【受験生必見】早稲田大学基幹・創造・先進理工学部入試英語の傾向と対策

早稲田大学・基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部は試験問題が共通しています。
 
以下、これら3学部を理工3学部と呼ばせていただきます。
 

早稲田大学理工3学部入試問題は、試験時間内に読まなければいけない英文量が多く、他の学部では見かけないような独特な問題も出題されています。
 
そのため、英語の総合力を高めるだけでなく、独自の対策も必須です。
 
理工3学部入試の英語の傾向と勉強法をご紹介します。
 
早稲田大学理工学部志望の生徒は、ここに書いてあることを参考にして、効率の良い受験勉強をしましょう。
 

早稲田大学・理工3学部入試の英語出題傾向


 
理工3学部の英語の配点は全学部120点。
 
試験時間は90分です。
 
大問5題で、長文読解問題と文法問題がバランスよく出題されています。
 
解答形式は、全問マークシート形式です。
 
2019年度の出題形式と問題形式を表にまとめておきます。
 

問題番号 出題形式 問題形式
長文読解 内容一致問題、空欄補充問題、内容説明問題
長文読解、文法・語法 語句整序問題
長文読解、文法・語法 空欄補充問題、内容一致問題、文整序問題、段落整序問題
長文読解 内容一致問題
語彙 共通語補充問題

 
問題Ⅰは、3つのパートに分かれていて、1つめのパートでやや長い長文が出題されており、残りの2つのパートでその内容に関連したやや短い長文が出題されています。
 
3パート合計で1200~1300語です。
 
問題Ⅲは、まず文章を並び替えてひとつの段落を作り、その作った段落と残りの段落を並び替える問題です。
 
問題Ⅳは、クイズ要素のある問題が1題、数学的な内容に関する問題が1題出題されます。
 
この問題は、他の大学ではあまり見かけないタイプの問題のため、対策をしておく必要があります。
 
問題Ⅴは、2つの英文の空欄に入れる共通する単語を答える問題です。

理工3学部入試の英語問題の難度は?

読まなければいけない英文量が多く、ただ英文を読むだけではなく論理的に読み取らなければいけないため、難度はかなり高いです。
 
英文が数学や科学などに関係している内容のため、理解するのが難しい生徒も多いでしょう。
 
他の学部でも見かけないような問題も出題されているため、英語力がかなり高い生徒も対策をしなければ対応するのが難しいかもしれません。

目標点はどのぐらい?

早稲田大学は毎年、合格最低点を公表しています。
 
2019年度・理工3学部の合格最低点を各学部ごとに表にまとめておきます。

基幹理工学部

学系 配点 合格最低点(%)
外国語 数学 理科 合計
学系Ⅰ 120 120 120 360 209(58.05%)
学系Ⅱ 215(59.72%)
学系Ⅲ 223(61.94%)

 
学系間で3%ほど合格最低点が異なっていますが、目標点は最低でも60%、英語が得意な生徒は70%以上を目指しましょう。

創造理工学部

学科 配点 合格最低点(%)
外国語 数学 理科 空間表現 合計
建築学科 120 120 120 40 400 222(55.5%)
総合機械工学科 360 212(58.88%)
経営システム工学科 203(56.38%)
社会環境工学科 222(61.66%)
環境資源工学科 195(54.16%)

 
学科間で合格最低点が約6%ほどの差がありますが、目標点は最低でも60%、英語が得意な生徒は70%以上を目指しましょう。

先進理工学部

学科 配点 合格最低点(%)
外国語 数学 理科 合計
物理学科 120 120 120 360 235(65.27%)
応用物理学科 223(61.94%)
化学・生命化学科 205(56.94%)
応用化学科 209(58.05%)
生命医科学科 211(58.61%)
電気・情報生命工学科 209(58.05%)

