「英検2級に合格したい!」
「リスニングの勉強法を知りたい」
「英検2級のリスニングってどんな問題がでるの?」
そんな悩みに応えるべくこの記事では、英検2級のリスニングについて徹底解説します。
問題の傾向から合格するために必要な対策まで丁寧にお伝えします。
この記事を読めば、英検2級のリスニングで合格点が取れるようになります。
この記事は、目黒にある英語専門塾ENGLISH-Xが監修して制作しました。
ぜひ最後まで読み、英検2級のリスニングで高得点を取ってくださいね。
(この記事は約5分で読むことができます)
英検とは
英検とは、実用英語技能検定の略で日本英語検定協会が行っている英語試験です。
英語の検定試験の中で最も認知度が高く、就職試験や入学試験において英語のレベルを図る指標として用いられています。
各級の目安と出題される問題は以下のとおりです。
級 |
受験推奨目安 |
出題形式 |
3級 |
中学卒業程度 |
筆記・リスニング・面接 |
準2級 |
高校中級程度 |
筆記・リスニング・面接 |
2級 |
高校卒業程度 |
筆記・リスニング・面接 |
準1級 |
大学中級程度 |
筆記・リスニング・面接 |
1級 |
大学上級程度 |
筆記・リスニング・面接 |
参照:英検サイト https://www.eiken.or.jp/eiken/
英検2級合格のためには、高校卒業程度の英語力が必要です。
英検2級の試験概要
ここでは英検2級の試験概要についてお伝えします。
試験について理解を深め、問題の特徴を知ることは対策する上でとても重要です。
是非このパートを読んで、英検2級について理解を深めてください。
紹介する項目は以下の通りです。
・試験構成
・問題内容
・配点と合格目安
一つずつ詳しく解説していきます。
試験構成
英検2級は1次試験と2次試験の2部構成です。
1次試験合格者のみが2次試験に進むことができます。
1次試験は筆記試験+リスニング試験、2次試験は面接(スピーキング)です。
合格するためには英語4技能すべての能力が必要になります。
問題内容
英検2級の1次試験の筆記部分の出題は以下のとおりです。
問題番号 |
出題形式 |
出題内容 |
問題数 |
大問1 |
リーディング |
語句の空所補充 |
20問前後 |
大問2 |
会話文の空所補充 |
5問前後 |
|
大問3 |
長文の内容一致問題 |
10問前後 |
|
大問4 |
ライティング |
英作文 |
1問 |
リスニング試験は、筆記試験終了後、第1部と第2部に分けて行います。
第1部は会話形式、第2部は長めの文章が読まれます。
設問数は、第1部、第2部ともに15問ずつ、計30問です。
試験時間は約25分で、1分間の単語数は140語から150語程度です。
放送回数は1回だけなので、集中して聴くことが大切です。
なお、英検1級、英検準1級のリスニング対策は別記事で紹介しています。
ぜひそちらもご覧ください。
英検1級リスニング対策|攻略のカギは先読みと地力の底上げ!
【英検準1級受験者必見】リスニング対策のコツを徹底解説!
配点と合格目安
英検2級の1次試験の配点は、リーディング、ライティング、リスニングで各650点、合計1,950点満点です。
1次試験合格の目安は、1,520点以上です。
注意が必要な点は、1次試験合格には3観点のバランスが大切だということです。
1つでも5割以下の項目があると、1,520点以上取っても不合格になってしまいます。
バランス良く得点できるように対策をしましょう。
なお、英検2級のライティング対策に関しては別記事で紹介しています。
是非参考にしてください。
【英検2級受験者必見】ライティングの対策法を紹介!合格する学習法も伝授!
【英検2級受験者必見】ライティングの対策法を紹介!合格する学習法も伝授!
