【受験生必見】早稲田大学・教育学部入試の英語の傾向と対策・勉強法

早稲田大学・教育学部の教育目的は、優秀な教育者の育成だけではなく、社会で活躍できる有能な人材を養成することです。
 
卒業生は、教育者になるよりも情報通信や金融をはじめさまざまな企業に就職し活躍している方が多いです。
 
早稲田大学
 
早稲田大学・教育学部は、文系学科と理系学科が同じ英語の試験を受験することになります。
 
出願時に学科と専攻を申請し、志望学科ごとに合否が判定されます。
 
学科によって入試科目や配点、合格最低点などが異なるので注意しなければいけません。
 
早稲田大学・教育学部入試の英語の傾向と勉強法をご紹介します。
 
英語の配点が高い学科を志望している生徒は、他の生徒よりも早めに対策を始めましょう。
 

早稲田大学・教育学部入試の英語出題傾向


 
教育学部では、長文読解が3題、会話文が1題、語句整序問題あるいは長文読解が1題出題されています。
 
設問数は毎年50問。
 
解答形式は全問マークシート形式です。
 
配点は50点(英語英文学科、複合文化学科は1.5倍)。
 
試験時間は90分です。
 
2019年度入試の出題形式と問題形式を表にまとめておきます。
 

問題番号 出題形式 問題形式
 Ⅰ 英作文 語句整序問題
 Ⅱ 長文読解 内容一致問題、意味選択問題、内容把握問題
 Ⅲ 長文読解 語句言い替え問題、内容把握問題、タイトル選択問題
 Ⅳ 長文読解 空欄補充問題
 Ⅴ 会話文 空欄補充問題

 
2019年度は700語前後の長文読解問題が3題でしたが、長文が4題出題される年度もあります。
 
長文読解問題が4題出題されると読まなければいけない英文が増えるので、時間が足りなくなるかもしれません。

文学部入試の英語の難度は?

文学部入試の英語の問題は、英文自体は標準的な難度ですが、読まなければいけない英文量が多く、紛らわしい選択肢がある問題もみられるため難度は高いです。
 
長文は、社会や文化、言語などさまざまなジャンルから出題されていますが、中には理系の生徒向きのテーマが出題されることがあり、文系の生徒にはより一層難しく感じるでしょう。

目標点数はどのぐらい?

早稲田大学文学部は、毎年各学科の合格最低点を公表しています。
 
2019年度の合格最低点を表にまとめておきます。
 
全学部英語の配点は50点、総点150点です。
 
英語英文学科と複合文化学科の英語の得点は、得点調整後に得点を1.5倍にしています。
 
国語国文学科の国語の得点は、得点調整後に得点を1.5倍しています。
 
数学科の数学の得点は、得点調整後に得点を2倍しています。
 
合格最低点は3教科の合計点です。
 

学科・専攻・専修 合格最低点
教育学科 教育学専攻 教育学専修 95.913
生涯教育学専修 92.224
教育心理学専修 100.304
初等教育学専攻 文科系 94.254
理科系
国語国文学科(国語の得点1.5倍) 108.371
英語英文学科(英語の得点1.5倍) 109.548
社会科 地理歴史専修 98.178
公共市民学専修 96.495
理学科 生物学専修 91.425
地球科学専修 85.995
地球科学専修(地学選択者募集枠) 82.495
数学科(数学の得点2倍) 120.495
複合文化学科(英語の得点1.5倍) 文科系 117.270
理科系

 
全ての教科には合格基準点が設けられていて、全ての教科の得点が合格基準点に満たない場合は、合計点で合格最低点を上回っていても不合格となります。
 
合格基準点を公表している学科もあります。
 
国語国文学科の国語、英語英文学科の英語、数学科の数学の合格基準点は全受験者の平均点。
 
学科によって合格最低点が5%ほど異なっています。
 
合格最低点が高い学科を受験する生徒は65~70%、合格最低点が低い学科を受験する生徒は60~65%を目標に勉強しましょう。

早稲田大学・教育学部の英語の対策と勉強法


 
教育学部は全問マークシート形式ですが、文脈全体から判断する問題や紛らわしい選択肢が含まれている問題などが出題されているため、油断をせずにしっかり対策して試験に臨みましょう。

