「高校生でも英検準一級合格できるの?」
今、大学受験で役に立つと英検準一級が高校生の注目を集めています。
高校生でも合格できるのか疑問に感じていませんか?
結論から言いますと、高校生でもしっかり対策を行うことで十分合格が可能です。
今回は、英検準一級の取得を考えているあなたに向けてポイント4つをまとめてみました。
ポイント4つ
・英検準一級の難易度
・英検準一級の合格率
・取得後のメリット
・効率的な勉強法
高校生で英検準一級を取得できるか不安に思っているあなたも、当記事を最後まで読み、英検準一級合格を目指してみてください。
本記事は、英検準一級に一発合格を果たした経験のある鎌田が解説します。
※この記事は8分で読むことができます。
Contents
英検準一級の概要
英検の正式名称は、実用英語技能検定。
公益財団法人 日本英語検定協会が実施する検定試験です。
検定は年3回、全国で実施されており5級、4級、3級、準二級、二級、準一級、一級と7つのレベルがあります。
英検準一級の難易度
英検準一級の目安は大学中級程度となっており、実際に使える英語力の証明として高く評価されています。
英検準一級の合格に必要な単語数の目安は7500~9000語とされており、社会性の高い話題、専門的な用語が出題されています。
英検二級の合格に必要な単語数は4000~6000語であり、英検二級と比較すると、3,500語ほど単語数の上乗せが必要になります。
また、新しく覚える必要がある単語は専門的な用語が多くなります。
語彙が英検二級と準一級を隔てる大きな壁といっても過言ではありません。
英検準一級の出題形式
英検準一級の出題形式は、以下のようになっています。
一次試験(筆記90分とリスニング30分) | |
【リーディング】 |
短文の語句空欄補充 25問 長文の語句空所補充 6問 長文の内容一致選択 10問 |
【ライティング】 | 指定されたトピックについて120語以内で記述 1問 |
【リスニング】 |
会話の内容一致選択 12問 文の内容一致選択 12問 Real-Life形式の内容一致選択5問 |
二次試験(約8分間の面接) | |
【スピーキング】 |
自由会話 ナレーション 自分の意見を問われる質問 |
英検準一級の合格率
数年前から英検準一級の合格率は発表されなくなりましたが、英検CSEスコアの導入により4技能のスコアが表示されるようになりました。
英検CSEスコア
2016年度から導入された英検CSEスコア(Common Scale for English)は、国際標準規格CFERと対応しており、世界基準で自分の英語力がどのレベルであるか知ることができます。
英検CSEスコアでは4技能ごとにスコアが振り分けられ、各級により定められている合格基準スコアを上回れば合格となります。
そのため、受験者が受験結果を見て自分のレベルを客観的に判断できるようになりました。
英検CSEスコアの導入により、各級の合格にはバランスよく4技能で得点を取ることが重要となります。
ここ数年の英検の合格率は発表されていないため古いデータとなってしまいますが、次は2015年度と2016年度の合格率と合格に必要となる英検CSEスコアを見ていきましょう。
英検準一級一次試験・高校生の合格率
英検準一級を受験した高校生の一次試験合格率です。
第1回検定【一次試験】 | |
2015年度の合格率 | 15% |
2016年度の合格率 | 18% |
(出典:©公益財団法人日本英語検定協会 試験結果の⽐較分析)
上記データのように、大学中級レベルの英検準一級でも、高校生の受験生のうち約15%は合格していますので、高校生での準一級合格は十分可能です。
英検CSEスコアの合格基準
英検準一級の一次試験、CSEスコア(各技能の満点は750点)合格ラインは1792/2250点です。
各技能ごとに7~8割の正答率を出すことが出来れば合格が可能です。
一次試験は3技能が測定されます。合格ラインに到達するために、バランスよく点数を取ることが重要となります。
二次試験の合格率
英検準一級の二次試験を受験した受験者全体の合格率です。
第1回検定【二次試験】 | |
2015年度の合格率 | 89.1% |
2016年度の合格率 | 89.8% |
(出典:©公益財団法人日本英語検定協会 試験結果の⽐較分析)
英検CSEスコアの合格基準
英検準一級の二次試験、CSEスコア合格ラインは512/750です。
二次試験の合格率は約90%もあり、3技能を測られる一次試験合格が難関であるといえます。
英検準一級を高校生が取得するメリット
ここでは、英検準一級のメリット2つを紹介します。
・大学受験の役に立つ
・資格に有効期限がない
ますは大学受験についてです。
大学受験の役に立つ
高校生が英検準一級の取得を考える第1のメリットが、大学受験の役に立つことではないでしょうか。
英検準一級を持っていると、大学により様々な優遇を受けられます。
英検の入試優遇制度の一例
・出願資格が手に入る
・入試の点数に加点される
・試験が免除になる
大学受験を控える高校生には、大きな魅力があるメリットです。
各大学における英検入試優遇制度の詳細は、必ずそれぞれの大学の公式ホームページや募集要項を確認しましょう。
英検準一級で受けられる優遇に関しては、「英検準一級の難易度とレベル比較【2021年最新版】」こちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
資格に有効期限がない
英検の資格に有効期限はありません。
一度取得すれば、その後はずっと自分の英語力を証明できます。
英検準一級を取得してしまえば、大学受験のみならず就職活動やその後の人生において役立つチャンスがあるでしょう。
しかし、出願先などで英語の資格に関する有効期限を独自に定めている場合もありますので注意してください。
英検準一級の勉強法
英検準一級の合格には、効果的な勉強法が欠かせません。
今日は2つのポイントを紹介します。
・語彙力を鍛える
・過去問に取り組む
それぞれ、なぜ重要なのか説明していきます。
語彙力を鍛える
英検準一級の合格に必要な単語数は、約7500~9000語であり内容も専門的な分野となります。
単語は意味を知らないと、全くと言っていいほど歯が立ちません。
リーディングパートの満点は750点です。
その中で、短文の語句空欄補充問題は25問と大きな割合を占めています。
語彙力を鍛えてできるだけ多く語句空欄補充問題で正解することが、リーディングパートで高い得点を取ることに欠かせません。
過去問に取り組む
英検準一級を受験した感想を聞くと「筆記試験では、時間が足りなくなった。」との声をよく耳にします。
筆記試験の内容を思い出してみましょう。
【リーディング】
短文の語句空欄補充 25問
長文の語句空所補充 6問
長文の内容一致選択 10問
【ライティング】
指定されたトピックについて英作文を作成
90分という限られた時間で、これらの問題に回答しなければなりません。
そこで、過去問を使った勉強法が役に立ちます。
実際に時間を計りながら過去問を解き、時間配分の感覚を身に付けましょう。
英検準一級は高校生でも合格できる【まとめ】
ここまで、英検準一級の難易度からメリット、勉強法まで紹介してきました。
合格が難しいと思われがちの英検準一級ですが、コツを抑えて勉強すれば高校生でも合格できます。
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