「明治大学理工学部の英語の傾向や難易度は?」
「理工学部英語の対策には、どんな勉強が必要?」
明治大学の理工学部を目指す受験生の、こんな疑問に答えます!
この記事は、明治大学理工学部を目指す受験生のために、目黒の英語専門塾ENGLISH-Xが監修して制作しました。
明治大学理工学部の合格に役立つ情報をお伝えするので、どうぞ最後までお読みください!
※この記事は、7分ほどで読めます。
Contents
明治大学の理工学部英語の傾向
明治大学の一般試験は、3つの方式で実施されます。
- 学部別入試
- 全学部統一入試
- 共通テスト利用入試
この記事では、受験者が最も多い「学部別入試(3科目方式)」の英語について解説します。まずは問題の全体像を、サクッと確認しましょう。
理工学部英語の配点と時間
英語は、360点中の120点です。明治大学は英語の配点が高い学部が多いなか、理工学部ではどの科目も配点が均等になっています。学部別入試で実施される、3科目は以下のとおり。
- 数学:120点(90分)
- 理科:120点(80分)
- 英語:120点(60分)
理系の学部なので、数学と理科が大事になるのは明らかです。しかし英語で得点を稼げれば、ライバルに差がつけられるので、入試で優位に立てるでしょう。
出題と解答の形式
明治大学の理工学部英語は、長文のみの1題で構成されます。近年は1000〜1500語ほどの超長文が出題されており、手際よく解答することが必要です。
長文のテーマは一定ではなく、物語と論説のどちらも出題されてきました。解答形式は「マーク+記述」で、選択式の設問が6割強、記述式の設問が4割弱ほど出題されています。
明治大学理工学部の英語対策と勉強法【おすすめ参考書アリ】
明治の理工学部英語は、私立の理系学部にしては珍しい形式の問題です。超長文が出題され、記述の割合が多めなので、英語に不安がある受験生の対策は必須です。
以下で、合格レベルに達するための対策&勉強法を解説します。ぜひ参考にしてください。
語彙は基礎を固める
明治大学の理工学部英語には、ハイレベルな英単語も出てきます。ただし、類推して読めば問題ありません。
『ターゲット1900(旺文社)』などの単語帳を1冊マスターできていれば、語彙力は十分でしょう。1つの単語に対する以下の知識をセットで覚えると、語彙系の設問への対応力が増します。
- 同意表現
- 語形変化
- 派生語
余裕がある人は、さらに『解体英熟語(Z会)』などで、熟語の知識も増やしてください。
「単語を覚えるのが苦手…」という方には、以下の記事もおすすめ!
文法は標準レベルまで仕上げる
文法・語法系の設問は、大学入試の標準レベルの問題が解ければOK。まずは『Next Stage 英文法・語法問題(桐原)』などで、網羅的な学習をしましょう。
総合的に学習したのちに、仕上げとして『頻出英文法・語法問題1000(桐原書店)の基礎・標準』の問題まで学習すればOKです。
「文法がわからない…」「どうやって勉強すればいい?」そんな受験生には、以下の記事もおすすめ!
精読力を高めて超長文に慣れる
明治大学理工学部の英語対策として、長い英文に慣れる練習は必須。超長文が、1題という特殊な形式だからです。
60分という時間で「内容正誤の判断」や「記述での内容説明」を含む多様な設問をこなす必要があります。そのため、精読力の高さは武器になります。力を身につけて、できるだけスムーズな解答を目指してください。
精読力を身につけ、長い長文に慣れるために、以下の問題集や参考書を使って学習に励みましょう。
- 英文解釈の技術70(桐原)
- 基礎 英文解釈の技術100(桐原)
- イチから鍛える英語長文500〜1000(Gakken)
余裕があれば『パラグラフリーディングのストラテジー1・2(河合)』で、パラグラフリーディングの練習をするのがおすすめ。
超長文の攻略のために、文章構造を把握してメモ程度の要約をしておくと、文脈の理解や解答を行うときに役立ちます。
長文が苦手な人は、以下の記事もおすすめ。長文読解のレベルアップに向けて大切なことをお伝えします!
差がつく和訳の質を高める
明治の理工学部の英語には、英文和訳が必ず出題されます。わりあい多くの出題があるので、しっかり対策できたか否かで、差がつく設問になるでしょう。
過去問演習までに、やるべき学習は大きく以下の2つです。
- 精読力を高める
- 演習問題で経験値を積む
下線部和訳は、初めは直訳でもOKです。ただし、そのままだと得点にならないため、本文内容を正確に解釈することが重要。
さらに自分の言葉で、自然な日本語に訳せるレベルに到達できるように、経験値を積みましょう。準否定(hardly:ほとんど〜ない)や、部分否定(not + necessarily:必ずしも〜というわけではない)が絡む機会が見受けられるので、チェックしておきましょう。
学習に使用する参考書・問題集は、和文英訳が基礎から学べる『英文和訳の演習 入門編〜基礎編(駿台)』がおすすめです。
英作文は添削あるのみ
近年は、英作文(和文英訳)も必ず出題されます。対策として最も効果があるのは、過去問を解いて、しっかり添削を受けることです。
レベルアップを目指すためには不可欠なので、あなたの解答の仕上がりを見てもらう環境も構築しましょう。
過去問演習の前には、短期間で質の高い練習ができる『英作文ハイパートレーニング和文英訳編(桐原)』を使って、経験値を高めてください。まったく書けない場合は、英作文の前に文法や語法から復習をしましょう。
なお和文英訳は、本文中からヒントが見つかることも。すぐに書けない場合は、本文を読み進めて、後からチャレンジするのもアリです。
そもそも「英作文が書けない…」「苦手だ…」という受験生は、以下の記事もおすすめ。
過去問で時間感覚を磨く
時間内に解き切る練習は、過去問演習で行いましょう。長文が1題というシンプルな問題がゆえに、調子が狂えば、点数を大きく落とす可能性もあるでしょう。
試験時間に対しての設問数は、むやみに多い訳ではありません。しかし、解答時間が足らなくなる以下のような要素があります。
- 英文の量が多い
- 時間のかかる設問がある(内容正誤・和訳・英作文)
英文を速く読むトレーニングができればベターですが、まずは精読力をつけて、解答をスムーズに行うことが一番の時短です。
少し長めの長文や和訳があり、問題の一部やレベルが近い問題は、以下のとおりです。
- 青山学院の理工学部
- 学習院大学
- 東京理科大学の理学部
明治大学の理工学部英語の難易度は?
明治大学の理工学部の英語は、大学入試全体からすると標準的なレベルです。難解な文法や単語は多く出題されないため、高校英語の定番を抑えれば、十分通用します。
ただし、注意は必要です。「長めの長文読解」や「記述式の問題演習」の経験値が足らない受験生は、間違いなく苦戦するでしょう。繰り返しますが、対策は必須です。
合格のために「最低7割以上で、理想は8割以上」の得点を目指して、対策となる勉強を進めましょう。
明治の理工学部は英語を対策して差を広げよう!
明治大学の理工学部に合格したい人は、数学や理科の学習はもちろん大事!しかし配点の割合は、英語も均等です。
英語でライバルと差を広げられれば、合格が近づくでしょう。和訳や英作文まで、得点にできる力を、しっかり身につけてください!
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