
こんにちは。
ENGLISH-Xの佐藤圭です。
今回は日本人が苦手とする英語のスピーキング勉強法をご紹介します。
大学入試改革でも必須となるスピーキング能力ですがまだまだ体系的なメソッドもなく、特に受験で必要となると不安になる人も多いと思います。
数ある手法のうち、今回は前提となる1つの方法をご紹介します.
ぜひ参考にしてください。
英語を話すためのベースや型がない。
重要な点は、受験で使える英語スピーキングということです。
単なる英会話であってはいけないのです。
受験においては例えばテーマがあり、それに対して論理的に答えるということが必要です。
「論理的に」というと小難しく聞こえますが、要はしっかりとした構成で伝えるということです。
いろんな構成の仕方がありますが最も汎用性の高く、そして多くの人が見落としがちな型をご紹介します。
STEP1: 一般論を入れる。
Conclusion Firstという結論が先というやり方を耳にした人も多いと思いますが、いきなり結論を言ってもしっかりと伝わらなければいけません。
この結論というのは自分自身の主張でもあります。
それをしっかり相手に伝えるために、最初に一般論をいくつか例示していくことで、自分自身の意見が際立ちます。
Some people say that~, and others claim that~. But I believe that~というふうに伝えれば時間も稼げますし、自分の意見も深まるので一石二鳥です。
STEP2: ナンバリング
今から話すテーマについて言及したら、今度はそれを深めていく必要があります。
そのときにやりがちなのは話し手がダラダラ述べても要点がわかりません。
しかし「私は~と確信しています。理由は3つです」というように理由がいくつあるかということを事前に明言しておくことで相手にも伝わりやすく自分自身の意見の整理にもなります。
STEP3: まとめと将来像
In conclusionというかたちでまとめる人は多いのですが、正直それを言うだけでは足りないのです。
まとめのようで、単に今まで言ってきたことを繰り返しているに過ぎないのです。
まとめで大切なのはそのテーマについて「今後どうなっていくのか」、「理想は何か」などを伝えることです。
例えば人口知能の発達で人々の仕事が奪われるという意見を述べたとしたら、最後に「仕事が減ることでより多くの自由な時間を人々は手に入れるかもしれません」ということを加えるだけで一気に質が高まります。
仮にその意見が稚拙であったとしても問われているのは質問やテーマに答えられているかということなので、内容の優劣は点数になりません。
むしろ、内容が非道徳的なものであっても構成がしっかりとして、QAに答えられたら高得点になるのです。
まだまだ伝えきれていない部分ではありますが、上記のようにスピーチの型を知っておくだけで一気に敷居が低くなり取り組みやすくなります。
こういった手法を持つことが英語を話せるようになるための近道になりますので、大学入試改革の英語の試験はもちろん、日常会話でも飛躍できるようになります。