
早稲田大学商学部は「学識ある実業家」の育成を教育理念にしています。
卒業生は、産業界をはじめさまざまな世界で、中心的役割を担い活躍しています。
早稲田大学・商学部入試では、英語の配点が他の科目よりも高く全体の40%を占めるため、英語の対策は必須です。
問題形式がバラエティに富み、英語の総合力が問われる問題が出題されています。
商学部入試の英語の傾向と勉強法をご紹介します。
商学部を志望している生徒は、これを参考に出来るだけ早く傾向を把握して対策をしましょう。
Contents
早稲田大学・商学部入試の英語出題傾向
商学部は、長文読解問題4題、会話文1題が出題されています。
長文はそれぞれ500~700語ほどで、比較的読みやすい英文が出題されていますが、試験時間に対して英文量は多く、紛らわしい選択肢など含まれている問題も出題されているため、時間の余裕はそれほどないでしょう。
解答形式は、大部分の問題はマークシート形式で、和訳問題など数問は記述式です。
配点は80点、試験時間は90分です。
2019年度入試の出題形式と問題形式を表にまとめておきます。
問題番号 | 出題形式 | 問題形式 |
Ⅰ | 会話文 | 空欄補充問題、同意表現選択問題、和文英訳問題 |
Ⅱ | 長文読解 | 内容一致問題、同義語選択問題、空欄補充問題、タイトル選択問題、和訳問題 |
Ⅲ | 長文読解 | 内容一致問題、空欄補充問題、同意表現選択問題、指示対象抜き出し問題 |
Ⅳ | 長文読解 | 空欄補充問題、同一用法選択問題、内容一致問題、同意文選択問題 |
Ⅴ | 長文読解 | 空欄補充問題、内容一致問題、タイトル選択問題、和訳問題 |
商学部入試の英語問題の難度は?
比較的読みやすい英文が出題されていますが、読まなければいけない英文量が多くため、試験時間内で解き切るためにはスピディーな読解が必要となります。
大部分の問題は基本~標準レベルですが、中には紛らわしい選択肢が含まれている問題ため、難度はやや高めです。
目標点数はどのぐらい?
早稲田大学は、受験者平均点と合格最低点を公表しています。
2019年度商学部の各科目の受験者平均点と合格最低点を表にまとめておきます。
教科 | 配点 | 科目 | 受験者平均点(%) | 合格最低点(%) |
外国語 | 80 | 英語 | 39.559(49.44%) | 129.25(64.62%) |
国語 | 60 | 37.676(62.79%) | ||
地歴・公民または数学 | 60 | 日本史 | 38.029(63.38%) | |
世界史 | 40.008(66.68%) | |||
政治・経済 | 22.604(37.67%) | |||
数学 | 16.226(27.04%) | |||
合計 | 200 |
英語の受験者平均点は50%を下回っていて難しいことがわかりますが、合格するためには最低でも65%、英語が得意な生徒は70%以上を目標にすると良いでしょう。
早稲田大学・商学部入試の英語の対策と勉強法
商学部の問題形式は、多岐に渡り英語の総合力が問われています。
そのため、さまざまな対策をしなければいけないので、入試に間に合うように対策は出来るだけ早くから始めた方が良いでしょう。
文法・語法問題対策
大問で文法問題は出題されていませんが、小問で複数問出題されています。
用法を問われる問題が出題されることもあるので、文法書を読んでおくことも必要です。
少しレベルが高い語句が見られますが、これらの単語は暗記する単語数を増やすのではなく、文脈から意味を推測する力をつけて理解できるようにした方がよいです。
文法は、標準的な文法問題集と参考書を繰り返し勉強するだけでよいでしょう。
単語や熟語は「速読英単語」(Z会)などを使って英文を読みながら覚えていくようにすると、英文を読むスピードも速くなるのでオススメです。
文法も単語もあまり細かいことまで覚える必要はありません。
合否のカギは、正解できる人が少ない難問を正解することではなく、標準的な問題の取りこぼしを少なくすることです。
長文読解対策
まだ長文対策の段階に至っていない生徒は、文法や単語の暗記をして長文を読むためのベースを強化してください。
基礎となる部分を疎かにすると、後々伸び悩むことが多いです。
大量の英文を速く読めるようになるには、まず英文を正確に読めるようになる必要があります。
英文精読は、知っている単語の意味から英文の意味を推測することではなく、文法的にこの英文はこう読むしかない、という精読力をつけなければ意味がありません。
試験時間内に大量の英文を読めるようになるには、左から右に一回読んだだけで意味を把握できなければいけません。
それができるようになるだけで、英文を読むスピードは格段に速くなります。
句や節をひとつのまとまりとして捉えて、日本語に訳さずに英語として読んでいく練習をしましょう。
和訳問題対策
毎年商学部では、2~3問和訳問題が記述式で出題されており、合否のカギになっています。
和訳問題は英作文よりは、ひとりで勉強しても得点アップが期待できます。
英文を左から右に読むだけで意味が把握できるような練習が必要ですが、和訳問題では意味が通る日本語を書かなければいけないので、英文によっては右から左に戻って訳さなければいけない問題もあります。
ひとりで和訳問題対策をする生徒には、「英文和訳演習」(駿台文庫)がオススメです。
商学部の和訳問題はそれほど難しい問題は出題されないので、中級編まで勉強すれば十分でしょう。
中級編を勉強しても全く点が取れない生徒は、文法や単語の暗記や精読の勉強をもう少しやるか、基礎編から勉強することをオススメします。
「英文和訳演習」をオススメする理由は、採点基準が掲載されていることと、細かい部分まで解説が掲載されていることです。
自分の書いた日本語訳が何点取れるかわからないことが、ひとりで和訳問題対策するときの短所でしたが、この問題集を使って勉強すればその心配もありません。
英作文対策
英作文は、自分の書いた英文を添削してもらうことが最も効果的です。
しかし、商学部では10語程度の英作文が出題されるので、ひとりで勉強してもある程度の得点アップが期待できます。
いきなり英作文対策の問題集を解いても、ある程度英文が書ける生徒は良いですが、全く書けない生徒は構文集の暗記から始めましょう。
英作文は、暗記している英文量が多いほど書けるようになるからです。
英作文対策を、最後にやる生徒がいますが、英作文は慣れが重要なので夏ごろから少しずつ書くようにした方が良いでしょう。
ENGLISH-Xが早稲田大学商学部の合格にはベストである理由は?
まず、生徒が受験勉強を始めるときに困ることは、どう勉強していけばよいかわからないことです。
他の生徒がやっている勉強が自分に合っているかわからないですし、どのようなペースで勉強していけば受験までに間に合うのかもわからないでしょう。
また、大部分の人は何かをするときに、自主的にするよりも人に言われたことをする方がしやすいという傾向があります。
ENGLISH-Xは5万人以上の生徒を指導した経験がある塾長自ら生徒のアセスメントを行い、生徒の学力と志望校を考慮したカリキュラムを作成します。
これによって、生徒は必要な勉強を効率よく進めることができるのです。
また、受験勉強は長期間やる気を維持することが重要ですが、ひとりでやる気を維持するのは非常に難しいことです。
ENGLISH-Xは、生徒からの質問や勉強以外のアドバイスにも応じて、生徒が志望校に合格できるようにメンタル面も含めて全面的にサポートしています。
無料体験授業を行っているので、お気軽に申し込んでみてください。
1回体験授業を受けただけでも、今までわからなかったことがわかるようになるかもしれません。
たったひとつのことがわかっただけで、志望校の合格に近づくこともあります。
体験授業を受けたあと、志望校合格への最短ルートが見えるはずです。