東京外国語大学の英語対策・勉強法|リスニング力UPがカギを握る!

「東京外国語大学の英語って、どう対策すればいい?」

 

「東京外国語大学の英語は、やっぱり難しい?」

 

東京外国語大学を目指す受験生の、こんな疑問に答えます!

 

この記事は東京外国語大学を目指す受験生のために、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが監修して制作しました。

 

合格するためには、英語の成功が不可欠です。近年の出題傾向に対する対策や勉強法をおすすめ参考書とあわせて紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

※この記事は、7分ほどで読めます。

東京外国語大学英語の概要

まずは、東京外国語大学の英語の最新情報をサクッとチェックしましょう。以下で、概要を解説します。

英語の試験時間・配点

2次試験(前期)の英語は、2022年度から傾向が変わりました。以下でお伝えするのは、新傾向の問題を参考にした情報になっています。

 

  • 試験時間:120
  • 配点:250

 

※リスニング試験(20〜30分程度)含む

 

上記以外に「英語スピーキング試験(50点)」と「日本史or世界史(100点)」を受験する必要があり、英語全体の割合は300点(400点満点中)とかなり大きく、重要であることがわかります。

 

2022年度入試から全学部で導入された「英語スピーキング試験」は、英語外部試験(4技能試験)のスピーキングと近い部分もあり、タブレット端末を利用する十数分のテストです。内容の詳細は、東京外語大のHPで確認できます。

 

>> 英語スピーキングテスト(BCT-S)徹底解説!

 

問題・解答の形式

2022年度以降の東京外国語大学英語の出題形式・解答形式は、以下のとおりです。

 

大問

出題内容

解答形式

配点

大問1

長文読解

記述(日本語)

60

大問2

長文読解

記述(英語)

30

大問3

リスニング

選択式

40

大問4

リスニング

選択式

40

大問5

リスニング

英作文

80

 

2021年度までは文挿入問題があり、大問が6つでした。配点と試験時間も、2022年度以降とは異なっています。

東京外国語大学の英語対策・勉強法を大問別に解説!

ここからは、東京外国語大学英語をもっと詳しく掘り下げていきます。大問ごとに、傾向と対策、勉強法やおすすめ参考書を紹介しますので、しっかりチェックしましょう。なお、時間配分の目安は、以下を参考にしてください。

 

  • 大問130
  • 大問210
  • 大問3430
  • 大問540
  • 見直し:10

大問1:長文読解(内容説明)の傾向

大問1には、1,000語以上の「超長文」が出題されます。設問は本文の内容説明がメインで、本文内容に関する問いに30100字の日本語で答える形式がほとんどです。まとまった量の日本語記述なので、英文の精読力だけでなく国語力も求められます。

大問1:長文読解(内容説明)の対策

対策として、まずは長い英文を読んで問題に解答する経験値を高めましょう。以下の参考書や過去問に取り組むことを推奨します。また大学HPでは、過去問の採点基準の詳細が閲覧できます。解答作成にあたって非常に参考になるので、ぜひ確認しましょう。

 

  • やっておきたい英語長文1000(河合)
  • イチから鍛える英語長文700(学研)
  • 東京外語の過去問(最低5年分)

 

もっと練習したい人は、東大や阪大(外国語)、一橋大の英語の過去問を解くのもいいでしょう。記述は、必ず添削を受けてください。早慶や上智で、長い英文読解が出題される学部の過去問もおすすめです。

 

語彙力は『ターゲット1900(旺文社)』のような単語帳を完璧にした後に、『リンガメタリカ(Z会)』を使ってハイレベルな英文に触れながら身につけるのが理想です。

大問2:長文読解(空所補充)の傾向

大問2は、長文中の空所に適切な語彙を選んで補充することが求められます。これまで続いている形式では、11の選択肢から適切な単語を選んで、10箇所の空欄を埋める形式でした。また文脈に合わせて、単語を適切に形を変化させることも求められます。

 

東京外語大の英語では、最も得点源にしやすい問題です。時間をかけないことが重要なので、わかるところから確実に答えましょう。

大問2:長文読解(空所補充)の対策

直接的な対策は、東京外語の過去問だけでもOKです。しかし時間があれば、練習に『パラグラフリーディングのストラテジー3(河合)』を利用することをおすすめします。なぜなら、文法や語彙の知識も必要ですが、それ以上に文脈をとらえる力が必要だからです。

 

英文の構成を意識して読むパラグラフリーディングの視点を持ち、段落の要旨をメモしながら読めば、選択肢を絞る際のヒントになります。また空欄補充の問題に出会ったら、どんな単語が空欄に入るかをまず推測して長文を読む癖をつけましょう。

大問34:リスニングの傾向

東京外語大学の英語は、リスニング力が非常に重要です。なぜなら2022年以降は、リスニングが絡む問題の配点割合が、ますます大きくなったからです。250満点中の160点)ただし問題自体は過去の傾向と近しくなっています。具体的には、以下のとおり。

 

