「英検二級にこれから挑みたい!」
「一次試験に通ったけど、二次試験ってどう対策すればいいんだろう?」
学校の英語の授業では、面接を学ぶことが一般的でないため、どのように対策すればいいか悩みますよね・・・
そんなあなたに、英検二級、面接で使える簡単な表現やコツを紹介します。
当記事を最後まで読み、英検二級の面接対策を完璧にしましょう!
当記事は、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xにて実際に英検の指導に当たっており、高校1年生で英検二級に一発合格したキムが解説します。
※この記事は約5分で読むことができます。
Contents
英検二級 面接の概要
最初に英検二級の面接の概要を見ていきましょう。
試験内容
問題は全部で5問あります!
問題 | 内容 |
音読 | カードの文章を声に出して読む |
質問1 | カードのパッセージについて |
質問2 | カードのイラストの説明 |
質問3 | 受験者の意見(トピックに関連あり) |
質問4 | 受験者の意見(トピックに関連なし) |
まず試験が始まると面接官から下のようなカードを渡されます。
(出典:©︎公益財団法人 日本英語検定協会)
質問2までは、最初に渡されたカードを元に行います。
それ以降はカードを使わず、質問に対して受験者自身の意見を聞く問題となります。
質問内容は、社会的なことから環境的なことなど多岐に渡ります!決して答えられないほど難しい内容ではなく、答えやすい質問が多いので心配せずに挑みましょう。
試験時間
試験時間は「約7分」と言われています。
英検二級の面接の試験は短く、気付いたら試験が終わっています。
英検二級のレベル
レベルは「高校卒業程度」とされています。
高校で習う文法や単語を十分に使えるレベルということなので、対策はしっかりして行かなくてはいけません。しかし、面接試験で難しい表現などは使う必要ありません。
前準備の段階で使える表現などをまとめて、使う練習をしっかり練習して本番に挑みましょう!
この記事でも「面接で使える表現」をまとめてあるので、是非参考にしてみてください!
英検二級、面接の合格点
面接試験は5つの質問とアティチュード点(態度)の評価を加味して総合的に測られ、33点満点で採点されます。
しかし、その点数をそのまま合否に用いるのではなく、独自のCSEスコアという点数が換算されて総合的に合否がだされます。
厳密なCSEスコアの算出方は公表されていませんが、おおよそ6割以上をとれば合格になるので、7割を目標に練習していきましょう!
英検二級、面接の流れとポイント
では、実際に入室から退室までの流れを見ていきましょう。
ここでは、点数につながるポイント・注意点などを中心に見ていきます。
1.入室
ドアをノックし、入室したら試験開始です!態度点はここからみられるので注意しましょう。
具体的には、「コミュニケーションをしっかり取る」「声を大きくする」などです。
※マスクなどにより口元を見せたり、コミュニケーションを取ることが厳しい場合でも、体の動きや声などで伝えることはできます!
2.音読
20秒間の黙読が終わったら声を出しての音読が始まります。
発音などを気にする受験者も多いですが、実際には細かい発音を気にされることはあまりないです。
それよりも、「聞こえる声で伝える」「抑揚をつける」などのポイントの方が大切です。
3.質問1
カードに書かれたパッセージ部分を読み、面接官の質問に答える問題になります。
基本的に「Why ~」「How ~」という形で質問をされるので、該当箇所を素早く見つけ伝える練習が必要です。
練習を通して傾向を掴み、答え方を覚えれば難しくないのでしっかり対策して挑みましょう!
4.質問2
カードの書かれたイラストを順番に説明する質問になります。
最初に20秒間をイラストを読み込む時間を与えられるので、その間に説明の流れを考え、文章化する必要があります。
一見難しく思えますが、こちらも練習を通して説明の仕方に慣れていけば問題なく答えられるようになります!
5.質問3と4
先の質問とは異なり、受験生本人についての質問をされます。
なので、試験までにいかにたくさんの練習をして話し慣れたかが大切になってきます。
自分の中で表現やネタをストックしておき、当日すぐに言えるように練習をしておきましょう!
6.退室
ここまでの試験が終われば、残るは退室のみとなります!
直接点数に結びつく問題などはありませんが、教室から出るまで「態度点」をみられるので気を抜かないようにしましょう!
英検二級、面接で使える表現9選
英検二級面接で実際に使える表現をまとめてみました。
どれも実践的なものなので日々の練習に組み込み、使えるようにしましょう。
1.Hello! こんにちは!
英語は単純な英語力の他に、コミュニケーションを取れているのかをみられているので、挨拶は忘れないようにしましょう!
年上でもHelloで大丈夫なので、ぜひ自分から伝えてみましょう。
2.By ~ing ~することで
上記にもあるように質問1では、「Why」または「How」で聞かれる傾向にあります。
「Why」は「Because〜」で答え、「How」で聞かれたら「By ~ing」で答えましょう。
例えば、下のような問題があるとします
(出典:©︎公益財団法人 日本英語検定協会)
質問1:According to the passage, how do some customers with children do their shopping more easily?
(この文章によると、子供を連れたお客様はどのようにしてより簡単に買い物をしているのでしょうか?)
この質問に「By ~ing」を使って、答えてみましょう。
By choosing shopping centers that provide childcare services.
(託児サービスのあるショッピングセンターを選ぶことで)
答え方を考える時間が減る分、答えの該当部分を見つける時間が増え、余裕が生まれます!
3.Let me see... /Well... ええと...
日本語でもいきづまった時は「ええと...」などと言いがちですよね?
