【対策必須】英検1級面接で使えるフレーズと対策!

英検一級の二次試験では、面接委員との面接が行われます。面接では、5つのトピックから1つを選び、自分の意見を論理的に述べる説明力や、面接委員とのコミュニケーション能力が求められます。面接では、言いよどんでしまったり、面接委員の言葉を聞き逃してしまったりする場面が出てくることも考えられます。

そこで今回は、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが、英検一級二次試験の面接に挑む人のために、面接で使えるフレーズや、トピックを選ぶコツについて解説します。

英検一級面接の基本的な流れ

面接は以下の手順で行われます。

  1. 入室

自分の番が来たら、係員の指示に従い、入室します。

2.「面接カード」のやり取り

入室前に記載した面接カードを面接委員に渡します。

  1. 着席

面接委員の指示に従って着席します。

  1. 氏名の確認とカジュアルな日常会話

氏名や受験級を聞かれたら答え、面接委員とカジュアルな会話を楽しみます。

5.トピックカードを受け取る

5つのトピックが印刷された「トピックカード」を面接委員から受け取ります。

6.スピーチの考慮時間(1分間)

5つのトピックから1つを選び、それについてのスピーチを1分間で考えます。

  1. スピーチ(2分間)

面接委員の指示に従い、2分間でスピーチを行います。

  1. Q&A(4分間)

スピーチに関連した質問をされるので、適宜回答します。

9.「トピックカード」を面接委員に返す

面接委員の指示により、トピックカードを返却します。

  1. 退室

挨拶をして退室します。

英検一級面接で知っておくと役立つ面接態度

英検一級の面接では、積極的に面接官とコミュニケーションを図ろうとする態度や意思を指す、アティチュードは採点に影響しません。

しかし、面接にそぐわない態度をとったり、失礼な言動があったりすると、全体の点数に響くことがあります。面接で悪い印象を与えないために、積極的にコミュニケーションをとったり、姿勢正しく、面接官が聞き取れる声の大きさで、はきはき答えたりしましょう。

面接トピックを選ぶコツ

面接では5つのトピックから1つのトピックを選び、自分の意見を述べる必要があります。

過去のスピーチトピックス例

英検一級の面接では、以下のようなトピックが選択肢として出されていました。

・国際政治に向けた国連の役割は何か

・富裕層は貧困層を支援する責任があるのか

・全ての伝統は守る価値があるか

・教師は生徒によって評価されるべきか

・オリンピックは商業的になりすぎているか

・科学の発展は常に有益か

・芸術への財政的支援増加の是非

・世界経済における日本の役割

・選挙権の行使を義務化するべきか

・遺伝子組み換え食品の安全性

・公共の場における治安改善の必要性

トピックは、最新のニュースにとどまらず、社会問題や環境問題、教育問題など多岐にわたることが分かるでしょう。

自分の得意分野を選ぶ

トピックは、自分の得意分野を選ぶようにしましょう。事前に得意分野を構築しておけば、焦ることが減るでしょう。教育問題に興味があるのであれば、普段からeducational disparity(教育格差)やliteracy rate (識字率) などの単語が出てくるニュースを読み、スピーチで使えそうなボキャブラリーや考えを蓄えておきましょう。

スピーチ構成サンプル

論理的なスピーチを組み立てるためには、構成がカギとなります。構成のサンプルを参考に、スピーチを組み立てましょう。

序論

「I believe ….」で自分の主張や立場を述べます。あるいは、「These days….」でトピックの背景を述べてから主張を伝えます。

本論 ①

「Firstly」で、序論の1つ目の理由を述べます。理由の数を伝えるときは、冒頭で「There are two reasons for….」と理由の数を述べる方法や、スピーチをしながら理由や根拠を思いついた順にFirstly、 Also、 In addition、 などと順番に紹介していく方法などがあります。

本論②

理由は2つ以上あげましょう。根拠がひとつしかないのは主張として説得力に欠けます。2分間で、2つ以上の理由を論理的に述べることが大切です。

結論

「For these reasons, I believe….」と、自分の主張をもう一度述べてからスピーチを終わりにします。

面接で知っていると使える役立ちフレーズ

2分間のスピーチや、スピーチ後の質疑応答で言いよどんでしまったり、すぐに答えられない質問をされたりすることもあるでしょう。そこで言葉に詰まったり、焦って支離滅裂な発言をしたりすると、この人は英語力がないのだと判断されかねません。

英検一級の面接では、知っておくことで役立つフレーズがいくつかあります。ここでは、それぞれの場面に合わせて覚えておきたいフレーズを紹介します。

英語スピーチの練習も役に立つので、以下の記事で学んでおきましょう。

話始めのフレーズ

二次試験の面接では、面接で聞かれる質問はほとんどパターン化しています。

意見を求められる質問が多いため、話し始めは、

・I think that ~

・I believe that ~

・In my otinion,

などを使い、自分の意見をこれから述べることを面接委員に示しましょう。

主張を言い換えたいときに使えるフレーズ

話しているあいだに、自分の主張が変わることは十分に考えられます。意見を変えたり、言い直したりするときは、「Let me put it this way.」と伝え、会話を仕切り直します。