英検2級のリスニング対策法5選
ここでは英検2級のリスニングで合格点を取るための対策法を5つ紹介します。
初心者向けの対策法から上級者向けまで紹介しますので、レベルに合わせてやってみてください。
対策法は以下の5つです。
・設問と選択肢は必ず先に読む
・音読(シャドーイング)を繰り返す
・音読(シャドーイング)を繰り返す
・ディクテーション(中級者向け)
・リプロダクション(上級者向け)
ひとつずつ丁寧に解説していきます。
①設問と選択肢は必ず先に読む
英検2級のリスニングの最大の対策法は、設問と選択肢を最初に確認することです。
先にも述べたように、会話、文章は1回しか読み上げられません。
そのため、設問を先に読み、リスニングの内容を予想するようにしましょう。
また、選択肢を確認することで「どの部分をしっかり聞くべきなのか」がわかります。
このテクニックを駆使するだけで、驚くほど正答率が上がります。
②音読(シャドーイング)を繰り返す
シャドーイングとは、音源を流した状態で少し遅れて発声する学習法です。
シャドーイングを繰り返すことで、聴いているだけではわからなかった単語も聴きとれるようになります。
また、2次試験の面接対策にもなることから、一石二鳥の学習法です。
シャドーイングが難しいと感じる人は、原稿(読まれる英文が印刷されているもの)を見ながらでも大丈夫です。
人は、話せない言葉は聴きとることができません。
恥ずかしがらずに発声することが、リスニング力向上の近道です。
③弱音を意識しながら聞く
英語には「弱く発音する単語」が存在します。それを弱音(弱形)といいます。
リスニングが苦手な人は、すべての単語を同じように読んでいると思っている傾向が強いです。
そのため、「そんなこと言ってない」と感じてしまうのです。
弱く読まれる単語として、接続詞や冠詞などがあります。
弱く読まれる単語に注意をしながら、②のシャドーイングをするようにしましょう。
原稿がある場合は、弱音にマークすることも効果的です。
④ディクテーション(中級者向け)
ディクテーションとは、音源から流れてくる英語を文字に書き起こす学習法です。
ディクテーションを行うことでリスニング力はもちろん、語彙力も向上します。
③で述べた弱音対策にも効果的です。
最初は短い文章から始めて、少しずつ書きとる量を多くしていきましょう。
ディクテーションは中級者向けの学習法です。
初心者には難しく感じると思います。無理のない範囲で進めるようにしましょう。
⑤リプロダクション(上級者向け)
リプロダクションは、聴いている音源を止めて復唱する学習法です。
プロの通訳も行う英語学習法で、聴きとりの精度向上など効果は非常に高いです。
しかし、上級者向けの学習法であるためかなり難易度が高いです。
英検2級レベルであれば、リプロダクションを行わなくても合格するリスニング力を身に付けることはできます。
英検準1級以上など、将来を見据えた英語力を身に付けたい人は挑戦してみましょう。
※できなくても心配する必要はありません
英検2級のライティング対策におすすめ参考書3選
ここでは英検2級のリスニング対策におすすめ参考書を3つ紹介します。
各参考書のおすすめポイントを細かくお伝えしますので、参考書選びに迷っている人はぜひ参考にしてください。
英検2級をひとつひとつわかりやすく。新試験対応版【学研プラス】
英検2級レベルを、超基本から学ぶことができる一冊です。
リスニングの音源CDが付属されているので、リスニング対策もバッチリ。
さらに、リスニング以外のライティングやリーディング対策もできるのでこの一冊ですべて完結させることができます。
「英語が苦手だけど頑張りたい!」という人はぜひ活用してみてください。
英検2級リスニング問題120【旺文社】
英検2級のリスニングに特化した参考書です。
練習問題+模擬テスト120問で徹底的にリスニング力を鍛えることができます。
上で紹介した対策法を行うと、合格点が取れること間違いなし。
「徹底してリスニング力を鍛えたい!」と意気込んでいる人におすすめできる一冊です。
英検2級をたった7日で総演習 予想問題集 新試験対応版【学研プラス】
短時間で英検2級のリスニング対策をしたい人におススメできる一冊です。
過去問をもとに作られた予想問題を解くことができるため、短時間で合格点まで到達することができます。
「効率を重視して対策をしたい!」という人は、ぜひ活用してみてください。
英検2級のリスニングは音読を繰り返して対策しよう
リスニング対策で一番効果的な学習法は、音読です。
何度も繰り返して音読し、リスニング力を高めましょう。
しかし、一人で勉強していると「このままで合格できるのだろうか」と不安に感じることもあると思います。
目黒の英語塾ENGLISH-Xでは、英検2級合格のためのリスニング対策を行っています。
リスニング以外にも英作文の添削など、一人ひとりの目標に合わせたオーダーメイド型カリキュラムで必ず英語力を向上させます。
英語に精通したプロフェッショナル講師による指導で、ぜひ英検2合格を目指しましょう。
大学受験対策や他の検定試験対策も行っています。
気になる方は是非体験授業に参加してみてくださいね。