 
学科間で合格最低点が8%以上の差がありますが、目標点は最低でも60%以上、英語が得意な生徒は70%以上を目指しましょう。

早稲田大学・理工3学部の英語対策と勉強法


 
理工3学部の入試問題は、英文量も多く問題も独特です。
 
そのため、全問マークシート形式ですが、油断はできません。
 
基本的な英語の勉強をしたあとで、過去問を中心に勉強して問題形式に慣れましょう。

長文読解対策

早稲田大学理工3学部入試の英語は、読まなければいけない英文量が多いため、英文を速く読む力をつけなければいけません。
 
英語を速く読む前に正確に読む力をつけなければいけないので、基本的な文法や単語の暗記をしてから、5~10行の英文を精読しましょう。
 
英文精読の勉強は、単語の意味から英文を推測するのではなく、文法や構文から英文を正確に読めるようになるために行います。
 
そのため、文法や単語を知らなすぎると、そちらに意識が向いてしまうため、英文精読をする目的がぶれてしまいます。
 
時間をかけて一文一文正確に読んでいきましょう。
 
英語を速く読むのに、急いで速く読む必要はありません。
 
日本語の文章を読むことを思い出してみてください。
 
私たちは急いで読まなくても、十分速く文章を読むことができています。
 
これは、一回読んだだけで内容を理解できるからです。
 
しかし、英文は一回読んだ後、左右を行ったり来たりして内容を理解しようとするために、時間がかかってしまいます。
 
これを日本語と同じように一回読んだだけで内容を理解できるようになれば、急いで読まなくても入試で出題される英文量程度なら、試験時間内に十分読めるようになるのです。
 
頭の中で日本語に訳さず、英語として読んで意味を理解できる部分が増えれば、より一層速く読めるようになります。
 
最初は難しいと思いますが、どこまでをひとつのまとまりとして読めば理解しやすいのか徐々にわかってくるでしょう。
 
これは慣れが大きいため個人差がありますが、精読ができていれば必ずできるようになります。
 
受験の1~2ヶ月前にこの勉強をし出すと間に合わない可能性もあるため、秋頃から取り組みましょう。
 
また、段落ごとに書かれている内容と段落同士のつながりを意識しながら英文を読むようにすれば、段落整序問題が解きやすくなります。

理工3学部独特な問題の対策

毎年、理工3学部入試問題のⅣは、独特な問題が出題されています。
 
これらの問題は他の入試問題で見かけないため、過去問を勉強して慣れなくてはいけません。
 
最初は、読んだことがないような英文に戸惑う生徒が多いでしょうが、慣れてくれば理解できるようになります。
 
また、単語の注釈がないので、このタイプの英文によく出てくる単語は覚えておきましょう。

文法・語法問題対策

文法問題自体は、標準的な問題が出題されています。
 
語句整序問題は、日本語訳がない語句整序問題に慣れている生徒は多いので、戸惑う生徒は少ないはずです。
 
標準レベルの問題を解けるように、問題集で勉強しておけば文法問題は合格点は取れます。
 
問題Ⅴ対策として入試標準レベルの単語は、スペルまで正確に覚えましょう。
 
問題Ⅴのようなタイプの問題は、時間をかけて考えても浮かばないときは浮かばないので、必要以上に時間をかけないように注意してください。

ENGLISH-Xは合格するために最適な環境を提供しています

英語が苦手な生徒は、自分は頭が悪いからできるようにならない、元々英語の勉強に向いていない、などと考えてしまっている生徒がいます。
 
確かに、生徒によって向き不向きや暗記の得意不得意はあるとは思いますが、入試で問われている英語力はそのようなものとほとんど関係ありません。
 
適切な時期に適切な勉強をすれば、ほとんどの生徒が合格点を取れるようになります。
 
入試で合格点をとるのに最も大切なことは、今の自分にとって必要な勉強をすることです。
 
ENGLISH-Xは、5万人以上の生徒を指導した経験がある塾長自ら生徒のアセスメントを行い、個人別に学力や性格を考慮したカリキュラムを作成します。
 
生徒はカリキュラムにしたがい、自分に必要な勉強を適切な方法で勉強するため、予想以上に学力があがっていきます。
 
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色々と試しても学力があがらなかった生徒は、英語の勉強の仕方がわかるはずです。
 
勉強はいつ始めても遅いということはないので、志望校に合格することを諦めないでください。
 
出来るだけ多くの生徒が志望校に合格し、新しい大学生活に希望を抱き高校を卒業できることを願っています。

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