
「慶應義塾大学の経済学部って、どんな対策がいるの?」
「慶應経済の英語の足切りが怖いです!」
当記事は、こんな疑問を解決します!
本記事は、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが監修して制作し、慶應経済の英語の配点や試験時間といった基本情報から傾向や対策を解説します。
本記事に記載されていることを参考にしてください。
Contents
1、慶應義塾大学・経済学部の英語出題傾向
・慶應義塾大学・経済学部の英語の出題形式
慶應経済の英語の試験問題の内容はⅠ~Ⅲの長文読解が3題、Ⅳの和文英訳(後に解説しますが、2023年は新傾向となっていました)、Ⅴの自由英作文が1題といった構成になっています。
長文読解では文字数が多く、語彙難易度が高く、政治や経済に関する長文が出題されることが多いです。
解答は選択式で、語彙に関するものや問題文に関するものがあります。
和文英訳は日常の会話文のようなものを英語で記載するといった内容です。
自由英作文も出題されます。
これは難易度が高いと言われています。
長文読解で出題された3つの文章の中から、引用を行い、それに対して反論を行ったり、自分の意見をまとめるといった内容になっています。
・慶應義塾大学・経済学部の英語の配点と試験時間
配点については、まず慶應経済の入試形式にはA方式とB方式があります。
A方式は英語、数学、小論文で受験する方式です。
B方式は英語、歴史(日本史か世界史)、小論文で受験する方式です。
配点は以下のようになっています。
英語 :200点
地歴/数学:150点
小論文 :70点
英語は、とても高い配点率となりますので、英語が合否に大きく関わってくるといっても過言ではありません。
試験時間は100分です。
長文の文字数が多く、英作文もあるので、時間制約の厳しい試験であることが言えます。
試験時間が短く、大問が多いため、時間配分について考えておく必要があります。
・慶應義塾大学・経済学部の英語の足切り
慶應経済では足切り制度があります。
これは長文読解で一定の点数に足していないと、受験生の答案が採点対象にならないといったシステムです。
では具体的な目安はどれくらいかというと、これもA方式とB方式で異なります。
A方式は数学と英語(長文)で足切りの評価を行い、B方式は英語長文のみで足切りを行います。
A方式の方が数学があるとも50〜70%程で推移しており、B方式は60〜70%程で推移しています。
問題の難易度の影響で年度により、足切りの点数は変動します。
・慶應義塾大学・経済学部の英語の2023年からの新傾向
2023年の慶應経済英語の問題では新傾向となっていました。
具体的にはⅣの和文英訳が日本語の説明文を読み、それに対して英語の設問が用意されていて、それに答えるといった内容です。
日本語の文章とはⅢの長文読解に対する論評文です。
それに対して、英語の選択肢の中から正しいものを選ぶといった形式でした。
今後もこの傾向が続くかは分かりませんが、和文英訳と新傾向の問題の両方の対策を行う必要があります。
2、 慶應義塾大学・経済学部の英語の対策と勉強法
・慶應義塾大学・経済学部の英語の長文読解
長文読解はI〜Ⅲの3題が出題されます。
3問の合計は2500文字ほどで、ボリュームがある形式であると言えます。
ただしこの形式は年度によっては2問もしくは3問になることがあります。
ですが、合計も文字数は2500文字ほどであることに変動はありません。
時間制限の厳しい中で大量の文章を読み、文章の内容を把握し、設問に答えなければなりません。
ですので、「速読力」を鍛えておくのがマストになります。
設問の空欄補充や内容一致に関する出題があります(空欄補充に関しては「文法・語彙」の箇所で後述します)。
内容一致については文章の内容を深く理解していないと解けないものになっています。
ですので、高いレベルの「読解力」が求められます。
また、設問は1パラグラフごとに設定されていることが多いです。
いずれにせよ高い読解力が求められることは間違いありません。
スラッシュリーディング、パラグラフリーディングといった学習法も有効です。
文章の構造把握もしやすくなりますし、段落ごとの構成も意識できるようになるでしょう。
ですが、これらの勉強法は向き・不向きがあります。
速読力を上げるための勉強が必要なのはいうまでもありませんが、これらの勉強法を取りいれるべきかは吟味が必要です。
また、I〜Ⅲのどれかの内容を引用して、Ⅴの英作文を書かなければなりませんので、このことを念頭に置きながら問題を解くのが良いでしょう。
長文読解の勉強法や参考書ルートは、以下の記事に詳しく紹介していますので、ぜひご一緒にご覧ください!
