明治大学農学部は、長い歴史を持つ伝統ある学部です。明治大学のなかで、農学部は比較的入りやすいといわれることがありますが、確実に合格を手にするためには英語試験でいかに高得点を獲得できるかが重要です。
「明治大学農学部に合格したい」と考えるものの「英語の試験対策は何をすればいいのか不安」と感じている人に向けて、今回は、明治大学農学部の英語試験の対策方法や勉強方法を伝授します。
本記事は目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが、明治大学を目指す受験生のために制作しました。対策や勉強法だけでなく、英語が不安な人に向けて、受験に向けて役に立つ情報もお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。
Contents
明治大学農学部の英語試験の概要
明治大学農学部の英語試験はどのような出題傾向にあるのでしょうか。まずは、出題範囲、時間配分、出題形式、解答形式を確認しましょう。
出題範囲
明治大学農学部の英語入試の大問は、長文読解1題、会話問題1題、文法問題1題が出題されます。
時間配分
明治大学農学部の一般入試の英語試験の試験時間は60分です。設問が多い長文読解問題に30分、会話問題に20分、文法問題に10分の時間配分を意識しましょう。
出題形式
明治大学農学部の英語入試の一般入試では、以下の5つの科目から出題されます。
・コミュニケーション英語Ⅰ
・コミュニケーション英語Ⅱ
・コミュニケーション英語Ⅲ
・英語表現Ⅰ
・英語表現Ⅱ
共通テストを利用した受験では、リーディングとヒアリングが出題されます。
解答形式
明治大学総合数理学部の英語試験は選択式問題と記述式問題が出題されます。
明治大学農学部の英語の出題傾向
明治大学農学部の英語試験で得点を得るためには、出題傾向を分析してどのような問題が出題されるかを事前に把握しておくことが大切です。ここでは、全体の傾向に合わせて、長文読解問題、会話問題を中心に、出題傾向について解説します。
全体の傾向
明治大学農学部の英語は、長文読解1題、会話問題1題、文法問題1題の合計3題が出題されます。全体的に、明治大学のほかの学部と比べると難易度は低い傾向にあります。
しかし60分の試験時間で25〜35問のボリュームのある問題を解き切る必要があるため、時間配分が大切です。
長文問題の傾向
明治大学農学部の長文読解問題は、500〜600語程度で、比較的文章も読みやすい傾向です。内容理解を問われる問題と合わせて、内容一致・空所補充・語彙・イディオム・基本構文など、一般的な問題が出題される傾向です。
長文読解問題は配分が大きいため、パラグラフを1つ読むごとに選択肢に目を通し、何が問われているかを頭の片隅に置いておくようにしましょう。
長文読解の克服方法については以下の記事で解説しているので、参考にしてください!
会話問題の傾向
明治大学農学部英語試験の会話問題では、会話文のストーリーや流れをしっかりと理解しているかを問われる問題が多く出題されます。
会話文特有の表現を問われる問題は、あまり出題されません。会話文問題では、会話の雰囲気を想像しながら流れを追って読み進めていきましょう。
空所補充問題の傾向
空欄補充問題は、例年、提示された2つの文章にある空欄に当てはまる1語を選択する問題が出題されます。2つの文章を成立させるために、意味をしっかりと理解する力が求められます。
動詞や熟語に関する問題が多く、難易度も高いため、単語や熟語、文法の基礎をしっかりと固めておきましょう。
文法の勉強法については、以下の記事で学びましょう!
