「早稲田の文化構想学部英語って、どんな対策をすればいい?」
「入試問題の特徴や攻略のポイントが知りたい!」
あなたの、こんな疑問や要望にお答えいたします!
今回は、早稲田の文化構想学部を目指す受験生に、英語の勉強法や対策を紹介します。
本記事は目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが、早稲田の合格を勝ち取りたい受験生に向けて制作しました。
ぜひ最後まで読んで、参考にしてください。
※この記事は、6分ほどで読めます。
Contents
早稲田大学文化構想学部英語の概要と傾向
まずは文化構想学部の問題を、しっかりと確認しましょう。
問題攻略のために、概要と傾向をチェックします!
試験時間と配点
試験時間は90分間で、英語の配点は75点となっています。
教科 |
配点 |
英語 |
75点 |
国語 |
75点 |
地歴 |
50点 |
公表される合格最低点は、200点満点中の130点前後になることが多くなっています。
ただし、平均点の違いによる不利を正すために、これまで全科目で得点調整が実施されてきました。
近年の平均点
過去5年間の英語の平均点は、約36点です。
2022年度 |
36.245 |
2021年度 |
36.901 |
2020年度 |
33.489 |
2019年度 |
35.292 |
2018年度 |
41.015 |
国語や地歴の平均点は、6割以上になることが多くなっています。
平均点が5割に満たない英語で差をつけられれば、有利な状況になるでしょう。
試験問題の出題形式
毎年、問題は5つの大問で構成されています。
構成 |
出題形式 |
時間配分の目安 |
大問1 |
長文:語句補充 |
15〜20分 |
大問2 |
長文読解 |
25〜30分 |
大問3 |
長文:文挿入問題 |
15〜20分 |
大問4 |
会話文:語句補充 |
5〜10分 |
大問5 |
英文要約 |
5〜10分 |
大問1〜4まではマーク式で、大問5の英文要約のみ記述式の解答となっています。
設問はすべて英語で書かれており、リスニングは実施されません。
早稲田大学 文化構想学部の大問ごとの特徴
ここでは、5つの大問の特徴をサクッと確認をしましょう。
大問1:語句補充
空所のある2つの英文が出題され、4つの選択肢から適切な単語を選択して補充する問題です。
選択する単語は、早稲田の入試問題では標準的なレベルが中心となっています。
語彙力はもちろん、前後の文脈を理解する力が必要です。
ただし、多くの受験生にとって難易度が高い単語や表現も出題されます。
大問2:長文読解
長さの異なる長文が3つ出題され、内容の理解を問う問題が出ます。
問題形式は「英検の長文問題」と同じようなイメージです。
同義語や対義語をきちんと把握することで、選択肢が本文と異なる表現の場合でも、正解が見つけやすくなるでしょう。
難易度は高くなく、確実に得点源にしたい大問です。
ただし、以下の2点には注意してください。
- 選択肢の比較に時間をかけすぎない
- 専門的な単語や難しい表現も出る
大問3:文挿入問題
長文の中に7つの空所が設定されており、8つの英文から適切なものを選ぶ問題です。
つまり、選択肢の1つはダミーとなっています。
空所は「1つの段落に1つ」となっているため、各段落の話題をつかむことが大事です。
特徴的な問題なので、しっかり対策をして臨みましょう。
大問4:会話文
短い会話文が1つあり、7つの空所に語句を選択して入れる問題で、空所に対して選択肢が多くなっているのが特徴です。
単語や熟語をしっかり学んできた受験生なら、心配はいりません。
ただし、会話文には見慣れない口語表現もあります。
知識で解けない場合は、前置詞や動詞から意味を推測して解きましょう。
大問5:英文要約
この問題は、長文を読んだ後に英文要約をします。
ただし英文要約といっても、他の入試問題に比べれば、記述量がとても少ない問題です。
近年は、解答欄の書き出しに続く、4〜10語の英文を書く形式になっています。
書くことが求められる内容を本文から見つけ、指定の語数に要約する語彙力が必要です。
早稲田大学文化構想学部の英語攻略のポイント3選
文化構想学部の倍率は例年10倍ほどなので、ライバルの受験者は約8,000人にのぼります。
ここでは、厳しい競争を勝ち抜いて合格するために、英語攻略のポイントを確認しましょう。
【文化構想学部の英語攻略のポイント3選】
- 文挿入問題と要約問題
- 8割以上の得点
- 読解スピード
以下で、もう少し掘り下げて解説します。
1:文挿入問題と要約問題
文化構想学の英語を攻略するために、特に対策するべき問題は以下の2つです。
- 大問3の文挿入問題
- 大問5の英文要約
他の問題はよく出るパターンなので、解きやすい問題でもあります。
それに対して、大問3と5の2つは、他であまり見ない特徴のある問題です。
勝負の分かれ目となる可能性もあるので、意識して対策しましょう。
2:8割以上の得点
本番では、8割以上(60点以上)の得点を目指してください。
合格者の得点から考えると、7割5分から8割の得点をとるのが妥当だからです。
過去問演習で8割以上取れるなら、安心できるレベルでしょう。
一方で55点以下になると、他の教科で絶対に失敗できない状況になります。
しっかり準備し、取るべき問題をクリアできれば、8割の得点は可能です。
3:読解スピード
文化構想学部の英語攻略には、読解スピードも必要です。
なぜなら、200〜600語くらいの長文を、8〜9つも読む必要があるからです。
また、選択問題が多いだけに、比較に時間がかかる可能性があります。
意味を推測しながらの読解で、英文の解釈のペースが落ちることもあるでしょう。
実力を出し切るためには、読解スピードがポイントになります。
早稲田大学文化構想学部英語レベルまでの勉強法と対策
文化構想学部英語の問題は、早稲田の中では標準レベルです。
ここでは、以下の2つを順番に解説します。
- 文化構想学部英語の勉強法
- 文化構想学部英語の対策
確実に正解できる問題を増やして、適切に対策をしていきましょう。
文化構想学部英語の勉強法
早大文化構想学部に合格する力をつける英語学習を、4つの手順で解説します。
- 語彙力の強化
- 精読力を身につける
- 読解スピードを磨く
- 過去問演習を徹底する
なお、以下では文法について触れませんが、進学校で使用する一般的な参考書に対応できれば、問題はありません。
1:語彙力の強化
合格をつかむためには、一定以上の語彙力が必須です。
文化構想学部の英語は、本文の内容と流れを正確に読むことが求められ、同意表現や対義語がわからないと解答が選べません。
到達したいレベルの単語帳は『ターゲット1900(旺文社)』です。
さらに『解体英熟語(Z会)』で、熟語の成り立ちや前置詞のイメージを身につければ、語彙力が強化できます。
語彙力を鍛えるためには、いろいろな教材を使うより、1冊を繰り返して習熟度を上げることが大事です。
2:精読力を身につける
長文読解をじっくりと練習し、精読力を身につけていきましょう。
英文の精読力を鍛えることで、本文の内容理解や解答を選別する力が向上します。
精読力を身につける段階で大事なことは、以下のとおりです。
- いろいろなテーマの問題に触れる
- 正解よりも正しく訳せるかを確認する
とにかく「正確に訳ができるか」が大事なので、最初は時間がかかっても構いません。
ここを疎かにすると、過去問を解く段階で通用しないので、焦りは禁物です。
【おすすめの問題集】
- 『英文解釈の技術70〜100(桐原書店)』
- 『やっておきたい英語長文300〜700(河合塾)』
- 『英語長文 ポラリス1〜3(KADOKAWA)』
それぞれシリーズになっているので、徐々にレベルを上げていけばOKです。
3:読解スピードを磨く
問題攻略のために、読解スピードを磨きましょう。
大事なので繰り返しますが、英文を速く読み解いて、効率よく解答する力が問われます。
問題演習をたくさん積めば、慣れて無駄が減るので、速く解けるようになるでしょう。
そこにトレーニングとして「スラッシュ・リーディング」と「音読」を絡めれば、読解スピード自体も向上し、さらに速く解くことが可能です。
2つのトレーニングを積むと、英文を前から訳す習慣が身につきます。
スラッシュ・リーディングは、英文を意味のまとまりごとに区切って、訳をする方法です。
例)An important part / of our communication with others / is in performing / our various social roles.
頭の中で前から順番に
「(大事なこと)(他人とのコミュニケーションで)(は演じる中にある)(私たちのいろいろな社会的役割を)」
とイメージできればOK。
1文をきれいに訳したくなりますが、読んだそばからイメージをする習慣を身につけましょう。
さらに音読をしながら即イメージする練習をすれば、前から訳す訓練になります。
音読に使うものは、以下の教材がおすすめです。
- 一度解いた長文問題
- 過去問
- 『速読英単語 (Z会出版)』
4:過去問演習を徹底する
最後は、過去問を使って仕上げていきましょう。
本番と同レベルで、同じ形式の問題は非常に貴重です。
【過去問演習で大事にしたいこと】
- 必ず時間を計って解くこと
- 解いた後の復習を徹底すること
- 結果に一喜一憂しないこと
大事なのは、結果よりもまず慣れることなので、過去問を解きながら手応えを感じられれば大丈夫でしょう。
間違えた問題はもちろん、気になる部分の周辺知識まで、しっかり復習をしましょう。
復習を通じて、レベルアップすることも過去問演習の目的です。
文学部の問題も形式が同じなので、ぜひ利用してください。
文化構想学部の英語対策
大問3の文挿入問題と大問5の英文要約は、特徴のある問題です。
ポイントになる大問の対策を行って、ライバルに差をつけましょう。
文挿入問題の対策
大問3の文挿入問題を対策するために、パラグラフリーディングを練習しましょう。
「英文の構造や展開を読み取る力」を鍛えれば、解答力の向上が期待できます。
例えば、空所ごとに毎回すべての選択肢を入れて検討するのは、時間もかかり大変です。
しかし英文の構造や展開を捉え、消去法で選択肢がしぼれたら、もっと楽に問題が解けます。
解答時の着眼点は、以下のとおりです。
- 空所前後の時制はどうであるか
- 挿入文の代名詞にヒントがないか
- ディスコースマーカーで判断できないか
- 挿入する段落は当っているか
練習問題として最適なのは過去問なのですが、数に限りがあります。
対策として『パラグラフリーディングのストラテジー1・2(河合出版)』などを利用して、意識的な練習を行いましょう。
英文要約の対策
大問5の英文要約の問題も、差をつけるための対策をしましょう。
対策をおすすめするのは、独特な特徴があるからです。
- 決められた書き出しに合わせる必要がある
- 4〜10語と短い語数で英作文する必要がある
- 自分の言葉で答える必要がある(※指示に『in your own words』とある)
要約の問題は、本文をある程度そのまま使って主張をまとめる作業になりがちですが、ここではあまり通用しません。
【解き方のイメージ】
- 書き出しの続きを予想する
- 予想と同じ方向性の文を見つける
- 答えを書いてみる
- 不要な部分を削る
- 語数に合わせて書き換える
本文内容を理解する力はもちろん、解答すべきことを表現できる力を鍛えてください。
過去問以外から練習問題を見つけるのは難しいでしょう。
英文要約の練習をするなら『英文要旨要約問題の解法(駿台文庫)』がおすすめです。
早稲田大学文化構想学部の英語対策ならお任せを!
早稲田大学の文化構想学部英語を攻略するためには、徹底した対策をしましょう。
ライバルに差をつける勝負の問題は2つです。
- 大問3の文挿入問題
- 大問5の英文要約
試験問題には、よほど英語力が突出していないと解けない難問もあります。
したがって取捨選択をしながら、取るべき問題で確実に得点を重ねましょう。
目指すべき目標点は、8割以上(60点以上)です。
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