・慶應義塾大学・経済学部の英語の文法・語彙
こちらは主にI〜Ⅲに関わってくるものです。語彙、文法、アクセントの出題例があります。問題文の語彙レベルは高いですが、空欄補充の難易度は標準ほどとなっています。ここは確実に点を取り切る必要があります。
まずは「ターゲット1900」、「システム英単語」、「NextStage」などの基礎レベルの語彙や文法を抑えておくのはマストです。
余力があればより上位レベルの語彙(「速読英単語上級編」レベル)のものを学習しておくことで、ボキャブラリーのレパートリーが増えて、語彙面でのアドバンテージとなるでしょう。
単語の覚え方は以下の記事に詳しく紹介しているので、ぜひご一緒にご覧ください!
・慶應義塾大学・経済学部の英語の英作文
Ⅳの「和文英訳」とⅤの「自由英作文に」が出題されます。
この2題については独特の出題形式となっています。
和文英訳については日本語の会話文のようなものを英訳するといった出題になっています。
ですが、日本語をそのまま英語に変換することができないことが多々あります。
例えば日本語文の中に「難解」といったワードが含まれているとして、「難解」→「わかりにくい」→「hard to understand」といったプロセスを踏み、日本語を英語に直すといった作業を行う必要があります。
このような出題形式の英作文に対応するには、基本的な語彙や文法を定着させておくのが前提です。
語彙や文法の基礎力が十分であれば、英作文対策には「例文暗記」が有効です。
これは英語の文章を何十あるいは何百種類も覚えるということです。
暗記といってもただ単に丸暗記すればいいというものではありません。
中身の理解を伴わなければなりません。そうでなければ、応用も効きません。
例文暗記した文章をベースに英作文を作っていくといった流れになります。
また、上述した通りダイレクトに日本語を英語に変換できない要素も多く含まれています。
ですので、あらゆるパターンに対応できるように柔軟性も身に着けておくことが重要です。
最後に英作文は添削をするのが重要です。
これは中々自分で行うのは難しいので、身の回りの頼りになりそうな人にお願いすると良いでしょう。
次にⅤの自由英作文です。
これは長文読解Ⅰ〜Ⅲの文章のどれかの内容に言及して、自分の意見を英語で書くといった形式です。
なお、英文を書く際には以下のような条件が提示されます。
・箇条書きはNG
・長文Ⅰ~Ⅲで言及されている内容から最低1つは引用して、自分の意見をまとめること
・長文Ⅰ~Ⅲの中で自分の意見とは異なる見解に言及して、それに対して反論をすること
様々な条件があり、独特な形式であることが分かると思います。
対策としては、Ⅳの和文英訳と同じように基本的な文法や語彙を抑えて、例文暗記をするというのは共通ですが、論理的に英文を書く力を養わければなりません。
以下のような構成で英作文を書く必要があります。
自分の意見(結論)→理由・根拠→再度結論
このような形式で書くことで、論理の展開が分かりやすくなります。
この設問では語彙や文法などの形式面のチェックだけでなく、論理の展開といった内容面のチェックもされている可能性が高いです。
形式面・内容面の両方のチェックを受験生が行うのは難しいですから、身の周りの人にこちらも頼る必要があります。
英作文の練習方法やコツは以下の記事に詳しく紹介していますので、ぜひご一緒にご覧ください!
3、まとめ
慶應経済英語の対策のカギは「長文読解」と「英作文」にあります。
長文読解は文章力が多く、語彙のレベルが高く、限られた時間の中で大量の問題を解かなくてはなりません。
英作文についても形式が独特で、会話文のようなものを英訳させる和文英訳と、長文読解の問題から引用を行い、反論を行う自由英作文が出題されます。
慶應経済英語の独特の自由英作文や和文英訳の対策として、英作文の添削を行う環境があることが理想です。
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