長文読解問題対策

教育学部入試では、試験時間内に大量の英文を読まなくてはいけません。
 
しかし、いきなり長文読解対策はできません。
 
長文を速く読めるようになるには、段階を踏んで勉強していくことが大切です。
 
ベースとなるのは、文法や単語などの基礎知識です。
 
長文読解対策に取り掛かる前に、私立大学で出題されるような文法問題を解けるようになるまで勉強する必要はありません。
 
文法書を見ながら薄めの文法問題集を解き、基礎的な単語帳を1冊暗記するだけで十分です。
 
精読は、時間をかけてもよいので文法や構文の知識を使ってしっかり読んでください。
 
文構造が複雑な英文を理解するためには、この英文は文法的にこうとしか読めない、という力を身につけなければいけません。
 
精読の勉強が終わったら、英文を一回読んだだけで意味がわかるようになる勉強に取り掛かります。
 
句や節をひとまとめにとらえて左から右に読むだけで意味がわかるようになるまで練習しましょう。
 
文学部の問題の中には紛らわしい選択肢もみられるので、どの問題も根拠を持って解答できるように、過去問や長文読解問題集を使って練習しましょう。

語句整序問題対策

2019年度に出題された語句整序問題は、与えられた単語を並べて、指定された箇所に入る単語の選択肢を選ぶ問題です。
 
文法、熟語、構文などの知識を使って適切な英文を作らなければいけませんが、この手の問題はセンター試験でも長年出題されているため、解き慣れている生徒が多いです。
 
教育学部で出題される問題はセンター試験よりは少し難しいですが、文法や熟語などの基礎を疎かにせずに勉強してきた生徒にとったら全問正解できる問題です。
 
文法問題集、熟語集、構文集などを繰り返し勉強してから、多くの語句整序問題を解いて慣れてください。

会話文対策

文学部では毎年1題は会話文の問題が出題されています。
 
会話文独特な口語表現を覚えていない生徒は、暗記から始めましょう。
 
会話の意味だけではなく、話した人の状況や意図などを掴むと問題が解きやすくなります。
 
会話文問題の出来が合否のカギとなることもあるので、過去問や会話文問題集を利用して徹底的に対策しておきましょう。

受験勉強で悩んでいる生徒は、ENGLISH-Xの体験授業を受けてみてください

自分がしている勉強を続けていて学力はあがるのか、またどのぐらい時間がかかってどのレベルまであがるのか、と不安に思ったことがある生徒は多いでしょう。
 
同じ勉強をしている生徒が、同じように学力があがるわけではありません。
 
すごく伸びる生徒もいれば、あまり伸びない生徒もいます。
 
もちろん、個人個人で色々な能力は少し異なっていますが、伸びる生徒と伸びない生徒の差は能力の差ではなく、自分にとって適切な勉強をしているかが大きく影響しています。
 
数学で連立方程式の勉強をしたとき、一次方程式をしっかり解ける生徒と解けない生徒では差がでます。
 
数学の場合は、連立方程式の勉強をする前に一次方程式の勉強をしないといけないと自分で気づくことができるのですが、英語ではなにが自分に足りていないかを判断するのは難しいです。
 
また、どこまで勉強すれば次のステップに進んで良いのかもわかりにくいのです。
 
ENGLISH-Xでは、5万人以上の生徒を指導した経験がある塾長自ら生徒のアセスメントを行い、生徒の学力と志望校を考慮したカリキュラムを作成しています。
 
生徒にとって今最も必要な勉強をしてもらうことで、効率よく学力があがるようになります。
 
志望校に合格するために、勉強面だけではなくメンタル面も含めて全面的にサポートしています。
 
無料体験授業を行っているので、お気軽に一度申し込んでみてください。
 
特に今まで色々と試しても成績があがらなかった生徒は、体験授業を受けたら希望が持てるようになるはずです。

この記事が気に入ったら
いいねください!

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう