英検2級合格の勉強方法!対策とコツ!

英検はTOEICと双璧をなす、知名度の高い英語試験です。英検2級に合格するためには、適切な勉強方法による対策が欠かせません。

本記事は、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが、英検2級の合格を目指す人のために試験内容や勉強方法をまとめました。英検2級のレベルや出題内容を把握して、対策をすすめましょう。

英検2級のレベル

英検2級は、「社会生活に必要な英語を理解し、また使用することができる」程度が求められます。目安は高校卒業程度のため、難易度は大学入試と同程度と考えていいでしょう。

英検準2級との違い

英検2級が高校卒業レベルを求められるのに対して、英検準2級は高校中級程度のレベルが求められます。文法のレベルに大きな差はありませんが、語彙数が英検2級は5,000語、英検準2級は3,000語と2,000語ほどの差があります。また、英検2級では長文読解問題が13問から18問と増えます。

英検2級の試験内容

英検2級は、筆記とリスニングで構成された一次試験と面接で構成された二次試験があり、一次試験では、リーディング、ライティング、リスニングが実施されます。一次試験の筆記試験は85分で、リーディングとライティングの知識が問われます。リスニングは約25分で、筆記試験のあとに実施されます。

ここでは、一次試験の内容を詳しく解説します。

リーディング

英検2級のリーディングでは、日常生活を題材とした問題が多いものの、日常会話レベルから歴史、医療、テクノロジーといった社会性のある話題まで幅広く出題される傾向にあります。

出題数は以下の通りです。

・短文の語句空所補充:20問

・長文の語句空所補充:6問

・長文の内容一致選択:12問

ライティング

ライティングでは、指定されたトピックについての英作文を書く1問が出題されます。トピックへの自分の意見と、理由を2つを80〜100語を目安に書く能力が問われます。文法は基礎レベルですが、ライティングで指定されるトピックはアカデミックな内容が多く、大学レベルが問われます。

英検2級のライティングのコツについては、以下の記事も参考に学習してみてください。

 

リスニング

リスニングは、大問1で、会話の内容一致選択が15問、大問2で物語文や説明文の内容一致選択が15問出題されます。放送は1回のため聞き逃しには注意しましょう。

英検2級のリスニングのコツについては、以下の記事も参考に学習してみてください。

 

英検2級合格に向けた勉強法

高校卒業程度の英語力が問われる英検2級に合格するために、単語や長文などコンテンツごとに適した勉強法を利用しましょう。

 英検2級の単語・熟語勉強法

約5,000語の単語が出題される英検2級では、いかに効率よく単語や熟語を覚えられるかが合格へのカギを握ります。最初から英検2級の単語を覚えようとするのではなく、英検準2級に適した単語帳を一冊完璧に仕上げて単語を定着させましょう。

英熟語は、3〜4問ほどしか出題されないため、完璧にこなす必要はありません。一通り高校英文法を学習しておきましょう。

英検2級の長文勉強法

英検2級の長文問題は、それぞれ200語程度から350語程度ですが、確実に合格を勝ち取るためには短時間で正確に解ける力が求められます。長文は過去問対策が重要です。過去問を解いて、自分の実力が合格にどれだけ足りていないかを可視化しましょう。

1年分の問題を以下の手順で解きましょう。

1.タイマーを利用して、実際の試験と同じ時間で問題を解く

2.解説をじっくり読み込む

3.間違った文法・単語を勉強する

4.前から英語の語順で理解しつつ音読する

 英検2級ライティング勉強法

ライティングでは、英文を作る力が必要です。過去問や問題集を使用して「意見理由根拠まとめ」を論理的に伝えるパターンを覚えましょう。

英作文を書き写す、ニュースや新聞などで社会問題に対して関心を持ったできごとを英文で書く、20分で考えて書く練習をするなどの方法で練習量を増やせば、上達に違いが出ます。

英検2級リスニング勉強法

英検2級のリスニングでは、難しい単語が多く出題されるわけではありません。語彙力よりも聞き取り内容を理解する力が重要です。

リスニング対策には、英文を聞きながら自分で発声する、シャドーイングが適しています。シャドーイングを繰り返すと単語の正しい発音が理解できるため、英語の理解につながります。

英検2級スピーキング勉強法

英検2級の二次試験では、面接官と1対1でスピーキング問題が出題されます。まずは、まずは過去問に目を通して毎年の出題傾向を確認しておきましょう。そのうえで、実際に人と話す練習がスピーキングの勉強には効果的です。

英語力が高い人と話す機会を多くとることが理想ですが、身近に英語を話す相手がいない場合は、オンライン英会話などを利用しましょう。

スピーキングの練習は会話を録音しておいて、自分の英語の文法の間違いや会話の不自然さなど、改善点を見つけて修正しましょう。

英検2級の出題傾向

英検2級の文法は高校中級レベルですが、日常的に使われる英語のほかにアカデミックやビジネス要素、医療やテクノロジーなど、社会性のある英文も出題される傾向にあります。

英検2級合格のためのおすすめの参考書

英検2級に合格するためには、レベルに合わせた参考書の活用が重要です。おすすめの参考書を単語、ライティング、リーディング、リスニング、スピーキングの5つに分けてご紹介します。

英単語の勉強には、旺文社「英検2 でる順パス単 5訂版」がおすすめです。過去5年間の単語をでる順でまとめているので、効率的に単語を覚えられます。

ライティングの対策には、アスク「英検2級ライティング大特訓」を活用して文章の構成力、語彙力、発想力を身につけましょう。あらゆる英語4技能試験に対処できるアウトプット力が身につき、2次試験の対策にもつながります。

リスニング力を鍛えたいなら、旺文社「英検2級リスニング問題120がおすすめです。厳選された英検の過去問と模擬テストが掲載されているので、リスニングの実力を試せます。

スピーキング対策には、同じく旺文社の「10日でできる! 英検2級二次試験・面接完全予想問題」を利用しましょう。2次試験の予想問題が10問掲載されているので、面接対策にピッタリです。また、試験当日の流れをスマートフォン・PCまたはDVDでイメージトレーニングできる点も、おすすめの理由です。

 英検2級の勉強法のコツ

英検2級は語彙数が増え、出題傾向も社会的なものや専門的な者が増え、深い知識や理解力が問われる傾向にあります。英検2級の勉強をするときは以下の2点を意識しましょう。

・必須単語を覚える

・苦手分野を克服

必須単語を覚える

英検2級の語彙数は5,000語と覚える単語も多く、範囲も広い傾向にあります。必ずしも英単語をすべて覚える必要はありませんが、頻出の単語は覚えておきましょう。

必須単語一例はこちらです。

adopt     〜を採用する

attract    〜を魅了する

biography 伝記

site 場所

lack 欠乏

client 顧客(サービスを購入する)

customer 顧客(商品を購入する)

trafic 交通

valley 谷、流域

garbage 生ゴミ

fuel 燃料

complain 不平を言う

replace 取り替える

delay 延期する

ordinary 普通の、ありふれた

annual 一年間の

blank 空白の

due 予定された

furthermore その上、さらに

accidentally 誤って、偶然に

immediately 直ちに

thus したがって

constantly 絶えず、いつでも

以上で意味が一つでも不安だなと感じる単語があったら単語帳をもう一度復習してみてください!
その復習が合格につながるかもしれません!

苦手分野を克服

英検2級の試験ではCSEスコアを用いているため、一次試験、二次試験ともに各技能に均等にスコアが分配されるので、すべての技能でバランスよく正答を重ねる必要があります。そのため、苦手分野があるとスコアが伸びず合格を勝ち取れません。

自分がどの分野に苦手意識があるのかを把握したうえで、前述した勉強法で苦手な分野を克服していくことが大切です。

まとめ

社会生活に必要な英語の理解力を求められる英検2級は、高校卒業程度のレベルとされていますが、アカデミックな知識や専門的な単語の理解を求められる傾向にあります。

すべての技能でバランスよく正答を重ねる必要があるため、ライティングやリーディング、リスニング、スピーキングをまんべんなく仕上げるには、プロの指導が欠かせません。

ENGLISH-Xでは、即時での英作文添削や二次試験での面接の模擬試験を行っています。

英語塾のENGLISH-Xでは、1人ひとりに合わせて能力を伸ばせるオーダーメイド授業で、苦手分野の克服や得意分野の磨き上げが可能です。

英検2級に合格した先輩が、どんな疑問にも答え、全力でサポートします!

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