大問の変遷
明治大学農学部の英語は、2014年以前は、長文の論説文が2題、語彙問題が1題出題されていましたが、2015年以降は現在の方式である長文読解1題、会話問題1題、文法問題1題の合計3題に落ち着いています。
長文出題テーマの傾向
明治大学農学部の長文読解問題では、生物や環境などの自然科学分野あるいは、教育や哲学などの社会学をテーマとした論説文が出題される傾向ですが、一貫性はありません。物語は出題されない傾向です。
2016年から2021年までは、それぞれ以下のテーマで問題が出題されました。
2016年:経験主義について
2017年:国際化について
2019年:時について
2020年:ガーデニングのメリット
2021年:動物のコミュニケーション
明治大学農学部の英語試験対策ポイント
明治大学農学部の英語試験は、大問は3問と少ないものの試験時間が60分と短く、難易度の高い熟語や文法が問われることもあります。
速読能力を上げつつ、基本の文法や単語をしっかりとおさえることが、合格に近づく第一歩です。速読能力を上げ、基本の単語や熟語の漏れがないようにするための対策ポイントと、おすすめの参考書を紹介します。
読解問題は速読能力が必要
明治大学農学部の英語試験では、長文読解問題の英文は500~600語程度、会話文問題の英文は300~400語程度と、明治大学のほかの学部の英語試験と比べて極端に量が多かったり少なかったりするわけではありません。
しかし、60分の試験時間で問題を読み解き、正しく回答するためには速読能力が求められます。句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳すスラッシュリーディングを取り入れてスピーディーに読む訓練をしましょう。
何度も同じところを読み返していると時間が無くなってしまいます。パラグラフごとの要点や展開を理解するためにも精読力にも力を入れましょう。
速読力を鍛えるには、KADOKAWAから出されている「関正生の英語長文ポラリス2応用レベル」がおすすめです。MARCHレベルを想定して作られているため、過去問に入る前の演出材料として活用できます。
英文の音声に続いて音読をしながら、日本語の意味を取る練習を繰り返すことで、速読力の向上が期待できます。すべての長文に「構文解析」がついているので、精読力の習得にも役立つでしょう。
h3:文法・単語は基本を徹底
長文の設問では、文法や語彙が問われます。空欄補充問題では基本的な文法・多義語が問われるため、基礎をしっかりと固めておきましょう。
内容一致問題では、6つの選択肢のなかから1つの正解を選ぶ必要があり、選択肢が多い特徴があります。選択肢が多い分、判断に悩む場合があるかもしれません。文法や単語は、意味をしっかりと記憶して正しい選択肢を選べるようにしましょう。
単語帳は、旺文社の「ターゲット1900」がおすすめです。覚えた単語は1週間後に自分でテストして、抜けや間違いがないかなどをチェックしましょう。明治大学農学部の英語試験では、発音・アクセントに関する問題も出題されます。基礎〜標準レベルの単語を覚える際には発音記号を見て、なおかつ音声も聞いておくといいでしょう。
文法の基礎を固めるには、いいずな書店の「英文法・語法 ヴィンテージ」がおすすめです。最新の入試問題の頻出問題や入試傾向を研究し、攻略ポイントを厳選して解説しています。誤答の「選択肢」の解説があるため、なぜ間違えたのかをしっかりと理解したうえで、問題の解き方を身につけられるでしょう。
明治大学農学部の英語試験では、とくに熟語が頻出なので必ず押さえておきましょう。一般的な熟語帳には載っていない難熟語も出題されるため、基礎の熟語はきちんと理解したうえで、文脈から熟語の意味を予想する訓練をしておきましょう。
熟語の基礎をかためるには、Z会出版の「解体英熟語」がおすすめです。主要難関42大学の入試問題とセンター試験あわせて1000以上の入試問題を徹底分析し、1冊で「問題集×参考書×例文集」の3つの役割を持つ参考書です。英熟語は必修527語、重要346語、上級144語の計1017熟語が収められています。前置詞・副詞の整理ノートを使えば、効率的に熟語が覚えられると同時に、ニュアンスから意味を類推する訓練にも役立ちます。
まとめ
比較的入りやすいといわれるとはいえ、長い歴史がある明治大学農学部は毎年多くの受験生が志望する人気の学部です。明治大学農学部の合格を勝ち取るためには、英語試験での高い正答率が必要です。長文読解1題、会話問題1題、文法問題1題の合計3題を60分で回答する必要があるため、速読力と精読力が求められます。
内容理解や空欄補充などさまざまな形式の問題に対応するためには、文法や単語の基本的な理解や記憶は欠かせません。そのうえで、明治大学農学部の英語試験に頻出の英熟語に関しても、基礎を固めておきましょう。
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