こんにちは!
今回は、英語スピーチの練習の基礎についてお伝えします!
これからスピーチを練習しようと思っている方、ぜひチェックしてみてくださいね!
Contents
英語のスピーチに重要なのは「説得力」。説得力を強めるためには?
英会話に限らず人前でのスピーチは自分が流暢に話すことが大事ではなく、「聴衆を納得させる」「聴衆の心に訴えかける」ことが重要です。
英語は特に日本語ほど複雑な表現がありません。
その代りに、抑揚や表情、音量やアクセント、時には身振りや動きによって人の心を惹きつける言語です。
よって、スピーチは「暗記が基本」です!
学校や大会によってルールが違うかもしれませんが、自分で原稿を作ったらまずネイティブな方にチェックをしてもらいましょう。
英語は基本的に日本語と文法や使い方が全く異なる言語です。
日本語で考えた文章を英語に翻訳すると、ネイティブが使わない表現が多用されることになります。
これでは自分も暗記するのが難しくなります。
同じ表現は類義語や似た言い回しに言い換えてもらい、シチュエーションにそぐわない単語は直すようなアドバイスをもらいましょう。
例えば、日本語でも「私は日本人です。私は東京に住んでいます。私の両親は・・・」といったような会話はしないと思います。
また、学生が上級生もいるシチュエーションで、聴衆に訴えかける内容がある場合に「君たち」とは言わないでしょう。
英語は特に「省略」を多用する言語です。
暗記に自信がない方は、早めに原稿を作ってチェックをしてもらうことが良いでしょう。
【暗記が苦手なあなたにワンポイントアドバイス!】
人間の脳は目で見たこと・耳で聞いたこと・においなどを別々の場所で感じます。
刺激が多い方が記憶は定着しやすいです。
つまり、黙読・原稿を見ながら読んだものを繰り返し聞く・そして自分で声に出していくことで何度も何度も脳に同じ原稿の刺激が行くので覚えやすくなります。
時間帯は夜がおすすめ!
人の脳は物事を処理したり、理解をするのは日中の時間が得意です。
逆に暗記をするのは、寝る1~2時間前がおすすめです。
これはスピーチに限らず問題集を解くときも有効なので試してみて下さいね。
美しいスピーチには正しい発音が必要!
その国の言語というのは、赤ちゃんの時から耳で覚えていきます。
なので、他国の言語のように意味を覚えたり、日本語で似たような発音を書くことはできません。
つまり、口の中の動き(特に舌の動き)が、その国の言語に特化しています。
ですので、日本語で英文に発音を書くとそれはあくまで「日本人による」「日本語の発音」になります。
パソコンで試しにひらがなとアルファベットを打ってみると分かりやすいのですが、日本語は「全角」、アルファベットは「半角」です。
音の重さもこれに比例しています。
例えば、「わたしは」という言葉は、ローマ字で表記を和えてするならば「watashiwa」になりますが、これを見ながら英語圏の方に発音をしてもらうと「ぅたっしはー」と聞こえると思います。
「t」という文字は単体では「トゥッ」という音にすぎません。
日本語はこの後に母音が続きますので、「た・ち・つ・て・と」となりますが、このような重い発音は英語圏の人はしませんし、できません。
なので、発音の練習をきちんとすることが英語のスピーチの基本になります。
練習する順番としては
- 日本語にない発音を蛍光マーカーなどでチェックし、徹底的にネイティブの発音を聞いて同じ音が出せるように練習します。
例:”bとv””sとc”"lとr"”th” - スピーチはあくまで流れが大切です。
音楽でもラップや日本のPOPミュージックも歌詞が多い曲があるでしょう?それらは、歌詞を見なければ何を言っているか分からない時があると思います。
つまり、リズムを大切にするために省略をして発音する言語があるということです。
どこからどこまでを一息で話すのかを/でもいいので、区切りをつけて息継ぎをするポイントを決めましょう。 - 英語のスピーチは堂々と目を見て話すことが大事!人前で話すことに慣れよう
人は緊張をすると息を吐くよりも吸うほうが増える傾向があります。
本番まで一度も人に聞いてもらったことがないと、壇上に立った時必ず緊張をします。
緊張をすると人は目が泳ぎ、心拍数があがり、暗記した原稿が真っ白になってしまいます。
そうならない為には、ひたすら人前で話すのみ!
最初は同級生の数人でも構いません。
最終的には大会の規模にもよりますが、最低でもクラス全員の前で話す機会があるといいですね。
英語のスピーチコンテストの練習としてはもう一点付け加えておきたいことがあります。
それは「ジェスチャー」。
日本では男性も女性も大人気のアイドルグループがありますが、彼女たちは歌って踊るという特技を持っています。
大変な練習の果てに得られるものではありますが、体を動かしながら歌を歌うというのは理にかなっています。
聞いている側は印象に残りやすくなり、話し手は暗記した原稿がジェスチャーと一緒に出てきます。
大げさで頻度が高いのはやり過ぎていて良くないですが、あなたの原稿の中で「ここだけは外せない」というポイントやキーワードだけはジェスチャーを考えて練習をしておきましょう。
これだけで説得力が全然違います。
可能であれば、壇上を右から左へゆっくりと歩きながらスピーチをするのも効果的です。
人は動きのあるものを追いかける目を持っています。
聴衆はあなたに釘付けになるでしょう。
【緊張しやすいあなたにワンポイントアドバイス!】
人は緊張すると息を吐く方が増えることは先に触れましたが、緊張はやってきてしまうもの!
そんな時に緊張を和らげるのに効果的な方法を2つこっそりご紹介します!
1)吐く方が増えるのを逆手にとって、息を吐ききります。
肺に酸素がなくなれば人間は反射的に息を吸い込みます。
緊張でガタガタブルブル。
そんな時は息を吸おうとせずに吐いてみましょう。
2)太ももの上というのは一番温かくてリラックスする場所です。
緊張が止まらない・手が震える・緊張で手が冷たい!そんな時は手のひらを太ももに当ててあげましょう。
あとは先ほどの息を吐く方法を行えば自然と深呼吸が出来て落ち着いてきます。
この記事を読んだあなたが、学校や大会で堂々と英語でスピーチをする楽しさを感じてくれたら嬉しいです。