先日、塾長の佐藤圭が取得した資格「TESOL(テソル)」、ご存知ですか?
今回はその、国際英語教授法である「TESOL」についてお伝えします。
TESOLとはどんな試験?どれくらいの英語力が必要?
TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)とは、英語を母国語としない人々に英語授業をするための資格です。
日本では英語指導者が持つ資格として「J-SHINE」がありますが、TESOLはまだまだ知名度の低いようです。
しかし世界中では海外では英語教育のための学位として広く知られており、認定機関も多数あり、取得できる学位もさまざまです。
取得できる学位としては、短期間で取得が可能なCertificateと大学の学士課程や大学院の修士課程などでTESOLを学ぶDegreeとに分かれます。
Certificateコースは1ヶ月ほどでTESOLの学位を取得するのに対し、Degreeは1〜2年かけて取得します。
TESOLを取得するためには、英検準一級もしくはTOEIC800点程度の英語力が必要です。
TESOLはどこの国で取れるの?
これらの学位はイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、インド、フィリピンなどで取得できます。
大学の他にも語学学校で取得できるものや、オンラインでも取得できます。
比較的安くTESOLの学位を取得できるオンラインコースですが、実戦経験ができないことやネットワーク作りができないなどのデメリットがあります。
費用はたくさんある学校によって異なりますが、おおよその目安としては以下の通りです。
- オンライン:3万円〜15万円程度、必要日数は自分次第(100-150時間)
- インクラス(対面授業):12万円〜30万円程度、8週間程度(100-150時間)
費用に関しては各国の物価にも左右されます。
カナダやオーストラリアは物価が高く、これらの学位取得にも高額の費用がかかることがあります。
それに対して、インドやフィリピンは比較的安い学費で取得することができます。
学費が安く済む分、留学先の治安問題も絡んでくるので学習する国は慎重に選びたいものですね。
TESOLを取得した時のメリットは?
TESOLは世界中で通用する学位です。
取得することで、世界中のどこででも英語講師として活躍することができます。
海外で英語講師として仕事に応募するときには、TESOLの学位を持っていることが応募条件とされているところが増えてきました。
日本でもそのうち世界標準とされるTESOL保持が必須とされるようになるのでしょうね。
さらに、TESOLを持っていることで、今後の就職に有利になることが考えられます。
東京オリンピックをきっかけに日本の国際化はますます進みます。
国際イベントの通訳者や国際化のための英語教育者が必要になってきます。
ですが、日本の英語レベルは残念ながら世界中でもかなり低レベルなので、今後はTESOLを持っていることが教育者としての必須条件となるはずです。
TESOLは、かなりハイレベルな英語教育ができる人材を育てる教育なので、その学位を持っているだけで就職の面で優遇されることも考えられます。
また、TESOLの授業が机上だけの学習ではなく、論理的にディスカッションすることが多いので、キャリアアップのために取得する人も増えるのではないでしょうか。
TESOLを取得するには、まとめ
いかがでしたでしょうか。
TESOL取得に関して、費用や取得できる国、取得に必要な英語レベルについてお伝えしました。
今後、東京オリンピックや大阪万博の開催で、ますます語学面でも本格的に国際化が進みそうな日本ですが、そのことに比例して指導者の高いレベルが求められるようになりそうです。
小学校から英語教育が本格的に始まることもあって、英語講師の需要は高まるばかりです。
これまでの日本の英語教育で成果が得られていないことを考えると、2020年以降日本においての英語教育は大幅に見直しが予想されますし、レベルアップにはより優秀な指導者が必要になってきます。
日本でもTESOL取得者は、今後増えてきそうは気配ですよね。
一見、ハードルの高そうなTESOL取得ですが、そのレベルはさまざまです。
お勧めとしては、まずは16ヶ月以内で取得できる短期コースを選ぶと良いのではないでしょうか。
まだ日本では一般的ではない今のうちに、短期コースで取得をしておくとかなり将来の英語教師としての仕事を得るためにも有利な武器となりそうですね。
英語力も英検準一級、TOEIC800点と聞くとチャレンジしたいと思う人も多いと思います。
近い将来留学を考えている人は、留学先の大学、または語学学校でTESOLの取得コースがあるかを調べてみてはいかがでしょうか。
さらに留学先での学習に目標が増えて、充実した留学生活が送れそうですね。
ぜひ、あなた自身の英語力のブラッシュアップ、キャリアップのためにTESOL取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。
そして、日本の英語教育のレベルアップに貢献してみてはいかがですか?