  • 大問3:インタビュー形式
  • 大問4:スピーチ形式

 

上記のいずれも、英文の書き出しに合う内容を選択肢から選ぶ形式です。解きやすそうに感じますが、リスニング自体が聞きにくいことでも有名です。話の後ろに生活音やBGMが混じっていたり、ときには訛りのある英語が使われていたり、リアルな演出があります。

大問34:リスニングの対策

放送が1回しか読まれないので、とにかく聞き漏らさないことが重要です。過去問演習を通じて、問題を解く際のリズムを掴んでおきましょう。リスニングの開始時間は表紙に書いてあるので、できれば問題文や選択肢の先読みをして、待ち構える形で聞けたら理想です。

 

同じ形式ではありませんが、東京外語の過去問以外では、以下の参考書や過去問が練習に使えます。

 

  • キムタツの東大英語リスニング(アルク)
  • 東大の過去問
  • 阪大(外国語)の過去問

 

普段からリアルな英語に耳を慣らしておくことも重要です。以下のようなコンテンツを毎日聞いて、字幕をつけて視聴したりシャドーイングをしたりすると、リスニング力の強化に繋がります。

 

  • BBC Learning English6 Minute English
  • VOA
  • TED

 

大問5:リスニング・自由英作文の傾向

大問5は、非常にレベルの高い問題になっています。近年の出題内容は以下のとおりです。

 

  • 放送内容の要約(200語程度)
  • 自由英作文(200語程度)

 

リスニング力もさることながら、英作文の力も問われます。類題がないため、過去問演習が貴重な練習の機会になるでしょう。

大問5:リスニング・自由英作文の対策

まず放送内容の要約は、メモが必須です。問題用紙にあるワークシート(講義メモ)の空欄を埋めることが解答作成の大まかなヒントになるので、集中して聞き取りましょう。

 

リスニング要約という特殊な形式のため、似たような練習ができる教材は過去問以外に見つかりません。よって「TED」や「BBC Learning English」など、短めのスピーチを聴いて要約の練習をするのがおすすめです。

 

自由英作文は、まず問題文の指示を見て「何を書くべきか」をチェックしましょう。いきなり書かずに、構成をメモしましょう。全体は「主張理由まとめ」の流れで書き、段落内は「抽象具体」の流れで書くなど、テンプレート化すると書きやすくなります。

 

自由英作文の練習は『大学入試英作文ハイパートレーニング自由英作文編(桐原)』から始めるのがおすすめです。英検1級のライティング問題も語数が近く、よい練習になります。

 

なお書いた英作文は、必ず添削してもらうことが重要ですまた添削を受けたら終わりではなく、足りなかった部分を確認して自力で書き直すと、知識と書き方が定着します。

東京外国語大学の英語レベルは?難しい?

東京外国語大学英語の問題レベルは、日本有数の難易度です。東大英語とは出題傾向が異なるものの、よく引き合いに出されます。付け焼き刃の対策では太刀打ちできないので、じっくりと実力をつけるのが理想です。

 

では英語の目標点の目安は、どのくらいでしょうか?科目別の合格最高点は発表されていないので、あくまで目安とはなりますが、以下を参考にしてください。

 

  • 60%以下危険
  • 60〜64まだ戦える
  • 65〜70選択肢が広がる
  • 7074当面の目標
  • 75%以上理想

 

上記の数字は、2023年度前期(400点満点)を参考にしています。2023年度の合格者平均の最高は「朝鮮語」で292.9点(73.2%)で、最低が「ポルトガル語」の249.5点(62.4%)でした。

 

また合格最低点が最も高かったのは「西南ヨーロッパ」の257.0点(64.3%)で、最低が「ドイツ語」の203.0点(50.8%)です。合格最高点の最高は「フランス語」で362.0点( 90.5%)で、最低が「ポルトガル語」の273.0点(68.3%)でした。

 

上記のように、学科ごとに必要な点数は異なります。また年によって問題の難易度も変わるので、ここでお知らせした数字は「あくまで目安である」とお考えください。

東京外国語大学英語は徹底した対策が必要!

東京外国語大学の英語は、難しいうえに類題も少ない特殊な問題です。よって合格を目指すうえでは、英語の徹底対策が非常に大事。早期から重点的に対策を行い、経験値を高めて本番に臨みましょう。

 

2022年度からは、全学部で「英語スピーキング試験」も実施されています。英作文の添削はもちろん、スピーキングも含めた4技能の総合力が試されるので、地道にコツコツ準備をするのが理想です。もし今の英語の学習に不安があれば、ENGLISH-Xにお任せください。

 

ENGLISH-Xは「英語の専門塾」だから、こんなことも可能!

  • 自由英作文や記述問題の即時添削
  • LINEでの添削・質問対応
  • 英語外部試験の対策

英語の4技能を高めて、実力アップを果たすのに最適な環境が提供できます。

 

英語の成績を上げて「東京外国語大に合格したい!」という受験生の挑戦を、心よりお待ちしています。無料体験授業もやっていますの

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