解することで、効率的に対策を行うことが可能です。
対策法を参考にして、合格点が取れるリスニング力を付けていきましょう。
第1問
第1問での対策法は以下の2つです。
・設問を先に読む
・逆説に注意する
設問を先に読む
これはすべてのリスニング問題に共通することです。
時間は少ないですが、目を通すようにしましょう。
逆説に注意する
会話文においては、話し始めと終わりで方向性が変わることが多いです。
その転換点を見つけるのが逆説です。
会話が転換を迎えるタイミングを聞き逃さないようにしましょう。
過去問に取り組む中で、読まれている会話を文字で眺めてみると話の転換点が見えやすくなります。
第2問
第2問はリスニングの中で最も難しいと言われています。
第2問を攻略することが英検準1級合格のカギになります。
第2問の対策法は以下の2つです。
・設問を先に読む
・タイトルから文の内容を予測する
設問を先に読む
これは必ず行いましょう。特に第2問は事前の情報が少ないので、設問は文章内容を予想できる最大の材料です。
タイトルから文の内容を予測する
大問2は事前に情報が与えられていないため、その場で内容を把握する力が問われます。過去問を解くときに、タイトル(冒頭のナレーション)で全体感を把握する練習をしましょう。
しかし、詳細に予想する必要はありません。完璧に予想できるわけではないので、決めつけは逆効果になってしまうこともあります。
第3問
第3問は『Real-life形式』問題です。効果的な対策法は以下の2つです。
・過去問を徹底して行う
・設問を先に読む
過去問を徹底して行う
英検準1級の第3問は、他の英語試験ではあまりみられない問題です。
そのため、過去問を徹底して行いましょう。
過去問を5年分くらい行うと、傾向が見えてきます。
分量も100語ほどと少ないため、慣れが最大の武器となります。
設問を先に読む
第3問の設問にはたくさんのヒントが隠されています。
英検準1級の中でも一番設問を先に読む効果が高い問題です。
ポイントとなりそうな語句にマークをしながら確認すると、しっかり聞くべき箇所がわかってきます。
英検準1級のリスニング突破に向けたおすすめの参考書3選
英検準1級のリスニングにおすすめ参考書を3つ紹介します。
どの参考書にしようか迷っている人は是非参考にしてみてください、
【旺文社】英検分野別ターゲット 英検準1級リスニング問題 改訂版
英検準1級の出題傾向を踏まえた予想問題にしっかり取り組むことができる参考書です。
150問分の音声が入っているため、十分なリスニング対策ができます。
模擬試験2回分も収録されているので試験前の追い込みにも最適です。
最短合格! 英検®準1級 リスニング問題完全制覇
特にリスニングに苦手意識がある人に人気の参考書です。
リスニングを苦手としている人を4つのタイプに分類し、丁寧に克服法を教えてくれます。
問題形式は英検準1級に合わせているため、効率的にリスニングすることができます。
もっともっと英語力がアップする音読パッケージトレーニング上級レベル
リスニング力を底上げしたい人におすすめできる参考書です。
リスニング力向上のトレーニング法を学ぶことができるため、実践するだけでリスニング力向上が見込めます。
正しいリスニングの勉強法を知りたい人は是非使ってみてください。
英検準1級のリスニング突破のカギは第2問!
英検準1級リスニング突破のカギは第2問です。
第2問でしっかりと得点することが合格へつながります。
しかし、自分一人ではどのように対策したらよいか迷うでしょう。
特にリスニングの勉強は自分一人ではやりづらさを感じてしまいます。
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