英検の面接中は日本語を話したら減点につながってしまいます。
「Let me see... /Well...」といった表現を代わりに用いることで減点をなるべく減らすことができるので是非活用してみましょう!
4.I think that ~ 〜だと思います
質問3、4では基本的に自分の意見を主張することが必要になります。
その時、「I think that ~」という表現で話してみましょう。
簡単ながらも使い勝手が良いので、自然に使えるようになりたい表現です。
例)I think that every college student should study abroad at least once.(全ての大学生は一度は留学をすべきだと思います)
5.I agree/ I disagree 賛成です/反対です
こちらも自分の意見を主張するときに使いやすい表現になります。
自分が問題に対して賛成なのか反対なのか、立場をはっきりさせたいときに使える表現です。
例)I agree with that idea!(その意見に賛成です!)
6.In my experience,~ 私の経験では~
自分の経験をベースに主張すると言うことは非常に有効的な方法です。
過去の経験などを伝える時は「In my experience,~」と伝えてみましょう。
経験を加えるだけですごく説得力のある文章に早変わりします。
例)In my experience, cleaning room helps concentrating on studies.(私の経験では、部屋をきれいにすると勉強に集中できます。)
7.This is why I think ~ これが私が〜だと思う理由です
意見をまとめる時、どのような表現で伝えればいいか迷う時はありませんか?
そんな時は「This is why I think~」と伝えてみましょう。
主張を再度最後にまとめることで、面接官に伝わりやすい文章になります。
例)This is why I think that idea is great.(これが、私が意見が素晴らしいと思う理由です)
8.Pardon? (聞き直す際)もう一度言ってください
面接官の質問が聞き辛い時は誰しもあると思います。
そんなときは「Pardon?」と聞き返してみましょう!
「減点対象にはなるのでは?」と思う方もいると思いますが、1度や2度では大きな減点対象にはなりません!
むしろ、質問にそぐわない答えを出したときの方が減点になるので、確実に把握してから答えるようにしましょう!
9.Have a nice day!! 良い1日を!
全ての試験が終わり、教室から出るときにこちらの表現を使いましょう。
教室に入ってから出るまでが試験です。最後までコミュニケーションを忘れずに行いましょう。
態度点などで評価されるのはもちろん、気持ちよく試験を終わらせるためにも最後に面接官に感謝を伝える意味で「Have a nice day!」伝えましょう!
高得点を取るためのコツと詰まったときの対処法
ここまで英検二級の面接の流れや使える表現を学んできました。
ここでは、さらに高得点を取るためのコツや答えに詰まったときの対処法について考えていきたいと思います。
英語は言語!
日本語だと自然に話せるのに、英語で話すとなると一気にそのハードルが上がりますよね?
「相手に伝わらなかったらどうしよう....」
そんな考えが真っ先に過ぎって、できることもできないことがあります。
しかし、英語は言語です。そして、言語の役割は自分の思いを相手に伝えること。
難しい表現や単語・ミスのない構文を使うことは間違いなく英語力の証明にはなりますが
「元気に大きな声で伝える」「会話を楽しむ」「簡単な使える表現でいいから自分の思いを伝える」
このようなポイントが合格に大きく近づくための近道となります!
黙り込まない!
質問がよくわからないときや、単語などが思い浮かばないときに黙り込んでしまうことはあると思います。
しかし、なるべく沈黙の時間は少なくする心がけましょう。
「いかに積極的に英語を使うか」
というポイントもまた、英検の面接中に問われている能力です。
黙り込まないことと同じように、「I have no ideas」のように質問に答えない表現も大きな減点につながります。
たとえ、少し答えとずれてしまうとしても積極的に英語を話すようにしましょう!
簡単な日本語で考える!
伝えたいことが決まっても、適切な表現や単語が思い浮かばないことはありませんか?
詰まって答えられない時間が長くなればなるほど、減点につながってしまいます。
そんなときのために、「簡単な単語・表現で伝える」練習をしてみましょう!
そもそも、難しい単語・表現を使えれば評価がいいかと言われれば、一概には言えません。
単語のレベルが上がれば上がるほど、発音が難しかったり使える場面が制限されたりと、逆に減点につながることさえあります。
簡単な文法・単語でいいので自分が確実に知っている英語で勝負するようにしましょう!
英検のライティングとスピーキングの勉強法はすごく似ていることがあります。
言葉の選び方や伝え方など応用できる部分が多いので、余裕があればぜひ読んでみてください。
以下の記事を参考にして、ライティング力とスピーキング力を同時にワンランクアップさせましょう!
自分の話し方、癖に気づく!
試験を受けるとできたと思っても、結果が出ないということが多々あると思います。
特に面接に関しては自分では気づいていない癖や間違いが特に多いです。
対策として「録音」をしてみましょう!
最初自分の声を聞くのは恥ずかしいですが、客観的に自分の話した内容を分析してみると、意外とミスが多いことに気づけると思います。
それでも、可能なら英語が堪能・教えられる人と面接を実際に行い、指導してもらうことが一番有効的な方法です。
英検二級、面接合格のために指導を受けよう!
ここまで、英検二級、面接の使える表現とコツについてご紹介してきました。
これらの表現を実際に使えるようになるためには「面接」を実際に練習することが大切です!
自分の話す癖や説明のテンプレートを作ることで、楽に面接が受けられるようになります。
そのためには、英語を得意とする方に面接をしてもらい、指導をしてもらうことをお勧めします!
目黒の英語塾ENGLISH-Xでは、英検二級、面接の対策も行っています。
英検の面接の練習は、どうしても1人では難しいですよね。
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