I made a mistake. Please let me say again.」と間違えたことを伝えるのもよいでしょう。

強調したいときに使えるフレーズ

意見を述べるときに、強く面接委員に伝えたい事もあるでしょう。自身が強調したいポイントについては、

・I would like to stress that~

・I would like to emphasize that

などの表現を使いましょう。

主張と正反対の意見を言われたっときのフレーズ

自分の意見を述べたあと、面接委員が主張と正反対の意見を示すことがあります。そのときは相手の主張を否定するのではなく、反対意見を受け入れたうえで、改めて自分の意見を伝えるコミュニケーション力が求められます。

Certainly that’s true, but on the other hand, might it not also be true that~」などと言い柔らく自身の意見を伝えましょう。

質問を理解できなかったときに使えるフレーズ

面接委員は、聞き返したからといって質問を分かりやすく言い換えてはくれません。質問の内容がわからないときは、「Do you mean~」つまり~という意味ですね?と類推して意図を掴みましょう。

上手く聞き取れず、質問の意図が分からなかったときは、

・I’m sorry, could you repeat it, please?

・Could you please paraphrase the question?

などといい、もう一度質問を繰り返してもらいましょう。

考える時間が欲しいときに使えるフレーズ

自分の考えがすぐにまとまらないときもあるでしょう。「Well, … Let’s see. 」などのフレーズで考え中であることを伝えましょう。「Hmm.」 と言ったり、質問文をゆっくり繰り返したりする方法もあります。

しかし、考えがまとまらないときに、無言になるのは厳禁です。「聞き取れないのかな」「発話できないのだろう」などと誤解されてしまいかねません。

賛成でも反対でもないときに使えるフレーズ

質問によっては、賛成・反対どちらも選べないこともあります。無理にどちらかを選ぶよりも、「I am neither for nor against …. と選べないことを素直に伝え「どちらでもない」理由を述べましょう。

賛成のときに使えるフレーズ

面接委員の意見に賛成するときは

・Basically , I think so.

・I agree with the idea.

・Obviously, I agree that~.

などと意見に同意である旨を先に述べてから、その理由を続けましょう。

反対のときに使えるフレーズ

面接委員の意見に反対である場合は、以下のフレーズが使えます。

・I cannot support the idea.

・I’d say the exact opposite.

・I’ m afraid I have to disagree.

いずれも、そのあとに反対である理由を述べます。

知っておくと便利な英検一級面接フレーズ集

最後に、覚えておくと便利な英検一級の面接で使えるフレーズを紹介します。

・while many〇〇 today would prefer

一方、〇〇の多くは~を好むだろう

・this goes against~

これは~に反する

・〇〇 these days are less inclined to~

〇〇は、~しない傾向にある

・if action is taken now

今行動すれば

・〇〇 should be a major focus

〇〇は一番の関心事であるべきだ

・when we consider the problem, it is clear that

その問題を考えた時、~ということは明らかだ

・it is a very indispensable factor for everyone to consider what we can do in order to

すべての人々が、〜するために何ができるか考える必要がある。

・we cannot expect the government to take full responsibility for all of 〇〇

〇〇の責任のすべてを政府に取ってもらおうと期待はできない

・the government needs to step in and find more efficient and practical solutions

より効果的で実用的な解決策を見つけるためには、政府が問題に深く立ち入る必要がある

・〇〇 is such a basic necessity that we should all be concerned about the issue surrounding it

〇〇は絶対に必要なものなので、私たちは、〇〇の問題に関心を持つべきだ

・〇〇, which is often seen in a negative light, should be encouraged

〇〇はネガティブに見られがちであるが、促進されるべきである

まとめ

英検一級二次試験の面接では、自分の意見を論理的に述べる必要があります。序論・本論・結論の順を意識して、説得力のあるスピーチを心がけましょう。英検一級の二次試験は、面接委員から質問を受けたり、スピーチに対して深く質問をされる場面もあります。面接で使えるフレーズを覚えて適切な場面で使えるように訓練しておきましょう。

英検一級の面接で、英語力やコミュニケーション能力を発揮するためには、プロの指導が欠かせません。ENGLISH-Xでは、二次試験での面接の模擬試験を行っています。

本番さながらの模擬試験で自分の弱点やフレーズの使い方を実践し、対策を行いましょう。

英語塾のENGLISH-Xでは、1人ひとりに合わせて能力を伸ばせるオーダーメイド授業で、苦手分野の克服や得意分野の磨き上げが可能です。

英検一級に合格した先輩が、どんな疑問にも答え、全力でサポートします!

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